イーソル、品質の確保と証明を促進する、組込みソフト開発プロセス支援ツールを開発
イーソル株式会社は、組込みソフトウェア開発向けに、ウェブブラウザベースの開発プロセス支援ツール「eSOL eWeaver(イーウィーバー)」のプロトタイプ開発を完了したことを発表します。
2014年11月14日
報道関係者各位
イーソル株式会社
イーソル、品質の確保と証明を促進する、組込みソフト開発プロセス支援ツールを開発
~低価格のライセンスで、機能安全規格の適合を目指す様々な企業を支援~
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、組込みソフトウェア開発向けに、ウェブブラウザベースの開発プロセス支援ツール「eSOL eWeaver(イーウィーバー)」のプロトタイプ開発を完了したことを本日発表します。eWeaverは、V字モデルで定義されるソフトウェア開発のライフサイクル全体で、開発に関わる各種活動と成果物を統合的に管理します。作業項目の一覧やそれぞれの連関、成果物との関係などを簡単に視覚化して、トレーサビリティを確保できるため、品質の確保と向上を可能にします。また開発者の管理作業の手間を軽減し、作業の抜け漏れや重複などによる手戻りをなくせるため、開発を効率化できます。低価格のライセンス設定により、自動車やFA・産業機器、医療機器など機能安全規格への適合が求められるシステムや、セキュリティ機器、インフラ設備機器など、高い品質基準が求められるシステムのメーカ及びベンダを強力に支援します。eWeaverは、2015年第2四半期のリリースを予定しています。
イーソルは「Embedded Technology 2014 組込み総合技術展」(会期:2014年11月19日(水)~21日(金)、会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市))のイーソルブース(ブース番号:D-22)にて、eWeaverのデモ実演を行います。
組込みシステムの高度化に伴って、ソフトウェア開発の肥大化と複雑化がとどまることなく進行し続ける中、人手による開発プロセス管理は限界を超えています。一方、特に機能安全規格対応が求められるような人命にかかわるシステムや、止まることが許されないインフラ系システムにおいて、品質管理やそれを証明する説明責任が厳しく要請されるようになっています。eWeaverは、要求分析、設計、コーディング、テスト、レビューといった上流から下流までの一連の開発プロセスを半自動的に管理してトレーサビリティを確保し、こうした品質確保と証明の要請に応えます。
eWeaverは、プロジェクト管理ツール「Redmine」、構成/変更管理ツール「Subversion」、データベース「MySQL」といったオープンソースを基盤に、独自機能をRedmineプラグインとして実装しています。各種ドキュメントとソースコードはSubversionで管理し、プロジェクトの問題点やレビューやテストなどの活動は「チケット」としてRedmineで管理します。ワークフローを定義するRedmineの「トラッカー」には、要求管理から出荷後のサポートまでの各開発プロセスが標準で設定されています。広く使われているこれらの機能に加え、各種ドキュメントやソースコードに埋め込まれたトレーサビリティアイテムを抽出(オーサリング)し、そのアイテム間のリンケージ生成と管理する機能を提供します。これにより、例えば開発途中に変更要求が発生した時は、チケットや成果物への影響範囲を自動的に抽出し、全体へのインパクト分析が可能です。これらの機能は、Redmineの独自プラグインと、それと連携する市販オフィスソフト向けアドオンとして実装されています。さらに、Backlogsプラグインを統合しており、組込みソフトウェア開発におけるアジャイル開発プロセスの導入を支援します。ユーザインターフェースにはRedmineのウェブブラウザインターフェースを採用し、インターネット接続ができる環境下であれば、どこからでも利用できるため、分散開発にも適しています。数多く提供されているRedmineプラグインを利用した、ユーザによる機能拡張も容易です。低コストで導入できる、ライセンス体系と価格設定の検討を進めています。
イーソルはeWeaverのほかにも、機能安全規格への適合支援に関し、包括的なソリューションを用意しています。豊富な経験と知識に基づくプロセス改善やアーキテクチャ分析などのコンサルティングサービスと、高い技術力と豊富なリソースが強みの受託開発サービスを組み合わせて、現場の様々なニーズに柔軟に対応し、効率的な機能安全規格への適合を可能にします。また、自動車向けISO26262および産業機器向けIEC61508の第三者認証を間もなく取得予定のリアルタイムOSプラットフォーム「eT-Kernel Platform」に加え、IEC61508/ISO26262に準拠したイタリアのヨジテック社製ソフトウェア・テスト・ライブラリ「fRSTL」を用意しています。
イーソル株式会社 執行役員 ソフトウェア技術統括責任者 兼 技術本部長 権藤 正樹 のコメント
「イーソルはこれまで高信頼性のOSプラットフォームの提供で組込みソフトの品質確保を支援してきました。ソフトウェア開発手法やプロセスの正しさで品質管理が求められる現在、eWeaverの提供により、開発プロセスの面からも品質向上支援を開始します。eWeaverは、開発プロセスで必要な一連の機能を揃えながら、低コストで導入できることがメリットです。開発者が競争力を左右する本来のソフトウェア開発に注力できるように、イーソルはコンサルティングサービスなどを組み合わせた開発プロセス管理を強力に支援します。」
<補足資料>
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
報道関係者各位
イーソル株式会社
イーソル、品質の確保と証明を促進する、組込みソフト開発プロセス支援ツールを開発
~低価格のライセンスで、機能安全規格の適合を目指す様々な企業を支援~
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、組込みソフトウェア開発向けに、ウェブブラウザベースの開発プロセス支援ツール「eSOL eWeaver(イーウィーバー)」のプロトタイプ開発を完了したことを本日発表します。eWeaverは、V字モデルで定義されるソフトウェア開発のライフサイクル全体で、開発に関わる各種活動と成果物を統合的に管理します。作業項目の一覧やそれぞれの連関、成果物との関係などを簡単に視覚化して、トレーサビリティを確保できるため、品質の確保と向上を可能にします。また開発者の管理作業の手間を軽減し、作業の抜け漏れや重複などによる手戻りをなくせるため、開発を効率化できます。低価格のライセンス設定により、自動車やFA・産業機器、医療機器など機能安全規格への適合が求められるシステムや、セキュリティ機器、インフラ設備機器など、高い品質基準が求められるシステムのメーカ及びベンダを強力に支援します。eWeaverは、2015年第2四半期のリリースを予定しています。
イーソルは「Embedded Technology 2014 組込み総合技術展」(会期:2014年11月19日(水)~21日(金)、会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市))のイーソルブース(ブース番号:D-22)にて、eWeaverのデモ実演を行います。
組込みシステムの高度化に伴って、ソフトウェア開発の肥大化と複雑化がとどまることなく進行し続ける中、人手による開発プロセス管理は限界を超えています。一方、特に機能安全規格対応が求められるような人命にかかわるシステムや、止まることが許されないインフラ系システムにおいて、品質管理やそれを証明する説明責任が厳しく要請されるようになっています。eWeaverは、要求分析、設計、コーディング、テスト、レビューといった上流から下流までの一連の開発プロセスを半自動的に管理してトレーサビリティを確保し、こうした品質確保と証明の要請に応えます。
eWeaverは、プロジェクト管理ツール「Redmine」、構成/変更管理ツール「Subversion」、データベース「MySQL」といったオープンソースを基盤に、独自機能をRedmineプラグインとして実装しています。各種ドキュメントとソースコードはSubversionで管理し、プロジェクトの問題点やレビューやテストなどの活動は「チケット」としてRedmineで管理します。ワークフローを定義するRedmineの「トラッカー」には、要求管理から出荷後のサポートまでの各開発プロセスが標準で設定されています。広く使われているこれらの機能に加え、各種ドキュメントやソースコードに埋め込まれたトレーサビリティアイテムを抽出(オーサリング)し、そのアイテム間のリンケージ生成と管理する機能を提供します。これにより、例えば開発途中に変更要求が発生した時は、チケットや成果物への影響範囲を自動的に抽出し、全体へのインパクト分析が可能です。これらの機能は、Redmineの独自プラグインと、それと連携する市販オフィスソフト向けアドオンとして実装されています。さらに、Backlogsプラグインを統合しており、組込みソフトウェア開発におけるアジャイル開発プロセスの導入を支援します。ユーザインターフェースにはRedmineのウェブブラウザインターフェースを採用し、インターネット接続ができる環境下であれば、どこからでも利用できるため、分散開発にも適しています。数多く提供されているRedmineプラグインを利用した、ユーザによる機能拡張も容易です。低コストで導入できる、ライセンス体系と価格設定の検討を進めています。
イーソルはeWeaverのほかにも、機能安全規格への適合支援に関し、包括的なソリューションを用意しています。豊富な経験と知識に基づくプロセス改善やアーキテクチャ分析などのコンサルティングサービスと、高い技術力と豊富なリソースが強みの受託開発サービスを組み合わせて、現場の様々なニーズに柔軟に対応し、効率的な機能安全規格への適合を可能にします。また、自動車向けISO26262および産業機器向けIEC61508の第三者認証を間もなく取得予定のリアルタイムOSプラットフォーム「eT-Kernel Platform」に加え、IEC61508/ISO26262に準拠したイタリアのヨジテック社製ソフトウェア・テスト・ライブラリ「fRSTL」を用意しています。
イーソル株式会社 執行役員 ソフトウェア技術統括責任者 兼 技術本部長 権藤 正樹 のコメント
「イーソルはこれまで高信頼性のOSプラットフォームの提供で組込みソフトの品質確保を支援してきました。ソフトウェア開発手法やプロセスの正しさで品質管理が求められる現在、eWeaverの提供により、開発プロセスの面からも品質向上支援を開始します。eWeaverは、開発プロセスで必要な一連の機能を揃えながら、低コストで導入できることがメリットです。開発者が競争力を左右する本来のソフトウェア開発に注力できるように、イーソルはコンサルティングサービスなどを組み合わせた開発プロセス管理を強力に支援します。」
<補足資料>
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
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企業情報
企業名 | イーソル株式会社 |
---|---|
代表者名 | 長谷川 勝敏 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
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