オフィスの夏の節電対策は定着傾向に。2011年の夏から3年連続で、オフィステナント電力量は震災前と比べ10%以上減の水準を維持
オフィスビルに入居するテナントを対象に「オフィステナント電力量」を継続的に調査し結果を発表。
商業用不動産の研究調査を行うザイマックス不動産総合研究所では、全国のオフィスビルに入居するテナントを対象に、「オフィステナント電力量(※1)」を継続的に調査しています。今回は、2013年9月までの推移をグラフ化し、震災前後における変化について公表します。この電力量の消費が多い夏季(7~9月)の年ごとの変化を見ると、オフィスにおいて夏の節電が定着していることがわかりました。
(※1)オフィスビルに入居するテナントが1ヶ月間で消費する1坪あたりの電力量
<ザイマックスのリリース>
http://www.xymax.co.jp/news/release/2013_12_24.html
■主な調査結果(東京電力管内)
2013年夏季(7~9月)のオフィステナント電力量は43.8kWh/坪、
三年連続で震災前2010年比10%以上減の水準を維持
2010年 50.3kWh/坪
2011年 42.0kWh/坪(2010年比 16.5%減少)
2012年 42.8kWh/坪( 〃 14.9%減少)
2013年 43.8kWh/坪( 〃 12.9%減少)
■調査概要
調査期間:2010年1月~2013年9月(月に1度)
調査対象:ザイマックスグループが運営する全国のオフィスビルに入居する一般事務所用途テナントのうち、
有効なデータが得られたテナント(約300棟、約3,000社)
算出方法:(1)テナントごとに毎月の電力量(キロワット時:kWh)を集計
(2)(1)を、土日祝日を除いた一般的な営業日数で補正する
(3)(2)を、テナントの賃借面積(坪)で割り、1坪あたりの電力量(kWh/坪)を求める
(4)電力会社管轄地域別に、(3)の平均値を求める
備 考:・店舗、倉庫、電算室といった事務所以外の用途のテナントは対象から除いている
・セントラル空調方式やガスヒートポンプ方式など、テナントごとに測定できない電気以外の
エネルギーは含んでいない
・本データの「月」は、電力量計の検針作業上の対象月であり、多くは20日締めである
・電力量が極端に多い、少ないデータは外れ値として算定対象から除いている
・テナントの入退去等により、月ごとに調査対象数は変動する
※前回調査は2013年9月25日付けニュースリリース「オフィステナント電力量の公表」を参照
http://www.xymax.co.jp/news/release/2013_09_25.html
※地域別の「オフィステナント電力量月次データ」は添付1を参照(2010年1月~2013年9月)
■オフィステナント電力量の推移
図表1は、東京電力管内の2010年1月から2013年9月までのオフィステナント電力量の移り変わりです。2013年7月は44.4kWh/坪、同8月は44.5kWh/坪、同9月は42.5kWh/坪となっています。震災前の2010年と比べると、一定の減少率をキープしていることがわかります。
図表1:オフィステナント電力量の推移(2010年1月~2013年9月)
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2013_12_24/img_01.png
■震災前の2010年に比べると、3年連続で10%以上減の水準を維持
図表2からわかる通り、夏季(7~9月平均)のオフィステナント電力量は、2010 年50.3kWh/坪、2011 年42.0kWh/坪(2010年比16.5%減)、2012 年42.8kWh/坪(同14.9%減)、2013年43.8kWh/坪(同12.9%減)と、震災後10%以上減の水準を3年連続で維持しています。このことから、オフィスにテナントとして入っている企業では、夏季の節電が定着し、継続していることがわかります。
また、同グラフから2011年、2012年と比べ、2013年の減少幅が、やや小さくなっていることがわかります。これは、2013年は、2012年に比べて最高気温が高かったこと(2012年35.7℃、2013年38.3℃ 気象庁より)。昨今の景気回復を背景に、所定外労働時間が延びたこと(2012年98.7、2013年102.6 厚生労働省より)などが背景にあると考えられます。
図表2:オフィステナント電力量夏季平均(7~9月)の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2013_12_24/img_02.png
【会社情報】
■社名:株式会社ザイマックス不動産総合研究所
■代表取締役:吉本 健二
■所在地:東京都港区赤坂1丁目1番1号 ザイマックス赤坂111ビル
■主な株主:株式会社ザイマックス(100%出資)
■設立:2001年5月16日(平成13年)
■事業内容:
(1) オフィスビル・商業施設等の不動産における管理運営保全等に関する総合的な企画、調査、研究,開発業務
(2) 不動産の管理運営保全等に関するシステムサービスおよびデータベースサービスの提供業務
(3) 建築物・建築設備・建築物の環境・建築物の管理運営保全業務等の診断、検査、測定、分析業務
(4)賃貸用不動産市場に関する調査・分析・研究の実施および受託
(5)賃貸用不動産運営に関する分析・研究の実施および受託
(6)賃貸用不動産に関する情報提供サービス業務
(※1)オフィスビルに入居するテナントが1ヶ月間で消費する1坪あたりの電力量
<ザイマックスのリリース>
http://www.xymax.co.jp/news/release/2013_12_24.html
■主な調査結果(東京電力管内)
2013年夏季(7~9月)のオフィステナント電力量は43.8kWh/坪、
三年連続で震災前2010年比10%以上減の水準を維持
2010年 50.3kWh/坪
2011年 42.0kWh/坪(2010年比 16.5%減少)
2012年 42.8kWh/坪( 〃 14.9%減少)
2013年 43.8kWh/坪( 〃 12.9%減少)
■調査概要
調査期間:2010年1月~2013年9月(月に1度)
調査対象:ザイマックスグループが運営する全国のオフィスビルに入居する一般事務所用途テナントのうち、
有効なデータが得られたテナント(約300棟、約3,000社)
算出方法:(1)テナントごとに毎月の電力量(キロワット時:kWh)を集計
(2)(1)を、土日祝日を除いた一般的な営業日数で補正する
(3)(2)を、テナントの賃借面積(坪)で割り、1坪あたりの電力量(kWh/坪)を求める
(4)電力会社管轄地域別に、(3)の平均値を求める
備 考:・店舗、倉庫、電算室といった事務所以外の用途のテナントは対象から除いている
・セントラル空調方式やガスヒートポンプ方式など、テナントごとに測定できない電気以外の
エネルギーは含んでいない
・本データの「月」は、電力量計の検針作業上の対象月であり、多くは20日締めである
・電力量が極端に多い、少ないデータは外れ値として算定対象から除いている
・テナントの入退去等により、月ごとに調査対象数は変動する
※前回調査は2013年9月25日付けニュースリリース「オフィステナント電力量の公表」を参照
http://www.xymax.co.jp/news/release/2013_09_25.html
※地域別の「オフィステナント電力量月次データ」は添付1を参照(2010年1月~2013年9月)
■オフィステナント電力量の推移
図表1は、東京電力管内の2010年1月から2013年9月までのオフィステナント電力量の移り変わりです。2013年7月は44.4kWh/坪、同8月は44.5kWh/坪、同9月は42.5kWh/坪となっています。震災前の2010年と比べると、一定の減少率をキープしていることがわかります。
図表1:オフィステナント電力量の推移(2010年1月~2013年9月)
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2013_12_24/img_01.png
■震災前の2010年に比べると、3年連続で10%以上減の水準を維持
図表2からわかる通り、夏季(7~9月平均)のオフィステナント電力量は、2010 年50.3kWh/坪、2011 年42.0kWh/坪(2010年比16.5%減)、2012 年42.8kWh/坪(同14.9%減)、2013年43.8kWh/坪(同12.9%減)と、震災後10%以上減の水準を3年連続で維持しています。このことから、オフィスにテナントとして入っている企業では、夏季の節電が定着し、継続していることがわかります。
また、同グラフから2011年、2012年と比べ、2013年の減少幅が、やや小さくなっていることがわかります。これは、2013年は、2012年に比べて最高気温が高かったこと(2012年35.7℃、2013年38.3℃ 気象庁より)。昨今の景気回復を背景に、所定外労働時間が延びたこと(2012年98.7、2013年102.6 厚生労働省より)などが背景にあると考えられます。
図表2:オフィステナント電力量夏季平均(7~9月)の推移
http://www.xymax.co.jp/news/release/images/2013_12_24/img_02.png
【会社情報】
■社名:株式会社ザイマックス不動産総合研究所
■代表取締役:吉本 健二
■所在地:東京都港区赤坂1丁目1番1号 ザイマックス赤坂111ビル
■主な株主:株式会社ザイマックス(100%出資)
■設立:2001年5月16日(平成13年)
■事業内容:
(1) オフィスビル・商業施設等の不動産における管理運営保全等に関する総合的な企画、調査、研究,開発業務
(2) 不動産の管理運営保全等に関するシステムサービスおよびデータベースサービスの提供業務
(3) 建築物・建築設備・建築物の環境・建築物の管理運営保全業務等の診断、検査、測定、分析業務
(4)賃貸用不動産市場に関する調査・分析・研究の実施および受託
(5)賃貸用不動産運営に関する分析・研究の実施および受託
(6)賃貸用不動産に関する情報提供サービス業務
企業情報
企業名 | 株式会社ザイマックス |
---|---|
代表者名 | 吉本健二 |
業種 | 不動産 |
コラム
株式会社ザイマックスの
関連プレスリリース
-
『不動産リアルトレンド2021~新型コロナウイルスの流行は社会と不動産をどう変えるか?~』を公開
2020年12月25日 10時
-
物件・テナント探しの会員制WEBサービス「インフォニスタ」を、 事業用不動産の専門情報サイトへとリニューアル
2020年12月22日 14時
-
不動産リアルトレンド2020
2019年9月30日 12時
-
からくさホテルグランデ新大阪タワー 開業日を2019年11月27日(水)に決定
2019年7月25日 10時
株式会社ザイマックスの
関連プレスリリースをもっと見る