ドラゴンボールで学ぶプレスリリース基本の型
プレスリリースには基本の型があります。今回は人気漫画『ドラゴンボール』を題材にプレスリリースの基本的な書き方をお伝えします。
ドラゴンボールとは
世界中に散らばった7つの球「ドラゴンボール」を集めると、神龍(しぇんろん)が現れて、どんな願いでも1つだけ叶えてくれるという。ドラゴンボールを集める主人公・孫悟空(そんごくう、以下、悟空)を中心に、冒険、努力、バトル、友情などを描いた長編漫画です。
今回は、悟空が伝説の戦士といわれる「超サイヤ人」になったことを書いたプレスリリースを元に、
プレスリリースの書き方のコツをお伝えします。
こちらがプレスリリースです。
以下、解説です。
世界初、日本一は効果的だけど要注意
Q1、タイトル
「世界初」、「日本一」は、ニュース性が高いため記者から注目を浴びやすい用語です。しかしながら、根拠のない「初」や「一」は逆にメディアの信用を失うことになりますので気をつけましょう。
※今回、「世界初」と書きましたが、劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』では、はるか昔、正義のサイヤ人が超サイヤ人ゴッドに目覚め、強大な悪のサイヤ人を駆逐しようとしたエピソードがありますので、世界初ではないかもしれません。
Q2、要約
要約では、タイトルを補足したり、またタイトルでは書けなかった商品・サービスの魅力を伝えましょう。
リード文で5W1Hを伝えよう
Q3、リード文
リード文では、「いつ(When)」、「誰が(Who)」、「なぜ(Why)」、「どこで(Where)」、「何を(What)」、「どのようにした(How)」がわかるようにしましょう。
また、「誰が」の前には、枕詞を書いて、どのような企業・団体なのかがわかるようにしましょう。
※今回は、ドラゴンボール初期から登場し、ドラゴンボールを使って世界征服をたくらむピラフ一味を主語にいたしました。
Q4、URL
ValuePress!からネットで配信されたプレスリリースは、ValuePress!のページや各サイトに転載されます。リード文を読んで興味を持った方がリンクに飛べるように、すぐ下に関連URLを載せましょう。URLの前には、何のURLなのか書きましょう。
Q5、概要
内容や用語など、〇〇とは何なのか、説明を入れてあげると親切です。
背景、特徴、今後の展開は重要
Q6、背景
なぜそのサービスが生まれたのかを書きましょう。社会的課題の解決になるなどの背景があれば、より取り上げられやすくなります。
Q7、特徴
商品・サービスの特徴を書きましょう。3つのポイントにまとめて書くと伝わりやすいです。
Q8、今後の展開
最後は今後の展開について書きましょう。ビジネス誌への掲載を狙う場合、売上の目標などが書かれていた方が良いです。
Q9、会社概要
住所や事業内容など、会社概要を書きましょう。会社のミッション・ビジョンや伝えたいことなどあれば、会社概要で紹介してください。
Q10、問合せ先
問合せ先は、必ず明記してください。また、プレスリリース配信から24時間は必ず連絡がつく状態にしておいた方が良いでしょう。連絡が繋がらず、問合せ手段がなく掲載が見送られたケースも多々あります。
いかがでしたか?
今では宇宙一の強さを誇る悟空ですが、最初は亀仙人から武道の基本を教わるところから始まりました。
今回ご紹介した基本の型が、プレスリリースを書く際のご参考になれば幸いです。