11月に発刊された「2010ネットコミュニティ白書」の販売が好調で2刷が決定しました。中でも、NHKと任天堂を事例に他業界での取り組みの様子が反響を呼んでいます。
本書では、事例として、NHKがケータイとの連動番組を制作し20代、30代の視聴者獲得に成功している例や、任天堂のベストセラーの携帯ゲーム機DSiを使った投稿サービス「うごメモ」が低年齢層と親世代を中心に活用されている様子が紹介されています。
ますます進化を続けるネットコミュニティの最前線を他産業の事例も交えて紹介している本書は、広く業界関係者などに好評を得、2刷を決定しました。
「2010ネットコミュニティ白書」詳細URL:
http://www.m-create.com/publishing/net_com.html
2010年度版の本書では、「ソーシャル」と「オープン」を軸に、各社がユーザー同士で共有して楽しむことのできる「ソーシャルアプリ」の充実や、第三者に開発を開放する「オープン化」に移行する動きを詳述。
また、他業界がネットコミュニティに着目し、自社のサービスを拡大している様子が事例として掲載されている点が目を惹く。特に、NHKと任天堂が多くのユーザーからの支持を獲得している様子やその要因がレポートされており、本書の特徴の一つとなっている。
業界を問わず活用の最前線から、ネットコミュニティを取り巻く様々な環境まで俯瞰することができる一冊だ。
注目の他業界事例
【NHKに見る放送とネットの可能性】
放送業界とネットの競合が言われているが、実際にはどうなのかは気になるところである。
NHKでは、メディアの中心はテレビという考えがありながらも、現在のネットの普及はサービスを広げる機会であるとして前向きにとらえている。
ユーザーが投稿を行うことで視聴者の間でコミュニケーションが行われ、それが番組への起爆剤となり、相乗作用を形成する。
NHKは「のど自慢」に代表されるように、昔から視聴者参加型の番組を作ってきたが、時代と共に進化させ、今はケータイを活用した番組を作っている。
ケータイからの投稿番組や、ケータイ配信の小説とテレビ番組を連動させた推理ドラマなど、高い支持を得ている。
また、YouTubeやニコニコ動画といった動画共有サイトとNHKオンラインを連動させ、幅の広いユーザーの獲得に成功した。
NHKは公共放送であるので、受信料からのネット関連への支出には制約があり、厳しいガイドラインのもとに、投稿作品にも慎重な審査が行われている。
ネットはオープンでフラットなものだが、公共放送として、公共性と共有性のバランスが重要である。
それらは競合するものではなく、共有性を意識することで、NHKならではの公共性が強化されるので、ネットの持つ共有性を導入することで、より番組が洗練されるという考えである。
公共性とネットならではの共有性をどう融合するか、具体的な連動番組を紹介しつつ、パプリックとコモンをキーワードに放送とネットの在り方を探っている。放送人はもちろん、コンテンツ関係者に多くの示唆を与える。
【任天堂に見るゲームしネットの新たな展開、はてな社とのコラボから】
任天堂とはてなによる対談は、DSiの「うごメモはてな」という、最先端のネット企業とゲーム会社が展開する、「パラパラマンガサービス」を事例にあげており、ゲーム専門のメディアクリエイトならではの目の付けどころである。
「うごメモはてな」は、ゲームの枠にはまらない、全く新しいサービスである。近年ネットにおけるUGCが注目されているが、「うごメモ」は特に低年齢層の支持を受けており、一般的なネットコミュニティでは、ただ見ている人の方が多いが、ここではユーザーの半数が投稿者で、非常に多いのが特徴的である。
大人では考えつかないような、子供ならではの自由な発想から投稿がなされている。さらに、ルールの共有が存在しており、雰囲気を壊すような行為や他社の作品をそっくりコピーすることは許さない。
ユーザー同士が秩序を保ち、面白くしようと啓蒙しているので、ユーザーの自浄作用による秩序の形成、コンテンツを相互利用し合う「クリエイティブコモン」が既に実現されている様子も興味深い。
北米と欧州でも展開をはじめ、国境を超えたサービスにもなりつつある。
「2010ネットコミュニティ白書」
11月6日発売
A4版、160ページ、9,800円(税込)
お求めは全国の有力書店、政府刊行物センター、またはこちらから
http://www.m-create.com/publishing/net_com.html
【【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社メディアクリエイト 今井
TEL:03-3294-7031 E-mail:imai@m-create.com
【会社概要】
会社名 株式会社メディアクリエイト
代表者 代表取締役 細川敦
設立 1994年8月
所在地 東京都千代田区神田神保町1-1-17東京堂第3ビル5階
TEL:03-3294-7031 FAX:03-3294-7036
URL http://www.m-create.com
E-mail main@m-create.com
《関連URL》
http://www.m-create.com/
http://www.m-create.com/publishing/net_com.html
http://www.m-create.com/publishing/net_com_2010.html
「2010ネットコミュニティ白書」詳細URL:
http://www.m-create.com/publishing/net_com.html
2010年度版の本書では、「ソーシャル」と「オープン」を軸に、各社がユーザー同士で共有して楽しむことのできる「ソーシャルアプリ」の充実や、第三者に開発を開放する「オープン化」に移行する動きを詳述。
また、他業界がネットコミュニティに着目し、自社のサービスを拡大している様子が事例として掲載されている点が目を惹く。特に、NHKと任天堂が多くのユーザーからの支持を獲得している様子やその要因がレポートされており、本書の特徴の一つとなっている。
業界を問わず活用の最前線から、ネットコミュニティを取り巻く様々な環境まで俯瞰することができる一冊だ。
注目の他業界事例
【NHKに見る放送とネットの可能性】
放送業界とネットの競合が言われているが、実際にはどうなのかは気になるところである。
NHKでは、メディアの中心はテレビという考えがありながらも、現在のネットの普及はサービスを広げる機会であるとして前向きにとらえている。
ユーザーが投稿を行うことで視聴者の間でコミュニケーションが行われ、それが番組への起爆剤となり、相乗作用を形成する。
NHKは「のど自慢」に代表されるように、昔から視聴者参加型の番組を作ってきたが、時代と共に進化させ、今はケータイを活用した番組を作っている。
ケータイからの投稿番組や、ケータイ配信の小説とテレビ番組を連動させた推理ドラマなど、高い支持を得ている。
また、YouTubeやニコニコ動画といった動画共有サイトとNHKオンラインを連動させ、幅の広いユーザーの獲得に成功した。
NHKは公共放送であるので、受信料からのネット関連への支出には制約があり、厳しいガイドラインのもとに、投稿作品にも慎重な審査が行われている。
ネットはオープンでフラットなものだが、公共放送として、公共性と共有性のバランスが重要である。
それらは競合するものではなく、共有性を意識することで、NHKならではの公共性が強化されるので、ネットの持つ共有性を導入することで、より番組が洗練されるという考えである。
公共性とネットならではの共有性をどう融合するか、具体的な連動番組を紹介しつつ、パプリックとコモンをキーワードに放送とネットの在り方を探っている。放送人はもちろん、コンテンツ関係者に多くの示唆を与える。
【任天堂に見るゲームしネットの新たな展開、はてな社とのコラボから】
任天堂とはてなによる対談は、DSiの「うごメモはてな」という、最先端のネット企業とゲーム会社が展開する、「パラパラマンガサービス」を事例にあげており、ゲーム専門のメディアクリエイトならではの目の付けどころである。
「うごメモはてな」は、ゲームの枠にはまらない、全く新しいサービスである。近年ネットにおけるUGCが注目されているが、「うごメモ」は特に低年齢層の支持を受けており、一般的なネットコミュニティでは、ただ見ている人の方が多いが、ここではユーザーの半数が投稿者で、非常に多いのが特徴的である。
大人では考えつかないような、子供ならではの自由な発想から投稿がなされている。さらに、ルールの共有が存在しており、雰囲気を壊すような行為や他社の作品をそっくりコピーすることは許さない。
ユーザー同士が秩序を保ち、面白くしようと啓蒙しているので、ユーザーの自浄作用による秩序の形成、コンテンツを相互利用し合う「クリエイティブコモン」が既に実現されている様子も興味深い。
北米と欧州でも展開をはじめ、国境を超えたサービスにもなりつつある。
「2010ネットコミュニティ白書」
11月6日発売
A4版、160ページ、9,800円(税込)
お求めは全国の有力書店、政府刊行物センター、またはこちらから
http://www.m-create.com/publishing/net_com.html
【【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社メディアクリエイト 今井
TEL:03-3294-7031 E-mail:imai@m-create.com
【会社概要】
会社名 株式会社メディアクリエイト
代表者 代表取締役 細川敦
設立 1994年8月
所在地 東京都千代田区神田神保町1-1-17東京堂第3ビル5階
TEL:03-3294-7031 FAX:03-3294-7036
URL http://www.m-create.com
E-mail main@m-create.com
《関連URL》
http://www.m-create.com/
http://www.m-create.com/publishing/net_com.html
http://www.m-create.com/publishing/net_com_2010.html
企業情報
企業名 | 株式会社メディアクリエイト |
---|---|
代表者名 | 細川 敦 |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |
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