イーソルのT-Kernelベースソフトウェアプラットフォームが、デンソーが開発したドライバーの運転状態を検出する「ドライバーステータスモニター」に採用
イーソルは、デンソーが開発したドライバーの運転状態を検出する「ドライバーステータスモニター」に、イーソルのT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」が採用されていることを発表します。
2014年10月24日
報道関係者各位
イーソル株式会社
デンソーが開発した、ドライバーの運転状態を検出する「ドライバーステータスモニター」にイーソルのT-Kernelベースソフトウェアプラットフォームが採用
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、株式会社デンソー(以下デンソー)が開発したドライバーの運転状態を検出する「ドライバーステータスモニター」に、イーソルのT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」が採用されていることを本日発表します。eT-Kernelプラットフォームは、T-Kernel 拡張版リアルタイムOS「eT-Kernel」を中心に、開発ツール「eBinder」、ファイルシステムやUSBスタック、ネットワークプロトコル、GUIなどの各種ミドルウェア、プロフェショナルサービスで構成されています。イーソルはeT-Kernelプラットフォームの提供を通じ、優れたリアルタイム性および高い信頼性の確保と、効率的なソフトウェア開発の実現に貢献しました。
ドライバーステータスモニターは、近赤外線カメラとECU(電子制御ユニット)から構成されます。近赤外線カメラでリアルタイムにドライバーの顔を撮影し、撮影した画像をもとにECUが顔の向きや目の開き具合などを検出・解析し、ドライバーが一定時間、目を閉じたり正面を向いていない状態が続くと、警報を鳴らしてドライバーに安全運転を促します。
ドライバーステータスモニターに採用されたのは、マルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」とリアルタイムシステム開発向けに特化した開発ツール「eBinder」です。eT-Kernel Multi-Core Editionは、2006年のリリース以来、デンソーのカーナビゲーションシステムをはじめとするさまざまな組込みシステムで採用実績をもつ、マルチコア対応SMP型リアルタイムOSです。独自の「ブレンドスケジューリング」技術により、ひとつのシステム/OS上で、高いスループットを達成するSMPのメリットと、シングルコア向けソフト資産の再利用やリアルタイム性の保証を可能にするAMPのメリットの両方を実現できます。eBinderはeT-Kernel Multi-Core Editionと緊密に統合されており、シングルコア向けのソフトウェア開発はもちろん、複雑なマルチコアシステムのデバッグや解析を強力に支援する様々なツールを提供します。eBinderの利用により、高品質なソフトウェアを効率的に開発できます。
eT-Kernelプラットフォームは、全方位型マルチカメラシステムなどの先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance System)に加え、カーナビやカーオーディオをはじめとする車載情報機器、OA機器、コンシューマ機器など、幅広い分野で多数の採用実績があります。eT-Kernelプラットフォームの採用により、多彩な実績が実証する高い信頼性と品質を取り入れることができます。また、イーソルは現在、eT-KernelとeBinderの機能安全規格の第三者認証の取得に向けた取り組みを行っており、2014年第4四半期には、自動車向け機能安全規格ISO26262における車載向け安全度水準(ASIL:Automotive SIL)Bでの認証を取得見込みです。機能安全規格対応のリアルタイムOSおよび開発ツールにより、機能安全規格への適合支援を行い、自動車向けソフトウェア開発における高い安全性の確保を強力にサポートします。
▽「ドライバーステータスモニター」プレスリリース(2014年4月3日デンソー発表): http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2014/140403-01.html
▽株式会社デンソー ウェブサイト: http://www.denso.co.jp/ja/
▽イーソル製品ユーザ様事例: http://www.esol.co.jp/successstory/rtos_middleware.html
イーソル株式会社 執行役員 エンベデッドプロダクツ事業部長 上倉 洋明 のコメント
「デンソー様のカーナビやドライブレコーダー搭載デジタルタコグラフに続き、ドライバーステータスモニターにeT-Kernelプラットフォームをご採用いただき大変光栄です。イーソルはこれまで、車載機器で求められる厳しいリアルタイム要求や高い信頼性の確保を実現するため、eT-Kernelプラットフォームの品質や性能、機能の改善を続けて参りました。eT-Kernel、eBinderに加え、幅広い採用実績により培われたノウハウや経験をベースにしたプロフェッショナルサービスと合わせて、今後も進化を続ける車載システム開発を強力に支援していきます。」
<補足資料>
▽ eT-Kernel詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel.html
▽ eBinder詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/ebinder.html
▽ eT-Kernel Platform詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/ecros.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectは、イーソル株式会社の登録商標です。
*eT-Kernel、PrUSBは、イーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
報道関係者各位
イーソル株式会社
デンソーが開発した、ドライバーの運転状態を検出する「ドライバーステータスモニター」にイーソルのT-Kernelベースソフトウェアプラットフォームが採用
イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下イーソル)は、株式会社デンソー(以下デンソー)が開発したドライバーの運転状態を検出する「ドライバーステータスモニター」に、イーソルのT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eT-Kernel Platform」が採用されていることを本日発表します。eT-Kernelプラットフォームは、T-Kernel 拡張版リアルタイムOS「eT-Kernel」を中心に、開発ツール「eBinder」、ファイルシステムやUSBスタック、ネットワークプロトコル、GUIなどの各種ミドルウェア、プロフェショナルサービスで構成されています。イーソルはeT-Kernelプラットフォームの提供を通じ、優れたリアルタイム性および高い信頼性の確保と、効率的なソフトウェア開発の実現に貢献しました。
ドライバーステータスモニターは、近赤外線カメラとECU(電子制御ユニット)から構成されます。近赤外線カメラでリアルタイムにドライバーの顔を撮影し、撮影した画像をもとにECUが顔の向きや目の開き具合などを検出・解析し、ドライバーが一定時間、目を閉じたり正面を向いていない状態が続くと、警報を鳴らしてドライバーに安全運転を促します。
ドライバーステータスモニターに採用されたのは、マルチコアプロセッサ対応リアルタイムOS「eT-Kernel Multi-Core Edition」とリアルタイムシステム開発向けに特化した開発ツール「eBinder」です。eT-Kernel Multi-Core Editionは、2006年のリリース以来、デンソーのカーナビゲーションシステムをはじめとするさまざまな組込みシステムで採用実績をもつ、マルチコア対応SMP型リアルタイムOSです。独自の「ブレンドスケジューリング」技術により、ひとつのシステム/OS上で、高いスループットを達成するSMPのメリットと、シングルコア向けソフト資産の再利用やリアルタイム性の保証を可能にするAMPのメリットの両方を実現できます。eBinderはeT-Kernel Multi-Core Editionと緊密に統合されており、シングルコア向けのソフトウェア開発はもちろん、複雑なマルチコアシステムのデバッグや解析を強力に支援する様々なツールを提供します。eBinderの利用により、高品質なソフトウェアを効率的に開発できます。
eT-Kernelプラットフォームは、全方位型マルチカメラシステムなどの先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance System)に加え、カーナビやカーオーディオをはじめとする車載情報機器、OA機器、コンシューマ機器など、幅広い分野で多数の採用実績があります。eT-Kernelプラットフォームの採用により、多彩な実績が実証する高い信頼性と品質を取り入れることができます。また、イーソルは現在、eT-KernelとeBinderの機能安全規格の第三者認証の取得に向けた取り組みを行っており、2014年第4四半期には、自動車向け機能安全規格ISO26262における車載向け安全度水準(ASIL:Automotive SIL)Bでの認証を取得見込みです。機能安全規格対応のリアルタイムOSおよび開発ツールにより、機能安全規格への適合支援を行い、自動車向けソフトウェア開発における高い安全性の確保を強力にサポートします。
▽「ドライバーステータスモニター」プレスリリース(2014年4月3日デンソー発表): http://www.denso.co.jp/ja/news/newsreleases/2014/140403-01.html
▽株式会社デンソー ウェブサイト: http://www.denso.co.jp/ja/
▽イーソル製品ユーザ様事例: http://www.esol.co.jp/successstory/rtos_middleware.html
イーソル株式会社 執行役員 エンベデッドプロダクツ事業部長 上倉 洋明 のコメント
「デンソー様のカーナビやドライブレコーダー搭載デジタルタコグラフに続き、ドライバーステータスモニターにeT-Kernelプラットフォームをご採用いただき大変光栄です。イーソルはこれまで、車載機器で求められる厳しいリアルタイム要求や高い信頼性の確保を実現するため、eT-Kernelプラットフォームの品質や性能、機能の改善を続けて参りました。eT-Kernel、eBinderに加え、幅広い採用実績により培われたノウハウや経験をベースにしたプロフェッショナルサービスと合わせて、今後も進化を続ける車載システム開発を強力に支援していきます。」
<補足資料>
▽ eT-Kernel詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/et-kernel.html
▽ eBinder詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/ebinder.html
▽ eT-Kernel Platform詳細:http://www.esol.co.jp/embedded/ecros.html
▽ イーソル ホームページ:http://www.esol.co.jp/
*eBinder、eParts、PrKERNEL、PrKERNELv4、PrFILE、PrCONNECT、PictDirectは、イーソル株式会社の登録商標です。
*eT-Kernel、PrUSBは、イーソル株式会社の商標です。
*TRON は"The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON, ITRON, T-Engine, T-Kernel はコンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品ないしは商品群を指すものではありません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
企業情報
企業名 | イーソル株式会社 |
---|---|
代表者名 | 長谷川 勝敏 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
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