FFRI、標的型攻撃対策ソフトウェア「FFR yarai」シリーズVer.2.2をリリース ～製品ラインナップのGUI統一や対応プラットフォームを拡充～

　サイバーセキュリティ領域において国内で独自の研究開発活動を展開している株式会社フォティーンフォティ技術研究所（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：鵜飼裕司、以下 FFRI）は、標的型攻撃対策ソフトウェア「FFR yarai」シリーズのVersion2.2を2013年1月30日にリリースいたします。

国家や企業の機密情報搾取を目的とした標的型攻撃では、巧妙な攻撃手法を取り入れており、ターゲット組織のセキュリティ対策を潜り抜けることを目的としたマルウェアが次々と作成されています。FFR yaraiシリーズは、従来のセキュリティ対策で用いられているシグニチャやパターンファイルなどに依存せず、標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を4つのヒューリスティックエンジンにより、様々な角度から分析し、未知の脅威に対して高い精度で攻撃を検知・防御します。

今回のバージョンアップでは、年々増加するユーザー企業様からの要望に応え、管理機能の強化と対応プラットフォームの拡充を実現しました。各製品のバージョンアップの概要は以下のとおりです。

●FFR yarai Version 2.2　（以下、yarai 2.2）
　・Java設計脆弱性攻撃マルウェア駆除機能の追加
　・例外リストのインポート・エクスポート機能の追加
●FFR yarai 脆弱性攻撃防御機能 Version 2.2　（以下、yaraiZDP 2.2）
　・Java設計脆弱性攻撃マルウェア駆除機能の追加
　・例外リストのインポート・エクスポート機能の追加
　・メインウィンドウのGUI変更（駆除タブと設定タブの追加）
　・例外リスト管理ツールの廃止（後述のFFR Enterprise Management Consoleにて対応）
　・対応OSに下記64bit OSを追加
　　- Windows 7 ： Starter, Home Premium, Professional, Enterprise, Ultimate
　　- Windows Server 2008 R2 ： Standard, Enterprise, Datacenter
●FFR Enterprise Management Console Version 2.2　（以下、EMC 2.2）
　・yaraiZDP 2.2の例外リスト管理ツール廃止に伴い、例外リスト配信に対応
　・リモート駆除機能の追加
　・検知ログのクライアント情報にIPアドレスとMACアドレス情報を追加
　・対応OSに下記64bit OSを追加
　　- Windows Server 2008 ：　Standard, Enterprise

FFRIでは、サイバーセキュリティ上の未知の脅威に対抗するプロアクティブな研究開発体制を強化するとともに、今回のバージョンアップのようなユーザー企業様からのご要望に応えるユーザビリティの改善についても随時対応し、継続的に製品を強化することで、お客様に安心と安全をご提供してまいります。

製品名称
・FFR yarai Version 2.2
　http://www.fourteenforty.jp/products/yarai/index.htm
・FFR yarai 脆弱性攻撃防御機能 Version 2.2
　http://www.fourteenforty.jp/products/yaraizdp/index.htm
・FFR Enterprise Management Console Version 2.2
リリース日
・2013年1月30日

■株式会社フォティーンフォティ技術研究所について
　FFRIは2007年、日本において世界トップレベルのセキュリティリサーチチームを作り、IT社会に貢献すべく設立されました。
現在では日々進化しているサイバー攻撃技術を独自の視点で分析し、日本国内で対策技術の研究開発に取り組んでいます。研究内容は国際的なセキュリティカンファレンスで継続的に発表し、海外でも高い評価を受けておりますが、これらの研究から得られた知見やノウハウを製品やサービスとしてお客様にご提供しています。
　主力製品となる、「FFR yarai」はミック経済研究所調べによるエンドポイント型標的型攻撃対策分野における出荷金額においてNo.1を獲得しております。(※2)
※2出典：情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望2012【外部攻撃防御型ソリューション編】