現役大学生の約半数が大学入試制度の改革に反対。ゆとり世代に新たな偏見が生まれることを懸念。
株式会社トモノカイは、弊社独自媒体であるメールマガジンt-newsにおいて、現役大学生・大学院生を対象に「大学入試制度改革」についてアンケート調査を実施。回答から、現役大学生が日本の大学入試制度をどのように考えているかが明らかになった。
《現在の大学入試制度を変更すべきだと考える現役大学生は半数に留まる。政府の教育再生実行会議の改革案に反対する声も。》
現役大学生・大学院生221名に対して、「あなたは現在の大学入試制度を変更する必要があると思いますか?」と尋ねたところ、回答者全体の54%が「はい」、46%が「いいえ」と回答しました。「はい」を回答した方からは、「今の制度では評価の対象が学力の面に偏りすぎている。」(東京大学/教養学部/理科一類/2年/女性)「試験では暗記ばかりが重要視され、発展した発想力や創意工夫を凝らす技能を有するか、などを見ることが少ないから。」(帝京平成大学/薬学部/薬学科/1年/男性)など現在の入試が記憶力や知識量のみを評価基準としており、実際に社会で必要とされている知識の活用力や人間性を評価できていないという声が多くよせられました。さらに、「推薦入試やAO入試と一般入試合格者との学力差がありすぎる。」(法政大学/人間環境学部/人間環境学科/1年/女性)「AOや推薦入試はやめて、試験による入試のみにすべきだと思います。」(東北学院大学/法学部/法律学科/2年/男性)などと人間性や高校時代の活動を評価基準とするAO入試や推薦入試と学力重視の一般試験の学生が同じ大学に入学すると両者の間で学力などに差が出てしまうため、どちらかの評価基準に統一すべきだと言う声も寄せられました。一方、「いいえ」と回答した方からは、「大学入試では大学で勉強する上で必要な基本的な学力を問うべきでそれ以上のものを見る必要はないと思うから。」(東京大学/法学部/公共学科/4年/男性)などと大学はそれぞれの専攻の勉強や研究を行う場であり、大学で学問を修めるための基礎知識を大学入試で問うべきであるため現在の大学入試制度が適しているというような意見が挙げられました。また、「現在入試制度の改革として提案されている「達成度テスト」のシステムは 生徒一人一人の高校生活の自由度を狭めると思うから。」(東京理科大学/工学部第一部/経営工学科/1年/男性)などと教育再生実行会議によって提言されている「達成度テスト」のあり方に反対する意見も寄せられました。
近年では大学入試制度の改革が大きな話題となっていますが、現代の社会状況の中で実際に大学入試を経験した現役大学生で現在の大学入試を変更する必要性を感じている学生はあまり多くないようです。
《大学生の55%が大学入試改革後の社会からの評価に不安を示す。ゆとり世代に新たな偏見生まれることを懸念か》
上記の項目に加えて、「あなたは大学入試改革前の世代と大学入試後の世代で社会からの評価か変わってしまうという危惧や不安がありますか?」と尋ねたところ、55%が「はい」、45%が「いいえ」と回答しました。教育制度の変更により生まれた「ゆとり世代」という言葉のように、大学入試制度が変わることで改革前と改革後の世代で社会からの評価が変わってしまうのではないかと不安を持っている現役学生が多いようです。「はい」と回答した方からは、「ゆとり教育がそうであったように、一人ひとりの中身を見てもらえず、全体としてのレッテルを貼られてしまうから。」(東京大学/理学部/天文学科/4年/女性)「現時点でも、ゆとり世代に対する偏見のようなものが多く社会に存在しているため、そうしたものが今後さらに生まれうると思う。」(慶應義塾大学/商学部/商学科/3年/男性)など、ゆとり世代への偏見が存在するように、入試制度が変わることで改革前の世代に対して社会が良くないイメージをもってしまうのではないかと懸念する声が寄せられました。さらに、「プレゼンテーションスキルなどがない自分にとって、面接練習などを重ねて大学入試を突破した後輩に突き上げられるのでは…という懸念は抱いている。」(慶應義塾大学/文学部/人文社会学科/卒業/女性) と、大学入試制度改革案ではプレゼンテーションや集団討論を用いて思考力を試すなど「覚える」から「考える」入試への移行も盛り込まれています。高校時代からそういった入試に対応するために思考力やプレゼンテーションなどを磨いてきた世代に社会で追い抜かれてしまうのではないかという不安を抱いている大学生が多いようです。
《あなたは現在の大学入試制度を変更する必要があると思いますか?》
はい・・・・・・・54%
いいえ・・・・・・46%
《あなたは大学入試改革前の世代と大学入試後の世代で社会からの評価か変わってしまうという危惧や不安がありますか?》
はい・・・・・・・55%
いいえ・・・・・・45%
【調査概要】
調査会社:株式会社 トモノカイ
調査方法:WEBアンケ―ト
調査対象:t-newsに登録する現役大学生・大学院生
有効回答数:221人
調査日時:2014/11/22~2014/12/05
各回答の具体的な内容やグラフなどは、記事として以下のURL先にまとめています。
【アンケート結果】大学生の過半数が大学入試制度改革に賛成。知識の活用力を重視すべきという声多数。
https://www.tnews.jp/entries/13292
アンケート結果】大学生の過半数が大学入試制度改革に不安を示す。新たな偏見が生まれることを懸念か。
https://www.tnews.jp/entries/13331
現役大学生・大学院生221名に対して、「あなたは現在の大学入試制度を変更する必要があると思いますか?」と尋ねたところ、回答者全体の54%が「はい」、46%が「いいえ」と回答しました。「はい」を回答した方からは、「今の制度では評価の対象が学力の面に偏りすぎている。」(東京大学/教養学部/理科一類/2年/女性)「試験では暗記ばかりが重要視され、発展した発想力や創意工夫を凝らす技能を有するか、などを見ることが少ないから。」(帝京平成大学/薬学部/薬学科/1年/男性)など現在の入試が記憶力や知識量のみを評価基準としており、実際に社会で必要とされている知識の活用力や人間性を評価できていないという声が多くよせられました。さらに、「推薦入試やAO入試と一般入試合格者との学力差がありすぎる。」(法政大学/人間環境学部/人間環境学科/1年/女性)「AOや推薦入試はやめて、試験による入試のみにすべきだと思います。」(東北学院大学/法学部/法律学科/2年/男性)などと人間性や高校時代の活動を評価基準とするAO入試や推薦入試と学力重視の一般試験の学生が同じ大学に入学すると両者の間で学力などに差が出てしまうため、どちらかの評価基準に統一すべきだと言う声も寄せられました。一方、「いいえ」と回答した方からは、「大学入試では大学で勉強する上で必要な基本的な学力を問うべきでそれ以上のものを見る必要はないと思うから。」(東京大学/法学部/公共学科/4年/男性)などと大学はそれぞれの専攻の勉強や研究を行う場であり、大学で学問を修めるための基礎知識を大学入試で問うべきであるため現在の大学入試制度が適しているというような意見が挙げられました。また、「現在入試制度の改革として提案されている「達成度テスト」のシステムは 生徒一人一人の高校生活の自由度を狭めると思うから。」(東京理科大学/工学部第一部/経営工学科/1年/男性)などと教育再生実行会議によって提言されている「達成度テスト」のあり方に反対する意見も寄せられました。
近年では大学入試制度の改革が大きな話題となっていますが、現代の社会状況の中で実際に大学入試を経験した現役大学生で現在の大学入試を変更する必要性を感じている学生はあまり多くないようです。
《大学生の55%が大学入試改革後の社会からの評価に不安を示す。ゆとり世代に新たな偏見生まれることを懸念か》
上記の項目に加えて、「あなたは大学入試改革前の世代と大学入試後の世代で社会からの評価か変わってしまうという危惧や不安がありますか?」と尋ねたところ、55%が「はい」、45%が「いいえ」と回答しました。教育制度の変更により生まれた「ゆとり世代」という言葉のように、大学入試制度が変わることで改革前と改革後の世代で社会からの評価が変わってしまうのではないかと不安を持っている現役学生が多いようです。「はい」と回答した方からは、「ゆとり教育がそうであったように、一人ひとりの中身を見てもらえず、全体としてのレッテルを貼られてしまうから。」(東京大学/理学部/天文学科/4年/女性)「現時点でも、ゆとり世代に対する偏見のようなものが多く社会に存在しているため、そうしたものが今後さらに生まれうると思う。」(慶應義塾大学/商学部/商学科/3年/男性)など、ゆとり世代への偏見が存在するように、入試制度が変わることで改革前の世代に対して社会が良くないイメージをもってしまうのではないかと懸念する声が寄せられました。さらに、「プレゼンテーションスキルなどがない自分にとって、面接練習などを重ねて大学入試を突破した後輩に突き上げられるのでは…という懸念は抱いている。」(慶應義塾大学/文学部/人文社会学科/卒業/女性) と、大学入試制度改革案ではプレゼンテーションや集団討論を用いて思考力を試すなど「覚える」から「考える」入試への移行も盛り込まれています。高校時代からそういった入試に対応するために思考力やプレゼンテーションなどを磨いてきた世代に社会で追い抜かれてしまうのではないかという不安を抱いている大学生が多いようです。
《あなたは現在の大学入試制度を変更する必要があると思いますか?》
はい・・・・・・・54%
いいえ・・・・・・46%
《あなたは大学入試改革前の世代と大学入試後の世代で社会からの評価か変わってしまうという危惧や不安がありますか?》
はい・・・・・・・55%
いいえ・・・・・・45%
【調査概要】
調査会社:株式会社 トモノカイ
調査方法:WEBアンケ―ト
調査対象:t-newsに登録する現役大学生・大学院生
有効回答数:221人
調査日時:2014/11/22~2014/12/05
各回答の具体的な内容やグラフなどは、記事として以下のURL先にまとめています。
【アンケート結果】大学生の過半数が大学入試制度改革に賛成。知識の活用力を重視すべきという声多数。
https://www.tnews.jp/entries/13292
アンケート結果】大学生の過半数が大学入試制度改革に不安を示す。新たな偏見が生まれることを懸念か。
https://www.tnews.jp/entries/13331
企業情報
企業名 | 株式会社トモノカイ |
---|---|
代表者名 | 徳岡臣紀 |
業種 | ビジネス・人事サービス |
コラム
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