【気になるプレスリリース】斬新な切り口で話題
ValuePress!から配信されたプレスリリースの中から、セレクション編集部が「気になる!」「もっと知りたい!」と思ったリリースについて企業様に電話で突撃取材。プレスリリースに込めた想いや、書き方のコツについて伺う企画です。
「突破しませんでした」という切り口
株式会社nanapi様より2014年12月26日に配信されたプレスリリースが気になりました。
nanapiのコミュニケーションアプリ「アンサー」がリリース1年目に1億コメントを突破しませんでした
なんでも気軽に相談できて、どんなことにも即レスがくるアプリ「アンサー」。「※しかしながら、無事に2014年12月22日に1億コメントを達成しました。」という一文もあるように、コメントを達成しているのに、なぜ「突破しませんでした」という切り口でだしたのでしょう?
素直に書いてだしてみた
気になるので、電話で聞いてみました。「アンサー」開発プロデューサーであり、プレスリリースも担当された岡山さんは、丁寧に背景を教えてくださいました。
‐社内でアンサーコメント1億突破のプレスリリースを出そうと検討していた。
‐ただ、サービス開始から1年などではなく、2014年中で1億突破というのが、よく考えたらおかしいなと思った。
‐リリース1年でも達成しているんじゃないか? と調べてみたが、達成していなかった。
‐年末最終営業日で時間が無かったので、プレスリリースを出すか出さないかどうしようと思ったが、素直に書いて出してみた。
とのこと。「素直に書いて出してみた」にやられました。
サービスに合ったプレスリリース
本リリースに対し、はてぶ民からは、「どんなリリースだよw」「しなかったのかよっ!」と温かいツッコミが。SNSは「ツッコミどころ」を意識して書くとバズると言いますが、プレスリリースにも当てはまる…とは一概には言えません。
「プレスリリースの常識を打ち破ってくれるなぁ。果たしてメディア側はどう受け取るか。タイトルだけで少なくともメールは開いてくれそう。読んでみるとファクトもしっかりしてる」
「うまいし1億個目のコメントが生活感あふれる、、」
上記の感想からもわかるように、「事実」「データ」もきっちりおさえてあるし、なんでも気軽に発言できるゆるいやり取りが特徴のアプリだからこその、ピッタリのプレスリリースだったのだと思います。
ねとらぼさん他、多数のメディアに取り上げられ話題になりました。
Q株式会社nanapiの広報・PR情報
広報インタビュー 古川 健介 氏
広報活動もリアルタイムかつインタラクティブに
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