TTPで輸出のチャンスが広がる農業×医療ビジネスモデル “世界初” 植物工場を用いた低カリウムレタスの量産化に成功 2013年2月より全国で本格販売を開始

当社は植物工場栽培による、低カリウムレタスの量産化に日本で初めて成功しました。これによりカリウムの摂取制限のため、レタスを生食できなかった透析・腎臓病患者様も生でレタスを食べることが可能になりました。2月より国内で販売を本格化すると共に、世界マーケットにも進出します。

 会津富士加工株式会社(代表:松永茂)は富士通の半導体製造の下請け会社として1967年に創業。しかし、昨今の半導体不況により仕事が激減。3年前より新規事業として植物工場による野菜の栽培をスタート。2012年に日本で初めて低カリウムレタスの量産化に成功(特許申請中)。日本経済新聞、NHKなどに取り上げられております。2013年より、Dr. Vegetable(ドクターベジタブル)という商標を取得し、百貨店、調剤薬局、病院売店、個別宅配などで本格販売を開始いたします。

 日本には透析患者が30万人、透析予備軍の方が200万人、腎臓病患者が1,300万人(人口の10人に1人の割合)おり、腎臓機能の低下からカリウム制限を余儀なくされ、カリウムを豊富に含む野菜の生食や果物を食べることは厳禁の生活を強いられております。しかし、当社で栽培している低カリウムレタスは一般的なリーフレタスと比べカリウムの含有量が75%以下に抑えられており、カリウム制限を受けている方でも安心して召し上がることができます。このうち350万人程度がターゲットとなり、新たに創出できるマーケットは300億円程度と想定しています。

 この低カリウムという機能性を持った野菜は、今まで食事制限のためレタスを食べることが出来なかった透析・腎臓病患者様向けの商品であり、露地物レタスとは競合せず(農業者の市場を奪わない)共存できることが特長です。露地栽培ではこのような機能性を持たせることは難しく、高度な環境制御が可能な植物工場だからこそ、生産に成功しました。

またこの低カリウムレタスなどを使い食事療法をすることで透析への移行をさせない、または遅らせることができ、日本の総医療費33兆円のうち、わずか30万人の患者で総額の4%、1兆3,000億円以上を占める透析に対する医療費の拡大を防ぐ予防医療へも貢献することが出来ます。

さらに、世界でも同じように200万人以上の透析患者、6億人程度が腎臓病を患っているといわれており、この方々は日本の患者様と同じ環境下で生活しております。つまり、この低カリウム野菜は世界市場へも同時展開が可能であり、日本から世界へ野菜を輸出するという新たなビジネスモデルになりえる可能性を大いに秘めており、現在世界マーケットへのマーケティングも進めております。

《2月2日に杏林大学病院の透析患者セミナー内で低カリウムレタスの試食会が行われます》
日時:2月2日(土)14時~16時
場所:杏林大学病院 2病棟4階 大学院行動 http://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/access/index.shtml

企業情報

企業名 会津富士加工株式会社
代表者名 松永茂
業種 その他製造業

コラム

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