『Gracenote Rhythm (TM)』日本版リリース記念イベント本日開催。『Music Hack Day Tokyo』にもAPI提供

『The State of Music Discovery ~Music Discoveryから考える音楽マーケットとテクノロジーの未来~』米Gracenoteの共同創業者・CTOが米音楽マーケットの最新トレンド、日本音楽業界のキーパーソンらが音楽サービスと音楽マーケットの未来について話し合います。

業界最先端の音楽コンテンツ認識技術と世界最大の音楽メタデータ・プロバイダーであるGracenote (本社:米国カリフォルニア州エメリーヴィル)の日本法人グレースノート株式会社(所在地:東京都渋谷区 以下、グレースノート)は、ミュージックディスカバリー・プラットフォーム『Gracenote Rhythm (TM)』日本版リリースを記念して、本日イベントを開催致します。
http://www.gracenote.com/events/musicdiscovery_japan2014/

2014年は、音楽ストリーミングサービスの日本での本格的な普及が期待されています。そこで注目されてくるのが、ユーザーにとって意味や価値のある音楽との出会いを提供する「ミュージックディスカバリー」というコンセプトです。
『The State of Music Discovery ~Music Discoveryから考える音楽マーケットとテクノロジーの未来~』と題して開催される本イベントでは、 音楽業界のキーパーソンによる音楽サービスと日本の音楽マーケットの未来についてのディスカッションと、米GracenoteのCTOによるアメリカの最新デジタル音楽マーケットと今後の展望についてスピーチが行われます。

Gracenote Rhythm = 音楽データ+“ヒューマン要素” +アルゴリズム

何千万という曲が聴き放題になる音楽ストリーミングサービスは音楽ファンにとってはありがたいもの。しかし曲数があまりにも多くて「自分の聴きたい音楽をうまく探せない」という問題をユーザーは抱えているといいます。ユーザーのリスニング傾向やヒストリーを把握して、意味のある音楽との出会いを提供するプラットフォーム、それがGracenote Rhythmです。


特徴1)世界最大量の楽曲メタデータを活用
音楽メタデータの属性情報は、楽曲の「ジャンル(ロックやヒップホップなど)」、「ムード(エキサイティング、ゆったりなど)」、「活躍年代(80年代など)」、「テンポ(BPMなど)」、「アーティストの活躍地域(ロンドン、ニューヨークなど)」、「アーティストのタイプ(女性アーティストなど)」という6つのカテゴリーで構成されています。
これら音楽の特性に関する属性情報は、アーティストと楽曲を密接につなぎ、類似した曲やアーティストの情報からラジオステーションを自動生成することができます。人気やトレンドに関するデータも、リスナーが新しい音楽や期待の新人アーティストを探しやすくできるように加えられています。Gracenote Rhythmが扱うジャンルは2300種類以上に及び、その中で日本の楽曲に関するジャンルは200以上と、日本の音楽マーケットにとって最先端のディスカバリーソリューションとなるものと考えています。

特徴2)音楽エキスパートたちによるデータ管理と新しいアルゴリズム
音楽エキスパートからなるグローバルチームが楽曲データを丁寧にフィードバックすることにより出来上がったのが、弊社の音楽データ・インテリジェンスです。音楽エキスパートとは、世界各地の音楽トレンドを詳細に把握している各国オフィスに勤務するグレースノート・スタッフであり、彼らの人力作業によりデータは管理されています。世界最大量の音楽メタデータ、世界中の音楽を熟知したエキスパートたちのヒューマンな仕事、そこに新しいレコメンデーション・アルゴリズムが合わさることで、あらゆるジャンルに対応した音楽ステーションやチャンネルの自動生成を可能としています。


特徴3)APIをデベロッパー向けにも公開
グレースノートは多様なエンターテイメント製品やサービスを通して世界中のリスナーから一日あたり5.5億もの検索クエリを受け取り処理。その音楽データベースは世界最大のトラフィック規模を誇っています。 したがってGracenote Rhythmは、いま最も堅牢で拡張性の高い音楽プラットフォームと言え、このトップレベルの技術インフラがあれば、音楽ファンが待ち望むサービスを開発することも夢ではありません。2/22-23に日本で初開催される音楽ハッカソン『Music Hack Day Tokyo』では、スポンサーとして参加しGracenote Rhythm APIを提供します。

▼グレースノート開発者プログラムに関してはこちらをご覧下さい。 https://developer.gracenote.com/


【開発に至る背景】

音楽を聴くことはエモーショナルな行為です。曲の歌詞やビートから、子どもの頃の経験や過去の恋愛の記憶が呼び起こされたりするものです。パーティの雰囲気作り、長いドライブにもつきあってくれる...。 暮らしの中のさまざまなシーンで人々をインスパイアするもの、それが音楽です。

ラジオが全盛期だった頃、ロックもジャズもリズム&ブルースも音楽のすべてを知り尽くしたDJの選曲によって私たちは音楽を聴いていました。DJは自ら選曲したコレクションに強い思い入れがあり、彼らのその思い入れはリスナーにとって新たに好きな音楽を見つけ出す参考となったものです。しかし残念なことに、私たちが今のネットサービスで体験していることはほとんどマシンの力に頼ったものとなっています。そこには感情のないデータをもとにしたレコメンデーションシステムしかないのです。

グレースノートは音楽テクノロジーとデータを扱う会社ではありますが、音楽体験には「ヒューマン要素」は絶対に不可欠であると信じています。メタデータをもとにインターネット上から自動的に情報やコンテンツを収集するだけでは不十分です。Gracenote Rhythmを開発した理由はここにあります。Gracenote Rhythmは次世代型音楽ストリーミングサービスのバックボーンとなるプラットフォームであり、その技術はメタデータ、アルゴリズム、そしてヒューマンパワーをうまく融合することにより作られているのです。


Gracenoteについて
グレースノートの音楽・映像のコンテンツ認識技術は業界最先端の技術です。30カ国分のテレビ番組情報や1億8000万曲の楽曲関連情報などを特長とする世界最大の音楽・映像メタデータ・プロバイダーとして、弊社の技術は世界中のエンターテイメント製品・サービスで採用されています。本社をカリフォルニア州・エメリーヴィルに置き、東京、ミュンヘン、ベルリン、ソウル、台北など世界各国でビジネスを展開しております。
■ ウェブサイト http://www.gracenote.com
■ Facebookページ http://www.facebook.com/gracenotejapan

*Gracenoteは、Gracenote, Incの登録商標です。その他の社名や商標・登録商標は各企業に帰属します。

企業情報

企業名 グレースノート株式会社
代表者名 Brian Hamilton
業種 その他サービス

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