1万円以下の湿式外断熱工法『エコサーム』 単年10倍以上の成長／4割安となる業界最安値の構築で新築・改修ともに実例増加、開発6年で24万m2導入へ

魔法瓶のように断熱材で建物を包むことで、冷暖房効率が高まり省エネを実現する『外断熱』。空調の利用料金を無断熱に比べ約7割に抑えられ、室内の快適性を維持しながら『節電対策』を実施することが可能です。東邦レオでは病院・福祉施設・オフィスビル・住宅など、これまでに1600件の外断熱建築に携わっています。

断熱性能の高さから省エネや躯体の長寿命化を重視した建物に積極的に採用されている外断熱ですが、コスト面に課題があり国内では普及が遅れています。

高性能を低コストでどう実現するか。そこで（1）材料調達 （2）製造 （3）流通 （4）施工のすべてを見直し、大幅なコスト削減を実施し、自社従来工法と比べて『4割安』となる9,800円/ｍ2(※)の外断熱工法『エコサーム』を開発。平成21年度より発売を開始し、これまでに16.5万ｍ2を施工。今期は5年前と比べ14倍となる約8万ｍ2の受注となる見込みです。

『エコサーム』は樹脂系モルタル接着材を使用して断熱材と躯体を接着し、断熱材表面をガラスメッシュとベースモルタルで被覆、表面を左官で仕上げる外壁の外断熱工法です。

耐火構造2時間認定の取得や、JIS規格（A6909）の16倍にあたる耐候試験の実施により、性能を確認しています。コンクリート躯体を保護することで中性化の抑制に役立ち、8kg/m2と軽量のため建物への負荷が少ないことから、建物の長寿命化改修に採用される事例が増えています。

経年劣化による外装タイルの落下防止に対応するため、外壁剥落防止に有効な「ピンネット工法」と外断熱「エコサーム」を組み合わせた外壁補修技術も開発。安全・省エネ・外装デザインなど多様なニーズに対応しながら2年後にはエコサームを主体にした外断熱事業全体で18億の売上げを目指したい所存です。

＜備考(※)＞
材料費、輸送費、直接工事費、端部や開口部周りの処理費を含む税別価格（基準面積：300ｍ2）となります（建物の形状、階高が都度異なるため工事費の中には下地の不陸調整費と仮設足場費用が含まれておりません）。改修の場合は、3割程度の割増となります。既設外壁の状況や施工難度、施工時期により異なります。

＜外断熱工法「エコサーム」詳細について＞
　http://www.ecopro.jp/ecotherm/index.html