『日本とアメリカ ハーフ・アンド・ハーフ』発売のお知らせ

『日本とアメリカ ハーフ・アンド・ハーフ』が2015年4月30日にブイツーソリューションより発行、星雲社より発売される。

報道関係者各位

『日本とアメリカ ハーフ・アンド・ハーフ ある日系人の回想』発売のお知らせ

日露戦争停戦の年に渡米した父とピクチャーブライドの母、明治から平成にかけて、日米の狭間で二十世紀の時代の嵐を生きた日系家族の物語。

「日本人ですが二十一才までアメリカで育ちました。血は日本人、精神形成はアメリカ。ハーフ・アンド・ハーフです」
 そう語る老紳士、トミー・マツウラと知り合った著者は、その生涯に興味を持ち、彼の経歴を一冊の本にまとめることを申し出る。それから2ヶ月、テープにして11本に及んだインタビューの内容は、太平洋戦争前後の日米関係を、その両方の立場で経験した者が見た貴重な記録であった。そこから10年に及ぶ追加取材を経て、ついにその歴史的資料が日の目を浴びる。

 トミーの父ジョージが渡米したのは1905年。新天地での成功を夢見た父は、次第にその生活を安定させるが、アメリカ内での日本人としての地位は当然のように低かった。その後、一時帰国した1921年にトミーは誕生。しかし、アメリカでの生活に馴染んだマツウラ一家を受け入れる空気は当時の日本になく、一家は再び渡米する。だが、アメリカでもアジア人移民法が成立するなど、人種に対する風当たりは益々強くなり、さらに日本本国が国際連盟の脱退を経て、日中戦争、そして第二次世界大戦へと向かったことで、日本人としての立場はより厳しくなり、トミーは母と共に帰国する道を選ぶ。しかし、アメリカ帰りという立場は再びトミーを苦しめる。そしてついに太平洋戦争が勃発。アメリカに残った父とは引き裂かれ、トミーも兵役を逃れる形で東南アジアへ渡る。そして、日本の敗戦を受け、この地で米軍捕虜となる……

 日本とアメリカ、両国の狭間で時流に翻弄される男の生涯を、その時々の日米史をベースに紐解き、国籍とは、人種とは、ナショナリズムとはなんなのか、アイデンティティの本質を問いかける一作。

 著者のスピアーズ洋子は、1942年東京生まれ。イギリスへの語学留学を経て、1973年よりフリーランスの通訳、レポーターとして、日本、ヨーロッパ、アジア、アフリカで働く。この間『ポールとマリのアフリカ放浪』を竹谷マリのペンネームで立風書房より出版。1979年よりオーストラリア在住。メルボルンで1992年より日本語ミニコミ情報紙『ユーカリ』を発行、2002年より以下のウエブサイトに移行し、掲載を継続している。http://www.yukari-shuppan.com.au

 上記書籍、是非ともお取り上げいただけますようお願い申し上げます。
 同書に関するお問い合せは下記までよろしくお願いいたします。
2015年4月30日初版第一刷発行  
定価¥1,620(税込) 
ISBN 978-4-434-20487-6

発行所 ブイツーソリューション
    〒466-0848 名古屋市昭和区長戸町4-40
    Tel 052-799-7391 Fax 052-799-7984
発売元 星雲社
    〒112-0012 東京都文京区大塚3-21-10
    Tel 03-3947-1021 Fax 03-3947-1617

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企業情報

企業名 株式会社ブイツーソリューション
代表者名 谷村勇輔
業種 新聞・出版・放送

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