株式会社クロスワープ、ファイル共有サイト「百度文庫」等における企業機密文書公開など、情報漏えいを監視する「CONTENTS SECURITY」サービスを開始。
独自に開発したクローリング技術によって、社名等、事前に設定したキーワードに基づき、対象とするファイル共有サイトを自動的に検索・監視します。新たな漏えい文書などが確認された際には、自動的に所定の報告を行うほか、確認された文書ページの画面キャプチャは、画像として自動保存します。
eコマース、コンテンツセキュリティ分野で先進的なSaaS(*1)/ASP(*2)を提供する株式会社クロスワープ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:山崎 真吾、URL: http://www.crosswarp.com/ )では、かねてより、独自のクローリング技術を用いて、法人組織によるWebやP2P(*3)のネットワーク上の著作権侵害や情報漏えいの監視・対策をサポートしてきましたが、このほど、ファイル共有サイト「百度文庫」等における企業機密文書の意図しない公開など、情報漏えいを監視する「CONTENTS SECURITY」サービスを開始いたします。
クロスワープ「CONTENTS SECURITY」サービスは、社名等、事前に設定したキーワードによって、定期的に対象とするファイル共有サイトを自動的に検索・監視し、新たな漏えい文書などが確認された際に自動的に所定の報告を行います。確認された文書ページの画面キャプチャは、画像として保存します。漏えいが確認されなかった場合でも、要注意と判定したページは、継続監視とページ変更時の画面キャプチャの履歴を保存します。
また、文書漏えいなどを確認した際の「要削除要請」「保留」など、独自の対処方法の登録も可能です。さらに、対象とするサイト側の検索精度の悪さを補うページ内容とキーワードの関連度も判定します。
サービス利用料は、3サイト各50キーワードまで月額50,000円(税別)となります。クロスワープが目視によってページ内容の判定をする場合は、対象とするサイト1ページ当たり100円程度となります。*判定内容により個別の見積もりとなります。
利用に際しては、クロスワープが対象サイト、検索キーワード等のクローリング設定を実施、ユーザは、ログインIDとパスワードを使って、レポート画面に接続し、検索・監視結果を確認します。
クロスワープ「CONTENTS SECURITY」サービスが検索・監視の対象とする「百度文庫」(URL: http://wenku.baidu.com/ )は、検索エンジンを運営する中華人民共和国の「百度社」(バイドゥ社)が提供しているファイル共有・保存用のプラットフォームです。2013年夏からこの「百度文庫」に、日本企業の内部文書が漏えい・公開されていると報じられました。以降、日本企業から、クロスワープに対して、このような情報漏えいの監視をクローリング技術で効率化して欲しいとの要望が数多く寄せられました。
クロスワープでは、こうした要望に応えて、監視システムを構築し、その後、半年程度の実運用とサービスの改善を続けてきましたが、この度、使い勝手を維持したまま、「百度文庫」に加えて危険度が高いとされる中国の文書共有サイト「豆丁網」(URL: http://www.docin.com/ )、世界的に影響力が大きいとされる資料共有サイト「slideshare」(URL: http://www.slideshare.com/ )の監視に対応したサービスとして完成し、提供することとしました。
先の情報漏えいのニュースを受けて、JETRO(日本貿易振興機構)は中国文書共有サイト対策マニュアル(参考URL: http://www.jetro.go.jp/theme/ip/basic/pdf/baidu.pdf )を公表しています。このマニュアルによると、「百度文庫」には、2013年8月時点で、企業の文書と思われる資料を含む8,000万点の文書が公開されているとしています。
その中で、企業の予防策として「日常的な監視体制の確立」が必要であり、機密文書を見つけた場合は「サイト画像や画面キャプチャを保存し、証拠保存」して削除要請を行うとしています。
社内文書の機密性の判定は、多くの企業では法務や知的財産保護関連部門の社員が実施している業務だと考えられます。クロスワープのサービスでは、JETROの指摘するポイントを押さえつつ、大切なリソースである社員の時間を効率よく使い、監視体制を効率化できるようにサービスを構成しています。
【クロスワープ「CONTENTS SECURITY」サービスについて】
クロスワープでは、2005年からインターネットのさまざまなサイトやP2Pネットワークを、プログラムが自動で巡回する「クローリング」という技術に特化したシステム開発を行い、主に著作権侵害監視のサービスを提供してきました。
このほど提供する「CONTENTS SECURITY」サービスは、これまでのクロスワープの技術とノウハウ、実際のニーズに基づく半年間の運用経験に基づいて開発されています。
1.検索の自動化、継続監視
情報漏えい文書の確認は、何が社外秘扱いなのかを判定するというセンシティブなものであり、一般的には社外のアルバイトや派遣社員に委託せず、自社で確認している企業が多いと考えられます。とはいえ、知的財産保護関連部門や法務部門等の管理部門の人員は限られていることから、問題が起きればその影響は重大であるにも関わらず、貴重な人員の時間を要する外国サイトの監視はおろそかになりがちです。
クロスワープの「CONTENTS SECURITY」サービスは、一度報告して確認したURLは二度、報告する事はなく、毎月新たにアップロードされた文書だけを確認することが可能です。通信環境が悪く閲覧に多くの時間を必要とするサイトの場合でも、画面キャプチャの画像を事前に取得することにより、効率的に確認することができます。
このように、クロスワープのサービスを利用する事で、監視業務を効率化し、今まで後手に回りがちだった情報漏えい対策を、実際に社内で運用できる程度の負担で実施することができます。
2.証拠取りの自動化
JETROの資料でも指摘されている通り、情報漏えいの証拠はスクリーンキャプチャ等で取得し、保存する「証拠取り作業」が極めて重要です。しかし、作業時間の記録、画像の保存、かつ整理して保管するなど、多くの時間を要します。
クロスワープの「CONTENTS SECURITY」サービスでは、すべての対象ページのスクリーンキャプチャを取得し、クロスワープ側で保存する事でこの手間を省きます。また、「問題あり」と判定したページは継続的・自動的に監視を行い、ページタイトルなどに変更があった場合は、再度スクリーンキャプチャ等の証拠取得を実施する事も可能です。
3.独自の検索精度向上
「百度文庫」の検索機能はAND検索に対応していないため、例えば、「クロスワープ 社外秘」といった複数の語句を指定すると、「社外秘」だけを含む他社の文書も検索結果として表示されてしまいます。また、日本語などは単語の途中で切って検索をしてしまうため、意図しない結果が含まれる事が数多く発生する結果となり、これも検索に確認の時間がかかってしまう要因となっています。
クロスワープの「CONTENTS SECURITY」サービスでは、サイト側の検索結果を独自に解析し、検索語句に関連の高い結果を抽出してレポートする事で効率化を図ることができます。
<注釈>
*1 SaaS:Software as a Service
コンピュータ・ソフトウェアのさまざまな機能の中から、ユーザが必要とする機能だけをネットワークを介してオンラインで利用する形態。
*2 ASP:Application Service Provider
コンピュータ・ソフトウェアを必要に応じて、Webブラウザや専用のクライアントソフトなどによりインターネットを通じてダウンロードし利用すること。また、その提供事業者。
*3 P2P:peer to peer
ネットワーク上で対等な関係にある端末間を相互に直接接続し、データを送受信する通信方式で、ファイル共有ソフトな代表的な例。
【会社概要】
■会社名 株式会社クロスワープ
■代表者 代表取締役社長 山崎 真吾
■資本金 119,075,000円
■設 立 2001年10月4日
■所在地 〒150-0011 東京都渋谷区東2-27-10TBCビル4・5階
■TEL 03-3499-2986
■FAX 03-6861-3445
■URL http://www.crosswarp.com/
■メールフォーム https://www.crosswarp.com/security/contact/
■事業内容 eコマース.コンテンツセキュリティ分野におけるSaaSの提供
クロスワープ「CONTENTS SECURITY」サービスは、社名等、事前に設定したキーワードによって、定期的に対象とするファイル共有サイトを自動的に検索・監視し、新たな漏えい文書などが確認された際に自動的に所定の報告を行います。確認された文書ページの画面キャプチャは、画像として保存します。漏えいが確認されなかった場合でも、要注意と判定したページは、継続監視とページ変更時の画面キャプチャの履歴を保存します。
また、文書漏えいなどを確認した際の「要削除要請」「保留」など、独自の対処方法の登録も可能です。さらに、対象とするサイト側の検索精度の悪さを補うページ内容とキーワードの関連度も判定します。
サービス利用料は、3サイト各50キーワードまで月額50,000円(税別)となります。クロスワープが目視によってページ内容の判定をする場合は、対象とするサイト1ページ当たり100円程度となります。*判定内容により個別の見積もりとなります。
利用に際しては、クロスワープが対象サイト、検索キーワード等のクローリング設定を実施、ユーザは、ログインIDとパスワードを使って、レポート画面に接続し、検索・監視結果を確認します。
クロスワープ「CONTENTS SECURITY」サービスが検索・監視の対象とする「百度文庫」(URL: http://wenku.baidu.com/ )は、検索エンジンを運営する中華人民共和国の「百度社」(バイドゥ社)が提供しているファイル共有・保存用のプラットフォームです。2013年夏からこの「百度文庫」に、日本企業の内部文書が漏えい・公開されていると報じられました。以降、日本企業から、クロスワープに対して、このような情報漏えいの監視をクローリング技術で効率化して欲しいとの要望が数多く寄せられました。
クロスワープでは、こうした要望に応えて、監視システムを構築し、その後、半年程度の実運用とサービスの改善を続けてきましたが、この度、使い勝手を維持したまま、「百度文庫」に加えて危険度が高いとされる中国の文書共有サイト「豆丁網」(URL: http://www.docin.com/ )、世界的に影響力が大きいとされる資料共有サイト「slideshare」(URL: http://www.slideshare.com/ )の監視に対応したサービスとして完成し、提供することとしました。
先の情報漏えいのニュースを受けて、JETRO(日本貿易振興機構)は中国文書共有サイト対策マニュアル(参考URL: http://www.jetro.go.jp/theme/ip/basic/pdf/baidu.pdf )を公表しています。このマニュアルによると、「百度文庫」には、2013年8月時点で、企業の文書と思われる資料を含む8,000万点の文書が公開されているとしています。
その中で、企業の予防策として「日常的な監視体制の確立」が必要であり、機密文書を見つけた場合は「サイト画像や画面キャプチャを保存し、証拠保存」して削除要請を行うとしています。
社内文書の機密性の判定は、多くの企業では法務や知的財産保護関連部門の社員が実施している業務だと考えられます。クロスワープのサービスでは、JETROの指摘するポイントを押さえつつ、大切なリソースである社員の時間を効率よく使い、監視体制を効率化できるようにサービスを構成しています。
【クロスワープ「CONTENTS SECURITY」サービスについて】
クロスワープでは、2005年からインターネットのさまざまなサイトやP2Pネットワークを、プログラムが自動で巡回する「クローリング」という技術に特化したシステム開発を行い、主に著作権侵害監視のサービスを提供してきました。
このほど提供する「CONTENTS SECURITY」サービスは、これまでのクロスワープの技術とノウハウ、実際のニーズに基づく半年間の運用経験に基づいて開発されています。
1.検索の自動化、継続監視
情報漏えい文書の確認は、何が社外秘扱いなのかを判定するというセンシティブなものであり、一般的には社外のアルバイトや派遣社員に委託せず、自社で確認している企業が多いと考えられます。とはいえ、知的財産保護関連部門や法務部門等の管理部門の人員は限られていることから、問題が起きればその影響は重大であるにも関わらず、貴重な人員の時間を要する外国サイトの監視はおろそかになりがちです。
クロスワープの「CONTENTS SECURITY」サービスは、一度報告して確認したURLは二度、報告する事はなく、毎月新たにアップロードされた文書だけを確認することが可能です。通信環境が悪く閲覧に多くの時間を必要とするサイトの場合でも、画面キャプチャの画像を事前に取得することにより、効率的に確認することができます。
このように、クロスワープのサービスを利用する事で、監視業務を効率化し、今まで後手に回りがちだった情報漏えい対策を、実際に社内で運用できる程度の負担で実施することができます。
2.証拠取りの自動化
JETROの資料でも指摘されている通り、情報漏えいの証拠はスクリーンキャプチャ等で取得し、保存する「証拠取り作業」が極めて重要です。しかし、作業時間の記録、画像の保存、かつ整理して保管するなど、多くの時間を要します。
クロスワープの「CONTENTS SECURITY」サービスでは、すべての対象ページのスクリーンキャプチャを取得し、クロスワープ側で保存する事でこの手間を省きます。また、「問題あり」と判定したページは継続的・自動的に監視を行い、ページタイトルなどに変更があった場合は、再度スクリーンキャプチャ等の証拠取得を実施する事も可能です。
3.独自の検索精度向上
「百度文庫」の検索機能はAND検索に対応していないため、例えば、「クロスワープ 社外秘」といった複数の語句を指定すると、「社外秘」だけを含む他社の文書も検索結果として表示されてしまいます。また、日本語などは単語の途中で切って検索をしてしまうため、意図しない結果が含まれる事が数多く発生する結果となり、これも検索に確認の時間がかかってしまう要因となっています。
クロスワープの「CONTENTS SECURITY」サービスでは、サイト側の検索結果を独自に解析し、検索語句に関連の高い結果を抽出してレポートする事で効率化を図ることができます。
<注釈>
*1 SaaS:Software as a Service
コンピュータ・ソフトウェアのさまざまな機能の中から、ユーザが必要とする機能だけをネットワークを介してオンラインで利用する形態。
*2 ASP:Application Service Provider
コンピュータ・ソフトウェアを必要に応じて、Webブラウザや専用のクライアントソフトなどによりインターネットを通じてダウンロードし利用すること。また、その提供事業者。
*3 P2P:peer to peer
ネットワーク上で対等な関係にある端末間を相互に直接接続し、データを送受信する通信方式で、ファイル共有ソフトな代表的な例。
【会社概要】
■会社名 株式会社クロスワープ
■代表者 代表取締役社長 山崎 真吾
■資本金 119,075,000円
■設 立 2001年10月4日
■所在地 〒150-0011 東京都渋谷区東2-27-10TBCビル4・5階
■TEL 03-3499-2986
■FAX 03-6861-3445
■URL http://www.crosswarp.com/
■メールフォーム https://www.crosswarp.com/security/contact/
■事業内容 eコマース.コンテンツセキュリティ分野におけるSaaSの提供
企業情報
企業名 | 株式会社クロスワープ |
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代表者名 | 山﨑真吾 |
業種 | ネットサービス |