連合、『子ども・子育てに関する調査』を発表

 連合(日本労働組合総連合会)では、子ども・子育てに関する調査をモバイルリサーチにより2013年4月26日~5月2日の7日間において実施し、3,000名(調査対象者:20歳~49歳の男女)の有効サンプルを集計しました。本調査では、結婚に対する意識や子どもを持つことの意識、子育てについて聞きました。

 連合(日本労働組合総連合会)(http://www.jtuc-rengo.or.jp)(所在地:東京都千代田区、会長:古賀 伸明)では、子ども・子育てに関する調査を、モバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により、2013年4月26日~5月2日の7日間において実施し、3,000名(調査対象者:20歳~49歳の男女)の有効サンプルを集計しました。 本調査では、結婚に対する意識や子どもを持つことの意識、子育てについて聞きました。

《結婚に対する意識について》
◆未婚男女“結婚したい”8割、“結婚したくない”2割

 最初に、未婚の回答者(1,587名)に、結婚に対してどのように思っているか聞きました。
まず、結婚したいか聞いたところ、「すぐにでも(1年以内に)結婚したい」15.8%、「2~3年以内に結婚したい」15.6%、「4~5年以内に結婚したい」6.7%、「6~10年以内に結婚したい」3.1%、「時期はわからないが、いずれ結婚したい」39.5%となり、これらを合計した『結婚したい』は80.8%、「結婚したくない」は19.2%でした。「結婚したくない」とした結婚意欲のない人の割合が2割というのは、少なくないと言えるのではないでしょうか。

《子どもを持つことに対する意識について》
◆2人目が欲しいは73.9%、理想の子どもの人数 「2人」43.9%が最多
◆子どもを持った理由/欲しい理由 「親に孫の顔を見せてあげたい」女性の約半数
◆子どもが欲しくない理由 「ちゃんと育てる自信がない」、「金銭的な余裕がない」

 全回答者(3,000名)に、将来的に子どもが欲しいか(既に子どもがいる人にはさらに欲しいか)聞いたところ、現在子どもがいない回答者(1,831名)では、「子どもが欲しい」は73.4%、「子どもは欲しくない」は26.6%となり、現在子どもがいない人の4人に1人が子どもを欲しくないと思っている結果となりました。
 既に子どもがいる回答者についても「子どもが欲しい」割合(さらに欲しい割合)をみると、子どもが1人いる回答者(364名)では73.9%、子どもが2人いる回答者(593名)では58.0%、子どもが3人以上いる回答者(212名)では50.5%となり、2人目が欲しい人は7割強で、子どもの数が2人を境目に欲しい割合は5割台に下がりました。
 それでは、理想の子どもの数は何人だと思われているのでしょうか。
理想の子どもの数を算出すると、「子どもは欲しくない(0人)」16.2%、「1人」11.5%、「2人」43.9%、「3人」22.9%、「4人」3.8%、「5人以上」1.8%となり、理想の子どもの数を「2人」とした人が最も多くなりました。
 次に、子どもがいる/子どもを欲しいとした回答者(2,513名)に、子どもを持った理由/子どもが欲しい理由を聞いたところ、最も多かったのは「家族を増やしたい」45.4%、次いで「親に孫の顔を見せてあげたい」42.8%、「子どもが好き」40.3%が続きました。
 また、子どもがおらず欲しくないとした回答者(487名)に、子どもを欲しくない理由を聞いたところ、最も多かったのは「ちゃんと育てる自信がない」49.7%で半数近くが挙げ、以下「金銭的な余裕がない」44.8%、「子どもが苦手」34.9%、「子育てが大変そう」32.2%が続きました。

《子育て実態について》
◆1週間の平均子育て時間 父親16.8時間、母親53.0時間
◆家庭での子育てを分担している比率 父親18.2%、母親71.7%
◆子育ての参考や情報源に利用するもの 「自分の親」7割弱

 子どもがいる回答者(1,169名)に、子育てに1週間でどれくらいの時間を費やしているか聞いたところ、「0~9時間」が27.6%と全体の4分の1を占め、「10~19時間」が14.5%、「20~29時間」が15.6%となり、平均は36.9時間となりました。
 平均時間を男女別にみると、男性(=父親)は16.8時間、女性(=母親)は53.0時間となりました。女性について詳しくみると、有職女性の平均時間は41.1時間と、男性の平均を大きく上回っています。女性が仕事を持っていても男性より子育てに多くの時間を割いている様子が窺えました。また、専業主婦の平均時間は73.0時間でした。
 続いて、家庭の子育てについて、だれがどれくらいの比率で行っているか百分率で聞いたところ、それぞれの平均は、《男性(=父親)》18.2%、《女性(=母親)》71.7%、《祖父・祖母》7.6%となりました。
 次に、子育ての参考や情報源に利用するものを聞いたところ、「自分の親」67.9%が際立って高くなり、次いで「ママ友」49.9%、「配偶者の親」37.5%、「子どもの保育園・幼稚園や学校の先生」36.4%、「職場の同僚や先輩・上司」34.0%、「テレビ番組」31.5%が続きました。

《子育てで配偶者に望むこと/子育て支援について》
◆子育てで配偶者に望むこと 妻の半数近くが「子育てについて一緒に考えて欲しい」
夫の半数近くは「特になし」
◆必要な子育て支援/サポート 「子育て費用」7割強、「子どもの医療」5割強、「防犯体制」5割弱

 次に、子どもがいる回答者(1,169名)に、子育てに関して、配偶者に望むことを聞いたところ、男女(夫と妻)では大きく回答傾向が異なりました。男性(夫)についてみると、最も多かったのは「特にない」47.7%で半数近くが配偶者(妻)に望むことはないとしました。要望として最も多く挙がったのは「しっかり子育てして欲しい」28.7%でした。一方、女性(妻)で最も多く挙がったのは「子育てについて一緒に考えて欲しい」47.9%、僅差で「子育てを手伝って欲しい」46.2%が続き、以下「子どもと接する時間を増やして欲しい」39.4%、「日頃の子育てをねぎらって欲しい」37.3%、「家事を手伝って欲しい」35.3%、「子育ての悩みを聞いて欲しい」31.7%が3割台で続きました。
 それでは、子育てについて何に対する支援やサポートが必要だと思われているのでしょうか。「子育て費用」72.7%が際立って高く、「子どもの医療」51.9%、「防犯体制」48.2%、「子どもの遊べる場所」47.1%、「子育てと仕事の両立」41.5%、「保育サービス」41.3%が続きました。

■■その他調査結果■■(※リサーチ結果は、下記URLで公開しております。)
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/index.html

《結婚に対する意識について》
・未婚30代女性では「すぐにでも結婚したい」3割弱、40代女性は1割
・「すぐにでも結婚したい」は正規労働者では23.0%、非正規労働者では半分の11.5%
・結婚したい人の意識 3割強は『結婚できる』、2割強は『結婚できない』
・結婚したくない理由 半数が「結婚することが幸せだと思わない」
・結婚できないと思う理由 「出会いがない」7割強、20代では「異性と上手くつきあえない」6割

《子育て実態について》
・子育ての参考や情報源に利用するもの 20代女性では“子育て関連サイト”2人に1人、“ソーシャルメディア”4人に1人

《子どもができた・子育てをしたことでの良い面と悪い面について》
・子育ての良い面 トップは「子どもの成長が楽しい」7割強、末子0歳層では9割
・子育ての悪い面 トップは「経済的に苦しくなった」5割半
末子3~5歳層では「ストレスが増えた」4割半

《子育てにおけるストレスや不安・悩み》
・子育てで『ストレスを感じることがある』7割半、女性では8割半
・子ども・子育てに対する不安・悩み トップは「子育てにかかる金銭的負担」6割弱
・子どもはいないが将来的に欲しい層が抱える子育て不安は膨らみ過ぎの傾向?
・子育ての不安や悩みの相談相手 トップ「配偶者」
「職場の同僚や先輩・上司」は男性有職者の4人に1人、女性有職者の3人に1人
・子育てのストレス解消 “寝る” “食べる” “おしゃべりする”
・子育てのストレス解消 「TVやDVDをみる」3人に1人

《子育てに対する意識について/子どもに体験して欲しいこと》
・“子育ては社会全体でするものだと思う”約4人に1人
・“子育ては楽しい”4割半、“辛い”2割
・“子育ては経済的には楽である”1割弱、“経済的には苦しい”7割
・“日本は子育て支援の環境が整っていないと思う”6割弱、“環境が整っていると思う”1割強
・子どもにこれから体験して欲しい 「職業体験」7割

《子育てで配偶者に望むこと/子育て支援について》
・子育て支援を《行政》に求める7割弱、《職場》には4割強
・必要な子育て支援/サポート 女性では「子育てと仕事の両立」半数以上、「保育サービス」4割半

《子育てと職場について》
・職場が子育てをしながら働ける環境 『そう思わない』男性では3人に1人以上
・子育てをしながら働ける環境ではない理由 「子育てが理由でも休暇・休業がとりづらい」7割弱
・育児休業の取得経験は?

■■報道関係の皆様へ■■
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「連合調べ」と付記のうえご使用くださいますよう、お願い申し上げます。

■■連合(日本労働組合総連合会) 概要■■
組織名:連合(日本労働組合総連合会)
代表者名:会長 古賀 伸明
発足:1989年11月
所在地:東京都千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館
業務内容:すべての働く人たちのために希望と安心の社会をつくる

企業情報

企業名 ネットエイジア株式会社
代表者名 三清慎一郎
業種 ネットサービス

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