広報は、俯瞰した視点が重要ではないかと考えます
フリーライターとして活躍中の岡徳之さん。『マイナビニュース』『J-CASTニュース』『ダイヤモンド・オンライン』『ITmediaねとらぼ』『ITmediaマーケティング』『CNETJapan』『エンジニアtype』『R25本誌』『web R25』『R25 for smartphone』『サイボウズ式』『TOKYOART BEAT』『INTERNETWatch』など多数のメディアで執筆しています。印象に残っている記事や、ライターとして苦労されている点についてお話を伺いました。
Qご自身で書いた記事の中で特に印象に残っているものはありますか?
2012年4月に『ITmedia ねとらぼ』で執筆した、レストランチェーン「アンナミラーズ」の変遷を取り上げたインタビュー記事です。目標のひとつに定めていた、Yahoo!トピックス掲載を初めて達成した記事でした。アンナミラーズは、2012年1月に横浜ランドマークプラザ店を閉店し、残す営業店舗がウィング高輪店のみになったことで、各方面で話題になりました。世間的な関心が高い出来事の考察記事だったので、反響を得たのではないかと考えています。
Qライター/記者として、苦労されている点がありましたら教えてください。
担当している媒体が多いため、それだけ企画出しが求められます。得意とするIT・マーケティング領域はもちろん、それ以外の旬な情報も常に探しています。また、鮮度の高い情報を得るためにも、フットワーク軽く取材に応じてくださる専門家の方とのつながりは、数多く持っておきたいところです。
私は、担当している媒体の特性上、最新情報をすばやく報じることよりも、時間をかけて分析し考察することが求められます。“世の中の動きとして、こんな大きなシフトが起きている”“あまり知られていないが、こんな新しいトレンドがある”といった中長期的な論調で報じてほしいときに、お声がけいただければと思います。
Qこれまで印象に残っている、企業/広報担当者とのやりとりがありましたら教えてください。
『R25 for smartphone』でグルメ系の連載を担当しているときに知り合った、某飲食系企業の広報担当の方は印象に残っています。自社の情報についてだけでなく、プライベートで行った面白い飲食店なども積極的に教えてくださいました。公平な視点でいろんな情報を提供してくださるので、その方からいただく情報はとても信頼しています。
上記の方のように、広報は、俯瞰した視点が重要ではないかと考えます。自社が属する業界の競合企業の動き、業界全体としての変遷、世の中全体としての新しいトレンドなど、広い視野を兼ね備えた上で自社の魅力を語ることができれば、記者・ライター、そしてその先にいる読者に感謝される情報を作り出すことができると思います。
岡 徳之氏
- 媒体名
- フリーライター
- プロフィール
- 【執筆媒体】
『マイナビニュース』『J-CASTニュース』『ダイヤモンド・オンライン』『ITmediaねとらぼ』『ITmediaマーケティング』『CNET Japan』『エンジニアtype』『R25本誌』『web R25』『R25 for smartphone』『サイボウズ式』『TOKYO ART BEAT』『INTERNET Watch』