9ヶ月ぶりに国内トレーディングカードゲーム販売数が前年を上回る 「遊戯王シリーズ」の好調が回復基調の主因
株式会社メディアクリエイトは運営するwebサービス『TAND』(タンド)の中で、TCGの2014年5月の総販売数が40,220,869個で、前年同月比103.7%になったと報じた。2013年8月以来、9ヶ月ぶりに前年を上回ったことになり、これを契機として市況が回復基調に向かうとの見解を示した。
国内で唯一トレーディングカードゲーム(以下、TCG)市場のデータを集計している株式会社メディアクリエイトは、運営するwebサービス『TAND』(タンド)の中で、TCGの2014年5月(2014年4月28日~6月1日)の総販売数が40,220,869個で、前年同月比103.7%になったと報じた。2013年8月以来、9ヶ月ぶりに前年を上回ったことになり、これを契機として市況が回復基調に向かうとの見解を示した。
TCGの年間市場規模は2011年度に1,000億円を突破したが、その後大台割れとなり、2013年度の市場規模は881.9億円にまで落ち込んだ。今回の前年比増をもたらした要因は、主要シリーズである「遊戯王OCG」の復調にある。同シリーズは2013年6月以来約1年ぶりに前年実績を上回る結果を示した(金額ベースで前年比110.8%)。およそ15年間、TCG市場を牽引してきた同シリーズだけに、その復調が今後の市場全体を活性化するとの見通しである。
しかし、販売数ベースでは前年比を上回った2014年5月であるが、金額ベースでは8,304,329千円(前年対比92.1%)と、依然、不透明な状況が続いている。メディアクリエイトは、2012年5月の実績(8,349,801千円)とほぼ同水準であること、「遊戯王OCG」が幅広いユーザーを抱えていること等を挙げて、TCGの市況が上向き、低迷を脱しつつあると判断している。
詳細なTCG販売データおよびランキングについては、『TAND』(https://tand-toreka.biz/)に掲載しているとのことだ。2014年6月5日より募集している「モニター会員」は、1年間の期間限定ながら無料で同サイトの閲覧や各種のサービスが受けられる。同社は、特に流通関係者の会員登録を呼びかけている。
企業情報
企業名 | 株式会社メディアクリエイト |
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代表者名 | 細川 敦 |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |
コラム
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