アンケート調査と現場販売員の声で実態を検証　本当に、今が住宅の「買い時」！？

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アンケート調査と現場販売員の声で実態を検証
本当に、今が住宅の「買い時」！？
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昨年までどん底にあえいだ日本経済がアベノミクス効果で息を吹き返し、円安・株高に伴う企業の業績改善や、大胆な金融緩和によるデフレ脱却への期待がふくらむ。そんな中、すでに地価上昇の兆しや住宅価格の先高感が伝えられ、来春に迫る消費税増税と相まって、まだ低金利水準が続く今こそ住宅の買い時との意見も多い。実態はどうなのか、アンケート調査と現場の声をもとに先行きを検証した。

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■アンケート調査概要
新築オウチーノのメール会員へのアンケート調査（2013年5月実施）
有効回答数：188名
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■3人に2人が「買い時」到来を実感
新築オウチーノがメール会員に対して実施したアンケート調査によると、「いま、住宅は買い時だと思いますか？」との質問に対して、67.6％の人が「買い時だと思う」と回答。その理由について尋ねたところ、やはり「消費税の増税前に買いたい」との意見が大半を占めた。消費税引き上げ後の住宅ローン減税の拡充など、駆け込み需要後の落ち込みを抑える政策も発表されてはいるものの、家具・家電の買い替えや引っ越し代などを含めた家計への影響は計り知れない。そのほか「景気が回復すると住宅ローン金利も上がるから」といった理由で、今のうちに住宅を買っておこうという傾向が強まっているようだ。

■モデルハウス来場翌日に契約が決まる事例も
「マスコミで今が買い時と盛んに報じられている影響か、モデルハウスへの来場から購入契約までの期間は短くなっています。以前なら1ヵ月以上の時間をかけてじっくりと考えるのが一般的でしたが、今は1ヵ月以内に購入を決断されるお客様が多いですね」。現状についてそう説明するのは、野村不動産「プラウドシーズン船橋高根台」（千葉県船橋市）の営業担当・安藤優香さん。実際の販売現場での最近の傾向はどうなのだろうか。「今年のゴールデンウィークに来場された20代のご夫婦は、来場の翌日に契約が決まりました」これまで、来場→セミナー→ローン相談＆契約と手順を踏んだ流れも、最近はセミナーを省いて一気に購入まで至るケースが増えているという。

■物件価格が今後下がることは考えにくい
住宅の売れ行きが好調な背景として、新築オウチーノのメール会員へのアンケート調査の通り、消費税増税の影響が大きいのだろうか。安藤さんに実際の現場の感触を訊ねてみた。「消費税増税の影響はもちろんあります。それに加えて、安倍政権のアベノミクスは現場においても追い風です。最も大きな点は、インフレ政策により、土地や物件価格が今後上昇するという危機感を購入検討者が抱いていることです。今後は物件価格が上がることはあっても、下がることは考えにくいでしょう」と安藤さんは分析する。タイミングを逃せば、念願のマイホームに手が届きにくくなっていくというわけだ。

■とくに大規模物件は価値が高まりそう
今年に入り、都内の主要エリアでは用地取得に動いている業者が増えているという。「一例ですが、先日行われた用地取得の入札は、以前は数社だけだったものが現在は10倍以上に増えており、まさに土地の“争奪戦”という状況。現場でお客様と対した際に最も反応が大きいのがこの話題です」と安藤さん。住宅用地の価値の上昇が、先高感にさらなる拍車をかける。一度値上がりしてしまえば、再び価格が落ち着くまで待つ手もあるが、そうすると人生における買い時を逃すことにもなりかねない。住宅購入を考えるなら、早期決断が賢明といえるだろう。

( 記事ページ：http://shinchiku-mansion.o-uccino.jp/special/sp_column33/)