オールＬＥＤ植物工場『イノベタス・富士ファーム』の公開

農林水産

株式会社イノベタスは、2015年2月に完全人工光（オールＬＥＤ）としては世界最大規模の植物工場である『富士ファーム』を新設し、４月から商品の出荷を開始しておりましたが、フル稼働の開始に合わせ、７月１０日（金）にこのたび完成を記念したお披露目をいたします。

株式会社イノベタス（本社：静岡県富士市、代表取締役社長朝倉行彦）は、人類が豊かな生活を送れるよう、安全・安心な食べ物を提供し続けることを使命として、2014年に静岡県富士市に設立した農業ベンチャーです。

事業の第一弾として、レタス等の葉物類を生産する完全閉鎖型の植物工場『富士ファーム』を、本社所在地に２月に竣工（３月稼働）、４月から出荷をしておりましたが、フル生産を今夏から開始できる見込みとなり、それに合わせて来月７月１０日にお披露目をいたします。

【完成披露式】

日時　２０１５年７月１０日（金）　１１時３０分から

場所　弊社富士ファーム（静岡県富士市伝法１３３８）

ご来賓予定　経産省、静岡県、富士市その他公的機関・団体、金融機関、取引先等）

留意事項

　①会場の都合により、招待制となっております。

　②敷地内は完全禁煙となっております。

　③開催に先がけて、建設関係者等と竣工式を執り行います。

【富士ファームの特徴】

●富士市は首都圏等へのアクセスがよく、また、良質な富士の水を活かせる好立地です。

●富士ファームの建設・設備導入にあたっては、日本政策金融公庫様をはじめとする金融機関、また経済産業省、富士市様等のご支援をいただきました。

●栽培商品であるレタス等は、首都圏や地元静岡県を中心としたスーパー等へ４月から出荷しており、今後は、国内に加えアジア各国・地域への安定輸出に取り組むとともに、新商品開発にも取り組みます。

●フル生産が実現すれば、稼働開始からわずか数か月（半年以内）で１日１万２千株程度の大規模生産体制を確立することになり、業界では前例のない早期立上げといわれております。さらに、今後は栽培日数の短縮等や５年以内をめどに同敷地内に新しいファーム（工場）を建設することで、1日あたり３万株出荷という世界最大級の生産規模を目指しています。

●富士ファームのハード面の特徴は、全ての栽培用照明にＬＥＤを使っているだけでなく、一般照明でもＬＥＤを利用しているほか、新しい制御・監視システムによる電力コスト等の削減、多段棚の効率的配置による面積あたりの栽培数向上、屋根に太陽光発電設備を設置する環境配慮など、先進的な技術を導入しております。

●ソフト面では、クリーンルームにおける生産性・衛生面に配慮した業務マニュアル、事業所敷地内へのたばこを含む火気持ち込み禁止等、ソフト面での業務改善・人的リスクの極小化にも取り組んでおります。

イノベタスでは、今後も人にも環境にも、そして従業員にも『やさしい植物工場』を目指して、野菜生産のモデルを世界に提案すべく、取り組んでまいります。

【富士ファームの概要】

名称　株式会社イノベタス　富士ファーム（2015年3月1日稼働）

所在地　静岡県富士市伝法1338番地

延床面積　１８５１．５０㎡

栽培品目　レタス等の葉物類（現在６品種）

生産規模　１日１２，４２０株

設計・施工管理　東洋紡エンジニアリング株式会社

施工　平和建設株式会社