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おはようございます。


日中の気温も随分と高くなってきて、
そろそろ冬も終わりですが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

顔は真冬でもテカテカと脂がみなぎる反面、
体と私生活はカサカサ枯渇寸前の平木です。



そろそろコートも要らなくなるタイミングですが、
今年の冬、そんな私のカサカサライフに、
潤いを与えたのはハンドクリームでした。



5年前はハンドクリームの価値など知るよしもなく、
女性がつやつやした手を演出するものだとばかり思っておりましたが、

加齢に加え、手をアライグマのように小まめに洗う癖も手伝って、
ここ数年は特に、冬の時期、
手がガサガサひび割れあかぎれで痛いやら痒いやら。。。


ということで今年の冬はハンドクリームが救世主とあいなったわけです。



しかし、右手と左手の甲を合せて、
ハンドクリームをスリスリすり込むあの仕草。


これがもうなんだか本当に女性っぽくて、
甘党のくせに見た目キュートなスイーツをオーダーできないような私には、
相当に抵抗がありました。。。


会社でも人目を盗んでコソコソとすり込んでいたのですが、
今年は乾燥する季節がやってくるまでに、
“男気溢れるハンドクリームをすり込む方法”を編み出したいと思います!





冒頭余談が長くなりましたが、
本日のお題は「“好き”の理由」です。



みなさまは、ご自身が好きなものの「それを好きな理由」を、
それぞれ把握されていますか?



たとえば音楽(楽曲)を例にあげてみましょう。


好きなアーティストの楽曲だから好きという理由もあると思いますが、
よく知らない新人の楽曲をいい曲だなと思うこともありますよね。


その場合、どこが好きなの?と問えば、
大抵の人は「メロディがいいんだよね」と答えると思うのですが、
しかし本当に「メロディがいい」と思っているのでしょうか(笑)?


私の場合は、好きな理由をいろいろな角度から検証、情報収集をします。

たとえば、

・プロデューサーは誰か?
・作曲者は誰か?
・演奏者は誰か?
・楽曲の中で好きな部分はどこか?
・好きな部分のコード進行はどうなっているか?
・歌声が誰かに似ていないか?
・アレンジが何かの楽曲に似ていないか?
・メロディが何かの楽曲に似ていないか?
・所属プロダクションはどこか?
・メーカー、レーベルはどこか?
・そのアーティストが影響を受けたアーティストは?

といった具合です。


これは、以前、楽曲を作る趣味を持っていたことや、
音楽に関わる仕事を少ししていた経験もあり、
その頃の影響なのだとは思いますが、

こうした検証結果により、
より明確な“好きな理由”を導き出せると、

自身がまだ知らない、
自身が関心があるであろう楽曲に出会えたりするのです。


iTunesのGenius機能のアナログ版といったところでしょうか。
http://goo.gl/C2Hgw



当時、とあるアーティストの方とお仕事を一緒にさせていただいた際に、
伺った話なのですが、

その方は作詞・作曲もされ、歌もご自身で歌われる、
いわゆるシンガーソングライターの方だったのですが、

ファンの方が、どういう点で(自分の楽曲を)「いい!」と思っているかを、
自分なりに分析、研究しているとのことでした。



そのひとつの要素が、
音を伸ばすメロディがある箇所で、
伸ばす音の歌詞の口の形が最後に「お」になるように設定するというもの。


わかりづらいですね(笑)。


万人が知っているであろう楽曲を例にあげてみましょう。

一青窈さんの「ハナミズキ」。

歌いだしの歌詞はまさにこれなのですが、


「そ~らを~、おしあげて~♪」


「そ~」と「を~」で音が伸びていますが、
口が「お」の形になりますよね?
つまりこういうことなのです。



そのアーティストの方は高音とビブラート(音を揺らすこと)がとても印象的なのですが、
確かに言われてみると“高音の「お~」”の発声が独特なんですね。


独特で印象的なだけに、きっとファンの方の中には、
この高音の「お~」中毒な方が大勢いると思うのですが、

恐らく、自身が高音の「お~」中毒だと
認識できている人はほとんどいないのではないでしょうか。


これをアーティスト側が認識していて、
新しく楽曲を発表する際も、

この高音の「お~」を随所に散りばめたりすると、
ファンの方は、その理由もわからず、
「やっぱり今度の楽曲もいいよね!」となるのだと思うのです。


これがバレてしまうと、ワンパターンとか、
マンネリというネガティブ評価に繋がりかねないので、

ファンの方に気づかれないようにこっそり仕掛ける
というのがポイントですね。



この発想はビジネスシーンでもあり得るシチュエーションだなと思います。



例えば、

「この会社のサービスって、どのサービスもイケてるなぁ」
「このサービスのメニューって、どれもこれもイケてるなぁ」

と思うことはないでしょうか?

共通点がすぐに思いつかないんだけど、なんかどれもこれもハートにグッとくる。



意図的ではないケースもあると思いますが、
その場合でも、きっと全てのサービスに共通している、

代表者・開発者の思想や社風などがベースとなる、
イケてる“何か”が存在していると思うのです。



ユーザーが具体的に説明できないその“何か”を把握し、
意図的に仕組んでいくことができたら、

理由が明確ではないが故に、
ユーザーは、その魅力にどんどんハマってしまう気がするのです。
「謎」って、魅力のひとつですよね。



弊社のサービスもまさにそれだと思いますが、
特に競合他社と差別化の難しいサービスなどにおいては、
これがカギになる可能性もありそうです。


理由が明確でない以上、
他社がそれを真似したりすることも至難の業ですし。



長くファンに愛され続けるため、
ハートにグッとくる、隠れたセールスポイントを把握する。
そのためには日々、検証・分析ですね。



そういえば、若い頃、付き合っている異性とやや喧嘩モードになったときに、
「私のどこが好きなわけ!?」的なことをよく聞かれました。


そういう場面で「顔」と言うわけにもいかず、
付き合っていくうちに好きになっている部分って、
必ずあるはずなんですが、
明確に言葉にできなかったのを覚えています。


社会人になって、仕事上で検証したり、分析したりする機会が増えたことで、
あらゆるものごとをそうした方向で捉える癖がついたのか、

歳をとってから、同様のケースになったときは、
「こういうときのこういう仕草が好き」といった具合に、

詳細、それも結構細かなシチュエーションで説明できるようになって、
これが原因で和解した例も結構ありました。



検証・分析が倦怠期の解決策になることもあるようです(笑)。



お後がよろしいようで。


それでは本日もよろしくお願い致します。


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