今回は、テレビコマーシャルの関心度などを探ってみました。TVコマーシャルで関心が高いのは、男性はパソコンなど情報機器や乗用車、女性は菓子類や化粧品品!!。TVコマーシャルを見た後、インターネットで商品情報の検索をする割合は56%で、その割合は20代が最も高く、年代が高くなるに従い下降する傾向にある。

株式会社シーエヌエスが四半期単位で行なっている、インターネットユーザーを対象とした10万人サンプル回収の大規模アンケート調査「生活者アンケート」第16弾で、テレビ番組やTVコマーシャルに対する関心度、買い物の際の参考情報源などを探った所、以下のような結果が浮き彫りになった。

1.視聴するテレビ番組では、男女とも「ニュース」を見る割合が最も高く、次いで男性の場合「スポーツ」「映画」、女性の場合「連続ドラマ」、次いで「映画」の順で見る割合が高くなっている。
2.TVコマーシャルを見る度合いでは、「どんなコマーシャルでも流し見する程度」が最も多く45%、次いで「興味ある分野のTVコマーシャルに関しては見ている」が33%で続いている。なお「どんなTVコマーシャルでも興味を持って見ている」の割合は12%と低い。
3.TVコマーシャルで興味を持っている商品分野では、男性は「パソコンなど情報機器」、「TV、オーディオなどAV機器」、「乗用車」の順で興味が高く、女性は「菓子類」、「化粧品」の順で興味が高い。なお女性の「菓子類」、「化粧品」のTVコマーシャルに興味を持つ割合は、他の商品分野に対する興味の割合に比べ、群を抜いて高い。ちなみに、女性に興味の高い「菓子類」や「化粧品」は、年代の若い層ほど興味を持つ割合が高くなっている。
4.TVコマーシャルを見た後インターネット情報検索する頻度では、「よくある」7%、「たまにある」49%で、計56%と半数強は、TVコマーシャルを見た後インタ−ネットでその商品の情報検索している層になっている。なおその割合は、年代では20代、ライフステージでは未婚層や、既婚子供なしのいわゆるディンクス層において高い。
また、A)乗用車、B)パソコン/プリンター、C)デジタルカメラ/デジタルビデオカメラ、D)冷蔵庫/洗濯器など家電、E)化粧品、F)スーツ/コート類、G)保険商品の7商品分野を対象に、買い物の際参考にする情報源及びメーカーやブランドに対するこだわり度をとった所、
5.買い物の際参考にする情報源では、
A)乗用車の場合、「店頭展示品」、「インターネット情報」、「TVコマーシャル」、「店員や営業マンの意見」の順で参考にする割合が高いが、その割合において、4情報源間にそれ程格差は見られない。
B)パソコン/プリンターとC)デジタルカメラ/デジタルビデオカメラに関しては、「インターネット情報」次いで「店頭展示品」を参考にする割合が群を抜いて高く、
またE)化粧品の場合、「店頭展示品」、「インターネット情報」、「TVコマーシャル」の順で参考にする割合が高いが、乗用車同様、その割合において、それら3情報源間にそれ程格差は見られない。
G)保険商品の場合、「店員や営業マンの意見」を参考とする割合が最も高く、次いで「インターネット情報」と続き、トップの情報源が他の商品と趣を異にした結果になっている。
なおD)冷蔵庫/洗濯器など家電及びF)スーツ/コート類の場合、「店頭展示品」のみが群を抜いて高くなっている。
6.メーカーやブランドに対するこだわり度では、
A)乗用車の場合、「とてもこだわりを持っている」17%、「多少こだわりを持っている」40%で、こだわり派が計57%。年代では高年代ほどこだわり派が多くなる傾向が見える。
B)パソコン/プリンターでは、「とてもこだわりを持っている」14%、「多少こだわりを持っている」48%で、こだわり派が計62%と、7商品分野中最もこだわり派が多くなっている。
C)デジタルカメラ/デジタルビデオカメラは、「とてもこだわりを持っている」12%、「多少こだわりを持っている」46%で、こだわり派が計58%。
D))冷蔵庫/洗濯器の場合、「とてもこだわりを持っている」7%、「多少こだわりを持っている」39%で、こだわり派は計46%と半数以下に落ち込む。
E)化粧品の場合、「とてもこだわりを持っている」14%、「多少こだわりを持っている」33%と、こだわり派の合計は47%と半数以下だが、これを女性層に限ってみれば、「とてもこだわりを持っている」22%、「多少こだわりを持っている」47%で、こだわり派はおよそ7割を占める事になり、そのこだわり率は高い。なお年代別では、20代後半の層のこだわる割合が最も高くなっている。
F)スーツ/コート類のこだわり率は、「とてもこだわりを持っている」8%、「多少こだわりを持っている」29%で意外と低い。
またG)保険商品の場合、「とてもこだわりを持っている」8%、「多少こだわりを持っている」29%で、こだわり派は計37%と、7商品分野の中でこだわり率が最も低い。
ちなみに男女別傾向を見ると、A)乗用車、B)パソコン/プリンター、C)デジタルカメラ/デジタルビデオカメラに関しては、男性にこだわり派が多く、D))冷蔵庫/洗濯器、E)化粧品、F)スーツ/コート類、G)保険商品に関しては、逆に女性にこだわり派が多くなっている。

調査結果を、性別、年代別、ライフステージ別、就労形態別などで集計したレポートを、現在未無償で提供させて頂いております。
また調査結果は、○○に回答した層を対象に、その詳細を知るために新たなサーベイをかける等マーケティングパネラーとして活用する事が出来ます。
この件に関するお問い合わせは下記まで。

株式会社シーエヌエス
http://www.cns-tokyo.co.cp/ 
〒160-0017
東京都新宿区左門町9−6
TEL03-3341-8025
FAX03-3341-8023
担当者 山岸 格
e-mail:yamagishi@cns-tokyo.co.jp


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