「屋外広告物マネジメント〜屋外広告物の問題点を整理する」

NPO法人ストリートデザイン研究機構（本部：東京都中野区、代表者：高橋芳文）は12月14日（金）に視覚記号、サイン・景観計画設計の第一人者、九州大学教授の佐藤優氏をお招きして、「屋外広告物マネジメント〜屋外広告物の問題点を整理する」をテーマにした講演会を開催致します。

2004年に景観法が制定され屋外広告物の問題は景観政策の中で重要な柱のひとつになっていますが、都市には未だ違法設置の屋外広告物が溢れ景観が損なわれ全国の景観行政団体はこの問題に苦しんでいます。

2009年に京都市役所がおこなった屋外広告物モデル地域の違反を調べてみると3967社のうち2511社になんらかの違反があり、違反率は63.3％にものぼっている。福岡市の平成22年度「屋外広告物の実態調査」によると、市内に設置された10平方メートルを超える広告塔や広告版、突き出し看板など1万1473件のうち、市の屋外広告物条例で義務付けられている許可申請は35％程度、残りの65％は無許可広告物であることがわかっています。屋外広告物が無秩序に氾濫すると街の美観や優れた自然景観などが損なわれるおそれがあります。

この様な背景から特定非営利活動法人ストリートデザイン研究機構は、屋外広告物専門の景観整備団体を目指し違反広告物の取り締まりと美しい景観の形成を目的に活動しています。

12月14日（金）には視覚記号、サイン・景観計画設計の第一人者、九州大学教授の佐藤優氏をお招きして、「屋外広告物マネジメント〜屋外広告物の問題点を整理する」をテーマにした講演会を開催致します。

このサインと景観連続フォーラムは、日本サイン学会との共催で、（公社）日本サインデザイン協会、（社）日本屋外広告団体連合会の後援を受け、実施致します。

看板、サイン、屋外広告業に携わる人には、ぜひとも聞いていただきたい内容です。
当日は、下記のトピックにてお話をいただく予定です

・景観と屋外広告物の連携強化について。景観条例と屋外広告物条例の問題点を整理する。
・全国一律の規制から地域の個性を考えた誘導へ。どうすれば、地域の屋外広告物条例を変えることができるか。
・屋外広告物の公共性に求められる秩序とはどんな秩序であるべきか。
・屋外広告物を活用した地域活性化事例の紹介
・広告主・広告代理店の責任追求制度への提言

日　時　2012年12月14日（金曜日）18:30～21:30
テーマ「屋外広告物マネジメント～屋外広告物の問題点を整理する」
講　師　佐藤　優氏　九州大学教授
著　書 『コミュニティデザイン～魅力あるまちづくりとイメージ計画』など。

会　場　新宿竹林閣　新宿5-14-3有恒ビル6階
参加費　会員：3,000円　　一般：6,000円
定　員 　30名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
申　込　件名に「12月14日屋外広告物マネジメント講演会申込」本文に氏名、所属、電話番号
　　　　を記載しこちらまでメール下さい→infonew@streetmarketing.jp

講師略歴　佐藤　優
1950　岩手県生まれ
1975　多摩美術大学大学院修士課程修了，芸術学修士
　　 　九州芸術工科大学助手
1984　文部省在外研究員：西ドイツアーヘン工科大学・エッセン大学
　　　 日本サインデザイン協会（SDA）九州地区設立：代表幹事
1986 九州芸術工科大学助教授
1995　九州芸術工科大学教授
1997　博士（芸術工学）九州芸術工科大学
2003　九州大学と統合：九州大学大学院芸術工学研究院教授（現在に至る）
　　　 九州大学総長特別補佐（～2005年11月）
　　　 九州大学産学連携センター副センター長（～2004年6月）
　　 　九州大学知的財産本部副本部長（～2004年6月）
2004　芸術工学会会長（〜2011）
2005　アジア景観デザイン学会（ATDeS）創設（会長）
2009　九州大学芸術工学図書館長（現在に至る）
2010　アジア都市景観賞（ata）創設（審査委員長）
2012　九州大学副学長（現在に至る）
ユニバーシアード福岡大会デザイン監修
福岡市地下鉄七隈線デザイン監修
九州大学病院デザイン監修など
SDA大賞、グッドデザイン賞等多数