平均接続速度の成長率で、日本が世界1位に
IPv6接続の前年比成長率、リクエストベースで460倍、クライアントベースで67倍を記録 ~2012年第2四半期版「インターネットの現状」レポート~
企業がインターネット上でビジネスを行うために、安全性と高いパフォーマンスをクラウドプラットフォームから提供するアカマイ・テクノロジーズ合同会社(東京都港区、職務執行者社長:徳永信二、以下「アカマイ」)は本日、2012年第2四半期版「インターネットの現状」レポートを発表しました。本レポートは、80ヵ国、約1,000のネットワーク(ISP)に展開する108,000台以上のサーバーで構成され、世界中の全ウェブトラフィックのうち最大30%を処理するアカマイ独自のネットワーク「Akamai Intelligent Platform(TM)」から収集されたデータ(2012年4月1日~6月30日)をベースにまとめられたものです。本レポートでは、「インターネットの普及率」、「接続速度」、「ネットワーク接続性、可用性、遅延」、「ブロードバンドの導入状況」、「攻撃トラフィックなどの傾向」、「モバイル接続速度」他、インターネットに関する主要統計データとアカマイの見解を提供しています。また、今回のインターネットの現状レポートでは、Akamai IOによって収集されたネットワークコネクション別のモバイルブラウザの利用状況に関する分析結果も併せて提供されています。2012年第2四半期インターネットの現状レポートの日本語版は、弊社ウェブサイトにて、後日公開予定です。http://www.akamai.co.jp/enja/stateoftheinternet/
2012年第2四半期版インターネットの現状レポートのサマリーは以下となります。
インターネット普及率
2012年第2四半期、アカマイのネットワークに接続するユニークIPv4アドレス数は、242ヵ国/地域で6億6,518万にのぼり、前四半期比で-0.1%、前同期比で10%の成長率を記録しました。国別でのユニークIPv4アドレス数ランキングのトップ3は、1位米国(1億4,287万件)、2位中国(9,360万件)、3位日本(3,987万件)という結果となりました。アカマイでは、一つのIPアドレスが複数のユーザーによって使用されている場合が多いことを考慮し、本四半期にアカマイネットワークに接続したWebユーザーの総数が10億人を超えると試算しています。
またアカマイでは、2012年6月に実施され、世界の多くの企業・組織がIPv6への恒久的対応を開始したWorld IPv6 Launchにより、第2四半期でのIPv6接続が大幅に拡大したことを確認しています。2012年6月(IPv6 Launch 時)のIPv6接続は、リクエストベースで33億9,497万、接続クライアントベースで1,899万となり、前年同月比で、それぞれ460倍、67倍の成長率を達成しました。
Akamai Intelligent Platform に接続されたユニーク IPv4 アドレスが最も多かった上位 10 カ国のうち、 ブラジルは最も増加率が大きく、前四半期比で 12%、前年比で 40% の増加を記録しました。
しかし、業界データによれば、IPv4 アドレスは急速に枯渇しつつあります。欧州インターネットレジストリ(RIPE)は先ごろ、IPv4 アドレスの最終ブロック(~1600 万)に入ったことを発表し、アメリカ大陸の地域インターネットレジストリ(ARIN)も残りは 3 ブロックのみであると発表しました。
世界各国の平均接続速度/平均ピーク接続速度
世界各国の平均接続速度ランキングでは、1位韓国(14.2Mbps)、2位日本(10.7Mbps)、3位香港(8.9Mbps)と、前四半期と同じく、アジア太平洋地域の3ヵ国がトップ3を占めています。2012年第2四半期の日本の平均接続速度の前年同期比での成長率は、-16%でした。前四半期比では、21%の成長率を記録し、世界第1位となりました。
平均ピーク速度ランキングでは、1位香港(49.2 Mbps)、2位韓国(46.9 Mbps)、3位日本(40.5 Mbps)がトップ3を占めています。日本の平均ピーク接続速度の成長率は、前年同期比で2.4%、前四半期比で-28%でした。
モバイル接続
2012年第2四半期のモバイルデータ量は、前年同期比で約2倍に、前四半期比で14%増大しました。アカマイは、あるロシアの携帯通信事業者が、モバイル平均接続速度で7.5Mbpsを記録し、世界最速となったことを確認しています。また、当社では、同期にトラッキングした全てのモバイル事業社の内、6つの事業者が平均接続速度4Mbps以上で、67の事業者が1Mbps以上で、サービスを提供したことを確認しています。また、ある英国の事業者が、44.4Mbpsでモバイルの平均ピーク接続速度で最速となり、5つの事業者が、20Mbps以上、33の事業者が10Mbps以上となり、全てのモバイル事業者が2Mbps以上の接続速度を実現するという結果となりました。
Akamai IO によって収集された6月のモバイルブラウザデータによると、携帯電話ネットワークへのリクエストのうち約 38 パーセントは Android Webkit からのものです。33 パーセントはモバイル版 Safari から、23 パーセントは Opera Mini から、そして約 4 パーセントは Blackberry からという結果になっています。携帯ネットワークを含むすべてのネットワークへのリクエストでは、モバイル版 Safari が平均でリクエストの約 60 パーセントを占めました。Android Webkitは、約 23 パーセントでした。その他のモバイルブラウザでは、著しく低い割合を記録しています。これは、Android のデバイスは携帯電話ネットワークでより多く利用され、iOS のデバイスは主に WiFi で多く利用されていることを示しています。
攻撃トラフィック
アカマイでは攻撃トラフィックを監視するため、インターネット上にエージェントを分散配置しています。アカマイでは、これらのエージェントが収集したデータを基に、攻撃トラフィックの上位発生源の国々やこれらの攻撃の標的上位のポートを特定することができます。
2012年第2四半期では、世界188ヵ国を発生源とする攻撃トラフィックを観測しました。攻撃トラフィックの発信源のトップ3は、1位中国(16%)、2位米国(12%)、トルコ(7.6%)という結果となりました。地域別攻撃トラフィックの割合は、アジア環太平洋地域(38%)、ヨーロッパ(36%)、北・南米(23%)となりました。
観測されたなかで上位 10 ポートを標的とする攻撃トラフィックの集中度は、第 1 四半期の 77 パーセントに比べ第 2 四半期では 62 パーセントへと減少しています。この減少は主に、第 1 四半期で大幅な増加を記録したポート 445への攻撃が減少したことによるものと思われます。第 2 四半期で最も標的とされたのはポート 445 であり、観測された攻撃トラフィックの 32 パーセントを占めています。
2012年第2四半期版インターネットの現状レポートのサマリーは以下となります。
インターネット普及率
2012年第2四半期、アカマイのネットワークに接続するユニークIPv4アドレス数は、242ヵ国/地域で6億6,518万にのぼり、前四半期比で-0.1%、前同期比で10%の成長率を記録しました。国別でのユニークIPv4アドレス数ランキングのトップ3は、1位米国(1億4,287万件)、2位中国(9,360万件)、3位日本(3,987万件)という結果となりました。アカマイでは、一つのIPアドレスが複数のユーザーによって使用されている場合が多いことを考慮し、本四半期にアカマイネットワークに接続したWebユーザーの総数が10億人を超えると試算しています。
またアカマイでは、2012年6月に実施され、世界の多くの企業・組織がIPv6への恒久的対応を開始したWorld IPv6 Launchにより、第2四半期でのIPv6接続が大幅に拡大したことを確認しています。2012年6月(IPv6 Launch 時)のIPv6接続は、リクエストベースで33億9,497万、接続クライアントベースで1,899万となり、前年同月比で、それぞれ460倍、67倍の成長率を達成しました。
Akamai Intelligent Platform に接続されたユニーク IPv4 アドレスが最も多かった上位 10 カ国のうち、 ブラジルは最も増加率が大きく、前四半期比で 12%、前年比で 40% の増加を記録しました。
しかし、業界データによれば、IPv4 アドレスは急速に枯渇しつつあります。欧州インターネットレジストリ(RIPE)は先ごろ、IPv4 アドレスの最終ブロック(~1600 万)に入ったことを発表し、アメリカ大陸の地域インターネットレジストリ(ARIN)も残りは 3 ブロックのみであると発表しました。
世界各国の平均接続速度/平均ピーク接続速度
世界各国の平均接続速度ランキングでは、1位韓国(14.2Mbps)、2位日本(10.7Mbps)、3位香港(8.9Mbps)と、前四半期と同じく、アジア太平洋地域の3ヵ国がトップ3を占めています。2012年第2四半期の日本の平均接続速度の前年同期比での成長率は、-16%でした。前四半期比では、21%の成長率を記録し、世界第1位となりました。
平均ピーク速度ランキングでは、1位香港(49.2 Mbps)、2位韓国(46.9 Mbps)、3位日本(40.5 Mbps)がトップ3を占めています。日本の平均ピーク接続速度の成長率は、前年同期比で2.4%、前四半期比で-28%でした。
モバイル接続
2012年第2四半期のモバイルデータ量は、前年同期比で約2倍に、前四半期比で14%増大しました。アカマイは、あるロシアの携帯通信事業者が、モバイル平均接続速度で7.5Mbpsを記録し、世界最速となったことを確認しています。また、当社では、同期にトラッキングした全てのモバイル事業社の内、6つの事業者が平均接続速度4Mbps以上で、67の事業者が1Mbps以上で、サービスを提供したことを確認しています。また、ある英国の事業者が、44.4Mbpsでモバイルの平均ピーク接続速度で最速となり、5つの事業者が、20Mbps以上、33の事業者が10Mbps以上となり、全てのモバイル事業者が2Mbps以上の接続速度を実現するという結果となりました。
Akamai IO によって収集された6月のモバイルブラウザデータによると、携帯電話ネットワークへのリクエストのうち約 38 パーセントは Android Webkit からのものです。33 パーセントはモバイル版 Safari から、23 パーセントは Opera Mini から、そして約 4 パーセントは Blackberry からという結果になっています。携帯ネットワークを含むすべてのネットワークへのリクエストでは、モバイル版 Safari が平均でリクエストの約 60 パーセントを占めました。Android Webkitは、約 23 パーセントでした。その他のモバイルブラウザでは、著しく低い割合を記録しています。これは、Android のデバイスは携帯電話ネットワークでより多く利用され、iOS のデバイスは主に WiFi で多く利用されていることを示しています。
攻撃トラフィック
アカマイでは攻撃トラフィックを監視するため、インターネット上にエージェントを分散配置しています。アカマイでは、これらのエージェントが収集したデータを基に、攻撃トラフィックの上位発生源の国々やこれらの攻撃の標的上位のポートを特定することができます。
2012年第2四半期では、世界188ヵ国を発生源とする攻撃トラフィックを観測しました。攻撃トラフィックの発信源のトップ3は、1位中国(16%)、2位米国(12%)、トルコ(7.6%)という結果となりました。地域別攻撃トラフィックの割合は、アジア環太平洋地域(38%)、ヨーロッパ(36%)、北・南米(23%)となりました。
観測されたなかで上位 10 ポートを標的とする攻撃トラフィックの集中度は、第 1 四半期の 77 パーセントに比べ第 2 四半期では 62 パーセントへと減少しています。この減少は主に、第 1 四半期で大幅な増加を記録したポート 445への攻撃が減少したことによるものと思われます。第 2 四半期で最も標的とされたのはポート 445 であり、観測された攻撃トラフィックの 32 パーセントを占めています。
企業情報
企業名 | アカマイ・テクノロジーズ合同会社 |
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代表者名 | 小俣 修一 |
業種 | 未選択 |
コラム
アカマイ・テクノロジーズ合同会社の
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