横浜赤レンガ倉庫LED通信実証実験の開始について
ランプサーブ株式会社は、横浜市、株式会社横浜赤レンガ、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団の協力のもと、平成26年4月14日(月)から横浜赤レンガ倉庫にて、ランプサーブが開発した最先端のLED通信技術を用いた訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「横浜赤レンガ倉庫LED通信実証実験」を開始します。
ランプサーブは 従来とは全く異なる光の受信技術を発見、具現化したことにより、飛躍的な性能向上を実現しています。国際規格で定める通信性能に対し、50倍の通信速度、40倍の通信距離を達成したLED通信技術の実用化の可能性と課題を検討するために、年間600万人が来場する人気のスポット横浜赤レンガ倉庫1号館、2号館の2棟間によるLED通信設備を仮想化し連携することにより、光が遮断される状態での通信機能、遮断される外的要因、遮断された場合の迂回路等の検証とともに、LED通信から無線(Wi-Fi)による公共通信インフラとしてのアプリケーションやサービスの利用方法に関する検証を行います。
また、外国では旅行スタイルとして、日本以上に普及しているスマートフォンやタブレットなどを持参し、旅行先でもネット経由で現地の観光情報を収集したり、SNSを通じてリアルタイムに旅行記を発信したりする人も多く、無料Wi-Fiスポットのある場所には外国人観光客が集まりやすい傾向があります。今回の実験では、訪日外国人の利用率、利用動向の収集も行い、今後の横浜赤レンガ倉庫の活性化や回遊性の向上に活用する予定です。
1.本実証試験の概要
<実証期間> 平成26年4月14日(月)から平成26年10月31日(金)
<実施場所> 横浜赤レンガ倉庫1号館、2号館及び2棟間の一部エリア
<利用方法> どなたでもご利用いただけます。
サービス利用エリア内にて、スマートフォンやPC等でWi-Fiに接続。
接続後、利用言語と簡単なアンケートに回答するだけで開始できます。
2.開発した技術
1日中屋外で LED 通信を行うためには、太陽光等の外乱光を排除する機構がまず必要であり、複数の通信装置間で、自由空間上での光通信を行う場合、通信相手以外の光線はノイズとなる。そのため、通信相手以外の光信号を効率的に除去する必要があります。
従来の方法としては、通信装置の受信側において、入射してくる光の方向を限定することにより、対象となる通信装置の光線のみを受光する方法がありますが、
(1)装置に入射してくる光線を特定の方向に限定することにより、通信相手を制限する方法では、複数の通信装置間で同時に通信を行う場合に、相手の通信装置毎に、個別の受光機構を一つの通信装置内に設ける必要があり、移動体や装置の増減が起こる環境では、現実的な方法ではない。
(2)全ての通信装置からの光線を受光した上で通信相手の光線を選択する方法では、通信相手以外の光線も受光器まで受け入れる必要があるため、受光器の S/N 比が低下してしまい、複数の光源からの光線のうち、任意の光線を選択的に受光可能な技術を開発する必要がありました。
そこで弊社では、独自の空間分割装置を構成し、ノイズの排除と複数光源の受光、光源の追尾を可能にする機構を開発することに成功しました。
3.主な特徴
<通信距離>
青色 LED (OP6-4710HP2)を 350mA,3.3V にて駆動、75MHz のバンド幅で TCP/IP固定 IP にて双方向接続し、100mの距離で日中問わず TCP/IP 通信が可能。(2014年2月1日現在)
<通信速度>
基本構成はBlue/Green LED による 1 チャネルあたり 200Mbps のデュアルチャネル。
<低消費電力>
LED1~3 灯、コントローラを含め 5W 以下での動作を想定。
4.今後の展望
LED通信が生み出すマーケットは多岐に渡ると考えられ将来性も期待できます。
具体的には、携帯電話間通信を行うためのバックホールとしての利用や、ITS(Intelligent Transport Systems:高度交通システム)としての、車々間通信、信号機から車両や歩行者へ情報提供、道路照明(街灯)から車両や歩行者へ情報提供。
さらには、屋内外のデジタルサイネージ、工場での無線に変わる省配線情報伝達、航空機や船舶との通信など、現在無線で行われている環境の一部を代替することができると考えられます。
今回の実証実験の結果を踏まえて、横浜市とも連携して既存の都市インフラ(街灯や屋内外施設)を活用した情報通信設備の拡充も検討していきます。
5. 実証実験開始説明会
4月14日(月)午後2時より(午後1時受付開始)、横浜赤レンガ倉庫「1号館スポット(1階エントランス)」にて、実証実験開始に伴う報道関係者向けの説明会をおこないます。
参加をご希望の方は、ランプサーブまでご連絡お願い致します。
また、外国では旅行スタイルとして、日本以上に普及しているスマートフォンやタブレットなどを持参し、旅行先でもネット経由で現地の観光情報を収集したり、SNSを通じてリアルタイムに旅行記を発信したりする人も多く、無料Wi-Fiスポットのある場所には外国人観光客が集まりやすい傾向があります。今回の実験では、訪日外国人の利用率、利用動向の収集も行い、今後の横浜赤レンガ倉庫の活性化や回遊性の向上に活用する予定です。
1.本実証試験の概要
<実証期間> 平成26年4月14日(月)から平成26年10月31日(金)
<実施場所> 横浜赤レンガ倉庫1号館、2号館及び2棟間の一部エリア
<利用方法> どなたでもご利用いただけます。
サービス利用エリア内にて、スマートフォンやPC等でWi-Fiに接続。
接続後、利用言語と簡単なアンケートに回答するだけで開始できます。
2.開発した技術
1日中屋外で LED 通信を行うためには、太陽光等の外乱光を排除する機構がまず必要であり、複数の通信装置間で、自由空間上での光通信を行う場合、通信相手以外の光線はノイズとなる。そのため、通信相手以外の光信号を効率的に除去する必要があります。
従来の方法としては、通信装置の受信側において、入射してくる光の方向を限定することにより、対象となる通信装置の光線のみを受光する方法がありますが、
(1)装置に入射してくる光線を特定の方向に限定することにより、通信相手を制限する方法では、複数の通信装置間で同時に通信を行う場合に、相手の通信装置毎に、個別の受光機構を一つの通信装置内に設ける必要があり、移動体や装置の増減が起こる環境では、現実的な方法ではない。
(2)全ての通信装置からの光線を受光した上で通信相手の光線を選択する方法では、通信相手以外の光線も受光器まで受け入れる必要があるため、受光器の S/N 比が低下してしまい、複数の光源からの光線のうち、任意の光線を選択的に受光可能な技術を開発する必要がありました。
そこで弊社では、独自の空間分割装置を構成し、ノイズの排除と複数光源の受光、光源の追尾を可能にする機構を開発することに成功しました。
3.主な特徴
<通信距離>
青色 LED (OP6-4710HP2)を 350mA,3.3V にて駆動、75MHz のバンド幅で TCP/IP固定 IP にて双方向接続し、100mの距離で日中問わず TCP/IP 通信が可能。(2014年2月1日現在)
<通信速度>
基本構成はBlue/Green LED による 1 チャネルあたり 200Mbps のデュアルチャネル。
<低消費電力>
LED1~3 灯、コントローラを含め 5W 以下での動作を想定。
4.今後の展望
LED通信が生み出すマーケットは多岐に渡ると考えられ将来性も期待できます。
具体的には、携帯電話間通信を行うためのバックホールとしての利用や、ITS(Intelligent Transport Systems:高度交通システム)としての、車々間通信、信号機から車両や歩行者へ情報提供、道路照明(街灯)から車両や歩行者へ情報提供。
さらには、屋内外のデジタルサイネージ、工場での無線に変わる省配線情報伝達、航空機や船舶との通信など、現在無線で行われている環境の一部を代替することができると考えられます。
今回の実証実験の結果を踏まえて、横浜市とも連携して既存の都市インフラ(街灯や屋内外施設)を活用した情報通信設備の拡充も検討していきます。
5. 実証実験開始説明会
4月14日(月)午後2時より(午後1時受付開始)、横浜赤レンガ倉庫「1号館スポット(1階エントランス)」にて、実証実験開始に伴う報道関係者向けの説明会をおこないます。
参加をご希望の方は、ランプサーブまでご連絡お願い致します。
企業情報
企業名 | ランプサーブ株式会社 |
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代表者名 | 豊 耕一郎 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |