第28回伊豆耳鼻科懇談会のご案内
「癌!癌!ロックンロール」幾度も新聞書評に取り上げられた本書が、著者、赤木家康氏の近況が追加され増刷となった。下咽頭癌の診断後、喉頭摘出を受け失声した整形外科医が、復職後も次々と襲いかかる癌と対峙し続けてきた姿を描ききった好著。人はこんなにも勁くなれるのか!
「想定を超えた事態に備えておけ」情報の世界に伝えられる格言である。癌という名の災厄に打ち克つのは最後、意志の力だ。この本を読めば、人間という生き物に思わず賛歌を捧げたくなるだろう。(ジャーナリスト 手嶋龍一)
この熱いメッセージが寄せられた異色闘病記「癌!癌!ロックンロール」の著者、赤木家康氏は、八王子市内にある667床の大病院、永生病院の副院長。2005年末、ステージ4の下咽頭癌と診断されてより、喉頭摘出を伴う手術、化学放射線療法、失声、人工喉頭プロヴォックスを用いたシャント発声により音声回復を果たし、術後11カ月で、手術、診療に復帰するという稀有の体験をされた、現役の整形外科医師である。
2011年春、癌完治の目安である、術後5年を目前にして、舌癌、食道癌に襲われ、手術を繰り返した後、診療に復帰。11月に「癌!癌!ロックンロール」を上梓し、癌との決別を期していたところ、2011年12月16日、病理検査の最終結果、癌研有明病院の主治医K医師から中咽頭癌再発を告知された。
赤木医師は語る。「薄々予想していました。約1年で5つ発生した癌が次の攻撃をしてくるだろうと。6度あることは7度あるだろうと。昨年4月に4、5、6番めの癌が見つかった時に、主治医は半ばあきらめ顔でした。しかし放置すれば1年生きられないというなら、切除をお願いするしかありません。
今回も最初少しあきらめ顔だったのは、主治医の長い癌治療の経験で(ダメかもしれない)と思われたのかもしれません。しかし、私は一つしか無い自分の命を諦めることが出来ませんでした。死ぬのは怖くないし、私もいずれ死にます。死後の豪華な葬儀も、戒名も墓さえ欲しいとは思いません。しかし今を大切に、今を諦めないで生きたいのです。私は主治医に頼みました。物が食べられなくても、胃瘻になっても、どんな後遺症を伴っても受け入れますから、可能なら切除をお願いしますと・・・・」
K医師とそのスタッフの素晴らしい医療により、頸を大きく開けて食道の癌を取りだし、お腹を開けて、そこから小腸を取り出して頸に食道として移植するという大手術後も、わずか6週間で復職がかない、iPad 発声「指電話」による外来を再開しました。
3月末には、8つめのガン。切除手術。外来再開、4月、永生会の老健施設「イマジン」でお花見コンサート、5月、整形外科の手術再開、沖縄にライブ参加、6月、Jazz Bandに初参加、熱海のクラブでの演奏、7月、永生病院での七夕コンサート、出版記念会への参加、などなど目まぐるしい日々が過ぎて、今は・・・
「正直なところ実は今私は人生最大の辛さと戦っています。原因のよく分からない、激しい右の頸部、肩、背部痛、C5領域の右腕の筋皮神経麻痺(上腕二頭筋、三角筋麻痺)などがあります。常に右肩を後ろからキリで刺されて穴を開けられているようです。腕や親指も痺れて痛みます。眠るのも辛いし、キーボードを打つのも辛いくらいです。ミスタッチが非常に多いです。右手でマウスを持つのが辛いので左手でトラックパッドを使っています。数字キーは左手を伸ばして押しています。新しい痛み止め(リリカ、ノルスパンテープ、トラムセット)は単剤ではあまり効果無く、複合するとある程度効くのですが、激しい眠気と目眩に悩まされます。自分で痛み止めの注射を肩や背中に鏡を見ながら、日に何本か打っています(笑)。痛みはガンの脊椎転移としか考えられない症状ですが、MRIやCT画像検査でも責任病巣がはっきりしません。さらに造影MRI精査予定しています。内服の抗がん剤で体力は落ちて自宅の階段3階まで登っても息切れがします。普通の人なら背中の痛みでのたうち回っているかも知れませんが、私は冷静です。のたうち回っても痛みはとれません。自分の状況と戦って行くしかありません。神様がいるとすれば次々とすごい試練を与えてきますが、こんなヒドイ神様は絶対いないと思っています(神様ではなく、悪魔はいるかな?)私はどんなことでも自分の体なので耐えられます。私の体に予備はありません。自分は医者ですし、手立ては考えますのでどうかご安心ください。
発声障害、嚥下障害、味覚障害に続き、激しい疼痛まで加わりました。写真はネックカラー、鎖骨バンド、三角巾を使って痛みを軽減している現在の私の写真です。私の顔は負けていますか?私は負けていないと思います。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。グリーティングの感謝をこめて。」
この不撓不屈の赤木医師は、熱海医師会の招きで、客室収容人数1200名の熱海後楽園ホテルタワー館で25日、iPad 発声「指電話」使って、山形大学耳鼻咽喉科講師太田伸男先生と共に、それぞれ40分の講演を行います。詳しくは以下の通り。
記
以上
【第28回伊豆耳鼻科懇談会のご案内】
日時:平成24年8月25日(土)16:00 ~ 18:20(当日は花火大会もございます)
会場&御宿泊先:熱海後楽園ホテルタワー館3階「愛鷹」
住所: 熱海市和田浜南町10-1
電話: 0557-82-0121
【会社概要】
名称:株式会社名優
設立:1993年10月
資本金:1000万円
売上高:4億3000万円(2011年9月期)
代表者: 代表取締役社長 山根貫志
社員数:28名
所在地: 〒276-0042 千葉県八千代市ゆりのき台3-9-2
電話:047-480-6161
事業内容: 医療機器の輸入、製造販売(耳鼻咽喉科製品、手術室、中央材料室関連製品)
この熱いメッセージが寄せられた異色闘病記「癌!癌!ロックンロール」の著者、赤木家康氏は、八王子市内にある667床の大病院、永生病院の副院長。2005年末、ステージ4の下咽頭癌と診断されてより、喉頭摘出を伴う手術、化学放射線療法、失声、人工喉頭プロヴォックスを用いたシャント発声により音声回復を果たし、術後11カ月で、手術、診療に復帰するという稀有の体験をされた、現役の整形外科医師である。
2011年春、癌完治の目安である、術後5年を目前にして、舌癌、食道癌に襲われ、手術を繰り返した後、診療に復帰。11月に「癌!癌!ロックンロール」を上梓し、癌との決別を期していたところ、2011年12月16日、病理検査の最終結果、癌研有明病院の主治医K医師から中咽頭癌再発を告知された。
赤木医師は語る。「薄々予想していました。約1年で5つ発生した癌が次の攻撃をしてくるだろうと。6度あることは7度あるだろうと。昨年4月に4、5、6番めの癌が見つかった時に、主治医は半ばあきらめ顔でした。しかし放置すれば1年生きられないというなら、切除をお願いするしかありません。
今回も最初少しあきらめ顔だったのは、主治医の長い癌治療の経験で(ダメかもしれない)と思われたのかもしれません。しかし、私は一つしか無い自分の命を諦めることが出来ませんでした。死ぬのは怖くないし、私もいずれ死にます。死後の豪華な葬儀も、戒名も墓さえ欲しいとは思いません。しかし今を大切に、今を諦めないで生きたいのです。私は主治医に頼みました。物が食べられなくても、胃瘻になっても、どんな後遺症を伴っても受け入れますから、可能なら切除をお願いしますと・・・・」
K医師とそのスタッフの素晴らしい医療により、頸を大きく開けて食道の癌を取りだし、お腹を開けて、そこから小腸を取り出して頸に食道として移植するという大手術後も、わずか6週間で復職がかない、iPad 発声「指電話」による外来を再開しました。
3月末には、8つめのガン。切除手術。外来再開、4月、永生会の老健施設「イマジン」でお花見コンサート、5月、整形外科の手術再開、沖縄にライブ参加、6月、Jazz Bandに初参加、熱海のクラブでの演奏、7月、永生病院での七夕コンサート、出版記念会への参加、などなど目まぐるしい日々が過ぎて、今は・・・
「正直なところ実は今私は人生最大の辛さと戦っています。原因のよく分からない、激しい右の頸部、肩、背部痛、C5領域の右腕の筋皮神経麻痺(上腕二頭筋、三角筋麻痺)などがあります。常に右肩を後ろからキリで刺されて穴を開けられているようです。腕や親指も痺れて痛みます。眠るのも辛いし、キーボードを打つのも辛いくらいです。ミスタッチが非常に多いです。右手でマウスを持つのが辛いので左手でトラックパッドを使っています。数字キーは左手を伸ばして押しています。新しい痛み止め(リリカ、ノルスパンテープ、トラムセット)は単剤ではあまり効果無く、複合するとある程度効くのですが、激しい眠気と目眩に悩まされます。自分で痛み止めの注射を肩や背中に鏡を見ながら、日に何本か打っています(笑)。痛みはガンの脊椎転移としか考えられない症状ですが、MRIやCT画像検査でも責任病巣がはっきりしません。さらに造影MRI精査予定しています。内服の抗がん剤で体力は落ちて自宅の階段3階まで登っても息切れがします。普通の人なら背中の痛みでのたうち回っているかも知れませんが、私は冷静です。のたうち回っても痛みはとれません。自分の状況と戦って行くしかありません。神様がいるとすれば次々とすごい試練を与えてきますが、こんなヒドイ神様は絶対いないと思っています(神様ではなく、悪魔はいるかな?)私はどんなことでも自分の体なので耐えられます。私の体に予備はありません。自分は医者ですし、手立ては考えますのでどうかご安心ください。
発声障害、嚥下障害、味覚障害に続き、激しい疼痛まで加わりました。写真はネックカラー、鎖骨バンド、三角巾を使って痛みを軽減している現在の私の写真です。私の顔は負けていますか?私は負けていないと思います。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。グリーティングの感謝をこめて。」
この不撓不屈の赤木医師は、熱海医師会の招きで、客室収容人数1200名の熱海後楽園ホテルタワー館で25日、iPad 発声「指電話」使って、山形大学耳鼻咽喉科講師太田伸男先生と共に、それぞれ40分の講演を行います。詳しくは以下の通り。
記
以上
【第28回伊豆耳鼻科懇談会のご案内】
日時:平成24年8月25日(土)16:00 ~ 18:20(当日は花火大会もございます)
会場&御宿泊先:熱海後楽園ホテルタワー館3階「愛鷹」
住所: 熱海市和田浜南町10-1
電話: 0557-82-0121
【会社概要】
名称:株式会社名優
設立:1993年10月
資本金:1000万円
売上高:4億3000万円(2011年9月期)
代表者: 代表取締役社長 山根貫志
社員数:28名
所在地: 〒276-0042 千葉県八千代市ゆりのき台3-9-2
電話:047-480-6161
事業内容: 医療機器の輸入、製造販売(耳鼻咽喉科製品、手術室、中央材料室関連製品)
企業情報
企業名 | 株式会社名優 |
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代表者名 | 山根貫志 |
業種 | 医療・健康 |