【意外と優秀?】もしものび太が企業の広報担当者だったら
何をやっても冴えない野比のび太。もしもドラえもんがやってこなかったら、大学受験にも就職にも失敗し、ついには起業するも、自分で使った花火の不始末で社屋が炎上、さらには倒産。100年かかっても返せない借金を抱え、さらにはジャイ子と結婚して子どもを6人もうけるという運命でした。 勉強も運動もダメ。歌も絵も下手。テストは0点。こんなのび太ですが、もしものび太が広報担当者になったら、意外と優秀なのではないでしょうか。のび太からは、広報活動に生かせるエッセンスを学ぶことができるのです。
得意なジャンルを持っている
NHK記者を経て、井之上パブリックリレーションズで執行役員を務める尾上玲円氏は、「理想のPRパーソン像」への回答として、「IT関連や医療系が強いなど、自分の専門領域を作っているのが望ましい」とおっしゃっています。
勉強も運動も歌も絵もからきしダメなのび太ですが、実はあやとりと射撃だけは誰にも負けません。
「もしもボックス」でできた「あやとりの世界」では、契約金3000万円で「日本プロあやとり協会」からスカウトされるほどのスキルの持ち主。
映画『新・のび太の宇宙開拓史』の中では、宇宙一の殺し屋ギラーミンに早撃ちで勝利するほどの腕前なのです。
きっと記者の間でも、「あやとりと射撃に関することはのび太さんに聞け」と認知されることでしょう。
全ての分野に広く浅く精通するよりも、「これだけは誰にも負けない」「○○と言えばあの人」と言ってもらえるような得意分野を持っている方が、広報担当者としての強みになるかもしれません。
睡眠をとるのがうまい
「広報担当者は24時間携帯を放すな」と言われますが、睡眠や休養はきちんと取らないと仕事に支障が出てしまいますよね。その点、3秒でいつでもどこでも眠れるのび太の特技は素晴らしい。眠りの天才のび太。0.93秒で眠りにつく世界記録を持つほどです。(「0.93秒のきせき ねむりの天才のび太」07.1.26OAより)。
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相手のことを考えた行動ができる
いつもドラえもんを頼ってばかりののび太ですが、時には自分よりも相手のことを考えた行動ができるのです。
「さようならドラえもん」の回では、ドラえもんが未来に帰ることに。自分がしっかりしないとドラえもんが安心して帰れないと思ったのび太は、一人でジャイアンとの喧嘩に立ち向かいます。殴られても殴られても立ち上がり、ジャイアンを倒そうとします。
「僕だけの力で君に勝たないと、ドラえもんが安心して帰れないんだ」
そしてついにジャイアンに勝利。それを見ていたドラえもんに、一人で勝てたから、安心して未来に帰って欲しいと告げるのです。
相手のことを考えた行動ができるのは、優秀な広報担当者にも当てはまります。
つい自社製品だけをアピールしたくなりますが、自社の情報だけでなく、他社の情報も伝えたり、業界全体の話をしたり。
時には自社のアピールにならなくても、記者からの質問や依頼に丁寧に応えるなど、記者のことを考えた情報を提供することが、記者との信頼関係を結ぶ秘訣です。
でも誤字脱字は致命的
優秀な広報担当者の素質を持つのび太ですが、誤字脱字は致命的。「のび太」を「のび犬」と書いたり、「血」を「皿」と書いたり。さらには平仮名も間違えます。「おじょうさん」を「おしょうさん」。「はなれててくださいな」を「はなれててくだちいな」など。
プレスリリースに誤字脱字は禁物です。記者の中には誤字脱字があるだけで読まないという方もいらっしゃいます。プレスリリースを書くときは、誤字脱字にご注意を。
いかがでしたか。誤字脱字はNGとして、のび太がもしも広報担当者だったら、意外と優秀なのではないでしょうか。のび太の姿から、広報活動に生かせるエッセンスが見つかれば幸いです。