関西から引っ越してきて約半年が経ちました阿部です。
もともと、父が東京生まれ東京育ちのため、
小さい頃から「ど関西人」でありながらもどこか
東京の風を感じつつ育ったはずだったのですが。。
こうも表現、ニュアンスが異なるとは。西と東。
先日、主人(東京生まれ東京育ち)に、
「今日晩何がいい?」と、晩御飯の意向を聞いた時のこと。
何度尋ねても、目が点な主人。
5回目くらいでしょうか。
「今日、晩御飯何がいいかってば」と噛み砕いて説明したところ、
よーーーーやく通じました。
「今日晩何がいい?」を、彼はなんだと思っていたと思います?
「キョウバンナニ貝」っていう、貝の話だと思った、と。
「ツブ貝」「ムール貝」「キョウバンナニ貝」・・・・・。
いやいや。仮に貝の話だったとしましょう。
それでも、朝一番で突如貝の単語のみで連発して何度も訴えかける人、
見たことあります?(・・・・いたらごめんなさい)
イントネーションや言葉のチョイスが違うと、こうも通じないのか
ということが多々あり、日々頑張ってイントネーション力(?)の
取得から頑張っているこの頃です。
さて、イントネーションといえば、最近こんなリリースがありました。
▼音楽業界初!民謡日本一の山形娘朝倉さや、名曲を方言で歌う
カバーアルバム「方言革命」リリース決定
http://u.value-press.com/HzJBuI/
懐かしのあの曲この曲を、山形弁でカバーするという「方言革命」。
この朝倉さやさん、抜群の歌唱力をお持ちな上、
「なまりうた」という新たなジャンルを作って活動中という、
まさに「革命」。
さらに調べてみました。
すると、こんなリリースも。
▼BUYMA(バイマ)テレビCM放送開始~放送地域に合わせた
方言バージョンや、Web限定版の続編にも注目~
http://u.value-press.com/hozNa1/
放送地域に合わせた方言!オサレ女子をターゲットにした
このサイトならではの新鮮味があるように思います。
そして、これもまた、沖縄好きにはたまらないですね。
▼「ふぁいトン!」スタンプ第1弾登場!沖縄方言(うちなーぐち)
全40種類を「LINE クリエイターズスタンプ」で販売開始
http://u.value-press.com/lZqUqX/
スタンプで感情を表現できることがユーザーに受けて、
LINE利用者はもはや5億人とのこと。(8月13日 朝日デジタルより)
聞いたこともない方言も、一気に拡散されるかもしれませんね。
方言ビジネスの時代がきたと言われ始めて1~2年でしょうか。
方言を題材にしたテレビドラマや、方言をしゃべる自動販売機など、
まだ記憶に新しいものかと思います。
かつては、方言は「隠すもの」とする風潮だったのが、
今では「その人らしさ」の象徴として、
「出すもの」という雰囲気に変わってきました。
また、使い方、場合によっては方言の存在により相手との距離が
ぐぐっと縮まることもあるように思います。
プレスリリースは、「新規性」「ニュース性」がとても重要ですと、
ご案内をさせていただく場面が日ごろよくあります。
新しくてニュース性があることをゼロから考えようと思うと、
なかなかの難易度である気がします。
ですが、選び方によっては、
既にあるもの(方言ビジネス)×既にあるもの(歌う、CM、ライン)
=新しくてニュース性のあるもの
になる場合もあります。
「新規性」「ニュース性」を考えるのに煮詰まった時には
既にあるものを上手く組み合わせてみてはいかがでしょうか。
さて、本日も仕事上では、皆さまに聞き取りやすいよう、
しっかり頑張って標準語でのぞむ気満々な阿部です。
お電話で「あ!これは絶対阿部さんや!」と、
お気づきの方がいらっしゃいましたら、
合言葉は、是非「キョウバンナニ貝」で。
では本日も、よろしくお願いします。