嵐山光三郎『俳句花の歳時記』新発売
株式会社企画の庭(企画制作)株式会社プロリンク(発売)では嵐山光三郎「花の俳句歳時記」のCD版を発売致します。 松尾芭蕉、与謝蕪村らの俳人や、夏目漱石、永井荷風らの作家の俳句を、春夏秋冬の四季に咲く花の視点でまとめて、紹介しつつ嵐山流の人生論が語られ、気楽に聞けるCDです。
○嵐山光三郎「花の俳句歳時記」のCD版を発売
―芭蕉、一茶らの名句を通して楽しい人生論を語る
「花咲く窓」から小さな物語がきこえてくる(嵐山光三郎の「解説」より)
松尾芭蕉、与謝蕪村らの俳人や、夏目漱石、永井荷風らの作家の俳句を、春夏秋冬の四季に咲く花の視点でまとめて、紹介しつつ嵐山流の人生論が語られ、気楽に聞けるCDです。
「悪党芭蕉」で泉鏡花賞、読売文学賞をダブル受賞するなど、俳句に造詣の深い嵐山光三郎が、自作の俳句や母親の俳句なども織り交ぜ、楽しみながら、俳句の面白さ、人生の楽しさを語っています。
2月15日発売の「春の部」には、「桜」「椿」、「山吹」「こぶし」「桃の花」「散る桜」「八重桜」「あやめ」「つつじ」「藤」が収められています。
この中の「さくら」では、「さまざまの 事おもひだす 桜かな」という芭蕉の俳句をとり上げて、藤堂藩をやめて江戸に出てきた芭蕉の人生にも分け入り、語っています。
「椿」では、「落ちざまに 虻を伏せたる 椿かな」(夏目漱石)。
「散る桜」では、「花散つて 水は南へ 流れけり」(正岡子規)、「山守りの ひやめし寒き さくらかな」(与謝蕪村)、「よるとしや 桜のさくも 小うるさき」(小林一茶)などが収められています。
また、「あやめ」の項目では、芭蕉が足袋を青く染めていたのは「まむし除け」であったとの、おもしろい新解釈もしています。
次回の「夏の部」の発売は、5月15日で、続いて「秋の部」(8月15日発売)、「冬の部」(11月15日発売)を予定しています。
価格は各2000円(税込)
全国書店、レコード店、デパートCDコーナーなどで販売します。
また、『楽天市場』、『かったねっと』などでも販売いたします。
(このCDは、2006年4月より2007年3月まで文化放送で放送されたものを、再編集したものです。)
企画制作 株式会社企画の庭
http://www.soratobuniwa.com/
中央区日本橋1−14−5白井ビル
TEL03−3272−7907
販売(発行) 株式会社プロリンク
http://www.prolink.co.jp/
千代田区岩本町3−9−9第一瀬野ビル
TEL03−5823−6252
花の俳句歳時記 解説 嵐山光三郎
「花咲く窓」から小さな物語が聞こえてくる
春は花に酔う季節です。目がさめれば、ひとすじの春日に照らされて花が咲いている。花の芽が動く。甘い香りがはじけると、一瞬頭が冴返り、窓辺に顔を近づけて、心をときめかすのです。ぐらぐらと目玉が揺れる。
わき道に咲く一輪の花。駅裏の路地に自生する名も知らぬ花。山道低くどこまでも咲いていく花。公園の名所に咲く花。校庭の雑木林に咲く花。いかなる花にも、花の事情、理由が秘められているのです。それを古人は俳句に詠んできました。春の花の句は、どれもこれもラブレターなのです。花に狂ってしまうんですね。花はわがままですから、ただ「美しい」だの「清楚だ」だとほめたって、反応してくれません。句を詠む人の揺れる心を見ているのです。乱れる心が花を挑発するのです。
やがて花が散っていく。散るときに花弁がすれる音を聞き、風に吹かれて舞い上がるさきを見届ける。夜になれば、満月にむかって残花が目を見開いている。いつしか花は散り、月光に吸い込まれていくのです。
私の「花の歳時記」は「花咲く窓」なのです。書斎で仕事をしているときも、夜の居酒屋で酒を飲むときも、胸の中に「花咲く窓」があって、窓を開けると一面に花が咲いていて、語りかけてくるのです。
―芭蕉、一茶らの名句を通して楽しい人生論を語る
「花咲く窓」から小さな物語がきこえてくる(嵐山光三郎の「解説」より)
松尾芭蕉、与謝蕪村らの俳人や、夏目漱石、永井荷風らの作家の俳句を、春夏秋冬の四季に咲く花の視点でまとめて、紹介しつつ嵐山流の人生論が語られ、気楽に聞けるCDです。
「悪党芭蕉」で泉鏡花賞、読売文学賞をダブル受賞するなど、俳句に造詣の深い嵐山光三郎が、自作の俳句や母親の俳句なども織り交ぜ、楽しみながら、俳句の面白さ、人生の楽しさを語っています。
2月15日発売の「春の部」には、「桜」「椿」、「山吹」「こぶし」「桃の花」「散る桜」「八重桜」「あやめ」「つつじ」「藤」が収められています。
この中の「さくら」では、「さまざまの 事おもひだす 桜かな」という芭蕉の俳句をとり上げて、藤堂藩をやめて江戸に出てきた芭蕉の人生にも分け入り、語っています。
「椿」では、「落ちざまに 虻を伏せたる 椿かな」(夏目漱石)。
「散る桜」では、「花散つて 水は南へ 流れけり」(正岡子規)、「山守りの ひやめし寒き さくらかな」(与謝蕪村)、「よるとしや 桜のさくも 小うるさき」(小林一茶)などが収められています。
また、「あやめ」の項目では、芭蕉が足袋を青く染めていたのは「まむし除け」であったとの、おもしろい新解釈もしています。
次回の「夏の部」の発売は、5月15日で、続いて「秋の部」(8月15日発売)、「冬の部」(11月15日発売)を予定しています。
価格は各2000円(税込)
全国書店、レコード店、デパートCDコーナーなどで販売します。
また、『楽天市場』、『かったねっと』などでも販売いたします。
(このCDは、2006年4月より2007年3月まで文化放送で放送されたものを、再編集したものです。)
企画制作 株式会社企画の庭
http://www.soratobuniwa.com/
中央区日本橋1−14−5白井ビル
TEL03−3272−7907
販売(発行) 株式会社プロリンク
http://www.prolink.co.jp/
千代田区岩本町3−9−9第一瀬野ビル
TEL03−5823−6252
花の俳句歳時記 解説 嵐山光三郎
「花咲く窓」から小さな物語が聞こえてくる
春は花に酔う季節です。目がさめれば、ひとすじの春日に照らされて花が咲いている。花の芽が動く。甘い香りがはじけると、一瞬頭が冴返り、窓辺に顔を近づけて、心をときめかすのです。ぐらぐらと目玉が揺れる。
わき道に咲く一輪の花。駅裏の路地に自生する名も知らぬ花。山道低くどこまでも咲いていく花。公園の名所に咲く花。校庭の雑木林に咲く花。いかなる花にも、花の事情、理由が秘められているのです。それを古人は俳句に詠んできました。春の花の句は、どれもこれもラブレターなのです。花に狂ってしまうんですね。花はわがままですから、ただ「美しい」だの「清楚だ」だとほめたって、反応してくれません。句を詠む人の揺れる心を見ているのです。乱れる心が花を挑発するのです。
やがて花が散っていく。散るときに花弁がすれる音を聞き、風に吹かれて舞い上がるさきを見届ける。夜になれば、満月にむかって残花が目を見開いている。いつしか花は散り、月光に吸い込まれていくのです。
私の「花の歳時記」は「花咲く窓」なのです。書斎で仕事をしているときも、夜の居酒屋で酒を飲むときも、胸の中に「花咲く窓」があって、窓を開けると一面に花が咲いていて、語りかけてくるのです。
企業情報
企業名 | (?)プロリンク |
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代表者名 | 吉原 恒朗 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
(?)プロリンクの
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