独身男女の「結婚」「妊娠」「出産」に関する意識調査

独身者が考える「少子化」の要因1位は「晩婚による妊娠/出産の減少」58.8% 子どもをもうけることを希望するも「経済」「雇用」不安で躊躇する実態 ~ 独身者にむけた妊娠と出産に関する情報提供が重要 ~

楽天グループの結婚情報サービス会社、株式会社オーネットは、2012年9月に全国の20~30歳代の独身男女性計434名を対象に、「結婚」「妊娠」「出産」に関する意識について調査を実施した。今回の調査では最近注目されている「少子化」と「妊活」をキーワードに回答者全体、そして男女の意識の差について取り上げてみた。

今回の調査では独身男女を取り巻く結婚、そして子どもをもうけることへの現状が見えてきた。結婚適齢期といわれる人々のなかで、結婚に関して周囲からプレッシャーを受けていると感じているのは2人に1人しかいない。周囲からの結婚へのプレッシャーは、晩婚化や生涯未婚率の改善には必要なのではないだろうか。

79.2%の独身者は父親が結婚について話しかけてこないと感じ、母親ではその割合は65.3%である。そんな中で「職場の人」からのプレッシャーが17.3%と健闘している。結婚後も子どもをもうけないという生活スタイルを望んだ独身者は14.3%に上った。それらの人々を含んだ希望する子どもの数の平均は1.39人と、現在の少子化を裏付けるような結果となった。

また、独身者達が感じている「少子化」の大きな要因は「晩婚による妊娠/出産の減少」と「経済」、「雇用」の不安であった。若いうちから安心して結婚できる社会環境を充実する必要があると言えそうである。一方で、子どもをもうけるための取り組み(妊活)を「知らない」と答えた男性は全体の4割近くにのぼる。多くの男性独身者は将来子どもをもうけることを希望しながらも、妊娠と出産に関する有効な情報を持っていない様子がうかがえる。

将来、結婚し子どもをもうけることを考えている独身者は、妊娠や出産に関する正しい情報を身につけ、適齢期といわれる年齢のうちに子どもを持つための取り組みを始めることが重要なようだ。

- 調 査 概 要 -

この資料は、楽天グループの結婚情報サービス会社、株式会社オーネット(本社:東京都品川区 代表取締役社長:島貫慶太)が、2012年9月に全国の20~39歳の独身男女性計434名を対象に、「結婚」「妊娠」「出産」に関する意識などについて調査した結果をまとめたものです。 

■調査名 : オーネット 独身男女の「結婚」「妊娠」「出産」に関する意識調査
■調査地域 : 全国
■調査対象 : 2012年10月2日現在20歳から39歳までの独身男女
■調査方法 : インターネットを利用したクローズ調査
■調査期間 : 2012年9月15日(土)-9月21日(金)
■調査主体 : 株式会社オーネット
■サンプル数 : 434人 

調査対象者プロフィール
全体 434
20歳~39歳男性 209
20歳~39歳女性 225

※ 表記の無い場合の単位は%です。 調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。
※ 出版物・印刷物等、本資料をご使用になる場合には、〝結婚相談所「オーネット」調査〝と明記ください。

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- 目 次 -
■子どもの「結婚」について、親子間での会話も少ない現実
「全く、話しかけてこない」「以前はあったが、最近は話しかけてこない」「あまり、話しかけてこない」父親の割合は合計で79.2%に。母親では65.3%。
・「全く、話しかけてこない」父親 50.9%
・「全く、話しかけてこない」母親 36.9%

■「そろそろ、結婚したら」と家庭では母親から言われ、さらには職場でも話題に
「誰からも言われない」が1位で50.7%。2位は「母親」の24.4%。3位は「職場の人」17.3%。「友達」からは14.7%「親戚」は10.8%との結果。
・「そろそろ、結婚したら」と母親から言われる男性 25.4%
・「そろそろ、結婚したら」と母親から言われる女性 23.6%

■第一子をもうけたい年齢は30歳、もうけたい子どもの数は2.18人
「1人以上はもうけたい」と回答した人の希望する子どもの数の平均は2.18人。希望する子どもの数でもっとも多い回答は「2人」で55.3%。「30歳」までに第一子と考える人が12.2%。「35歳」まで11.1%、「40歳」まで7.8%。
・もうけたい子どもの平均 2.18人
・子どもは2人もうけたい 55.3%
・30歳までに第一子 12.2%

■妊娠する可能性が高い適齢期は母親30歳。父親は年齢と関係しない
妊娠の可能性が高いと思う年齢は母親で30歳までの合計で56.2%になる。父親では35歳までの合計で58.8%。年齢は関係ないとの回答も母親で11.5%、父親で24.4%となる。
・妊娠の適齢期だと思うのは母親では30歳まで 21.7%
・父親には年齢に関連した妊娠の適齢期はない 24.4%

■加齢により妊娠/出産の可能性は低下すると思う
「男性は加齢により妊娠力が衰える」は40.3%。「女性は加齢により妊娠力が衰える」は75.6%となる。18.7%の男性は、妊娠/出産について「知っているものがない」と回答。
・男性は加齢により妊娠力が衰える 40.3%
・妊娠/出産について知っているものがない 18.7%

■「妊活」(子どもをもうけるための取り組み)することには、26.0%が前向き
「結婚後は積極的に行う」は17.7%。夫婦の年齢により検討するが14.5%。
・子どもをもうけたいので、結婚後は積極的に行う 17.7%
・自然の成り行きに任せ、特には行わない 21.0%

■少子化要因の1位「晩婚による妊娠/出産の減少」。「経済」「雇用」不安も大きな要因
「晩婚による妊娠/出産の減少」が58.8%で1位。「結婚後も仕事を続ける女性の増加」が2位となる。また、経済状況や雇用情勢など社会的な要因も上位に並ぶ。
・晩婚による妊娠/出産の減少 58.8%
・子どもをもうけない生活スタイルの広まり 44.0%

■結婚相手に最も重視する項目は「性格/人柄」。
結婚するときに重視するのは1位「性格/人柄」88.5%。「価値観」「愛情」と続く。
・性格/人柄 88.5%
・価値観 66.1%
子どもの「結婚」について、親子間での会話が少ない現実
■親子においても結婚についての話題は少ない
今回の調査で結婚に関する話題で親から話しかけてくるかと聞いたところ、79.2%の回答者が父親は結婚について「全く、話しかけてこない」「以前はあったが、最近は話しかけてこない」「あまり、話しかけてこない」と感じている結果となった。


「そろそろ、結婚したら」と家庭では母親から言われ、さらには職場でも話題に
■「母親」24.4%、「職場の人」17.3%、「友達」14.7%
「そろそろ、結婚したら」と言ってくる相手は誰かという問いに対しては「母親」が最多の24.4%となった。「父親」はほぼその半数の12.0%に留まる。

第一子をもうけたい年齢は30歳、もうけたい子どもの数は2.18人
■1人以上もうけたいと回答した人の平均は2.18人。もうけないと考える人が14.3%。
第一子をもうけたいと思う年齢は「30歳」12.2%、「35歳」11.1%、「40歳」7.8%と5歳毎に高まりが見られる。

妊娠する可能性が高い適齢期は母親30歳。父親は年齢に関係しない
■23.4%の男性と12.0%の女性は、自分自身は年齢に関わらず妊娠できると考えている。
妊娠する可能性が高いと考えられるいわゆる適齢期はいつ頃かとの問いには、母親では「30歳」までと回答した人の合計が56.2%になる。

加齢により妊娠/出産の可能性は低下すると思う
■「男性は加齢により妊娠力が衰える」は40.3%。「女性は加齢により妊娠力が衰える」は75.6%
妊娠/出産に関する知識について聞いてみたところ、加齢による妊娠する可能性の低下については「男性が影響受ける」と認識しているのは40.3%にとどまった。

「妊活」(子どもをもうけるための取り組み)することには、26.0%が前向き。
■「結婚後は積極的に行う」は17.7%。年齢により検討するが合わせて14.5%。
子どもをもうけるためにはどう行動するのかという問いに対しては、“妊活(子どもをもうけるための取り組み)”を「結婚後は積極的に行う」17.7%をはじめとし、「取り組んでいる」「今から知識を身につけたい」「結婚後は知識を身につけたい」など前向きに取り組むと回答が、男性28.6%、女性23.4%となった。


少子化要因の1位「晩婚による妊娠/出産の減少」。「経済」「雇用」不安も大きな要因
■「晩婚による妊娠/出産の減少」58.8%で1位。2位「結婚後も仕事を続ける女性の増加」56.1%。
独身者が感じている少子化の要因は「晩婚による妊娠/出産の減少」が58.8%と、全体での1位となる。

結婚相手に最も重視する項目は「性格/人柄」
■結婚するときに重視するのは1位「性格/人柄」88.5%。「価値観」「愛情」。
結婚相手に最も重視する項目は「性格/人柄」である。「家事/育児意欲」を重視する男性は38.8%、女性が33.3%であり幸せな家庭を築いていくために夫婦間の協力が必要であると考えているようである。

企業情報

企業名 インペリアル・エンタープライズ株式会社(PR事務局:株式会社フロンティア・エンタープライズ)
代表者名 原 良郎
業種 その他サービス

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