”健康食育”が日本の食の明日をつくる「健康食育AWARD2015」開催〜公募締切は2015 年7 月18 日まで〜

一般社団法人　日本健康食育協会は、健康にまつわる社会的課題を解決し、日本の未来に貢献する個人・事業主・企業・団体などを表彰する「健康食育AWARD　２０１５」を開催します。

食育基本法が制定されてから10年。

これまで、日本各地で様々な「食育活動」が行われてきました。

食事のマナーを教えるもの、農業体験、工場見学、料理教室・・・「食」と結びつけば、なんでも「食育活動」です。

「食育」が、知育・徳育・体育の土台にあり、心身の健康のために重要であることが理解され始めているものの、一方で、健康にまつわる社会課題は依然多岐にわたり多く存在します。多くの「食育活動」は一過性で終わりがちで、長期的な健康実現を目指す取り組みはされていても、少ない・・・もしくは、その活動自体にフォーカスがなかなか当たらない、活動そのものの社会的地位が向上しないという側面があります。そこで私たちは、健康にまつわる社会課題を解決することを明確な目的として活動している団体や個人を表彰し、「健康食育」という新しい概念を普及推進することで、日本の未来に貢献したいと考えています。

◆健康食育AWARD　2015　エントリー募集期間◆

2015年6月18日～7月18日23：59　【詳細：http://jhe.or.jp/activity/award/】

◆健康食育AWARD　2015概要◆

日時：2015年8月18日(火)　12時半開場　13時開演

会場：日比谷図書文化館　日比谷コンベンションホール

内容；最終選考者によるプレゼン、審査、表彰、

審査員（50音順/敬称略）：魚戸おさむ（漫画家）、柏原幸代（一般社団法人日本健康食育協会　代表理事）

小林速雄（公益財団法人　日本生涯学習協議会　常務理事）前田出（一般社団法人　生涯学習認定機構　代表理事）宮本正一（医学博士、同志社大学生命医学部研究員）

入場券：前売り券￥3,000（当日券￥4,000）【チケット購入：http://award818.peatix.com/】

◆健康にまつわる社会課題は、「食」で変えられる！◆

現状の食育活動で、本当に健康になれるのか？答えは、残念ながらNOです。

しかし、様々な活動を通して私たちは「食」で健康にまつわる社会課題は解決できると確信しています。

日本は現在、生活習慣病などの慢性疾患が増え、高齢化が進んで介護問題が深刻化し、子どもから高齢者まであらゆる世代に不健康状態が増加している傾向にあります。医療費や介護福祉費など社会コストの増大は深刻な状況です。この背景の１つとして「食」の影響は実は非常に大きいのです。「食」は、医療ではケアできない部分にも力を発揮し、特に予防領域においては大きな役割を果たします。

しかし、これまで行われてきた食育は、「食の大切さを伝える」という趣旨で子ども向けの体験やイベント、または企業の商品PRに絡むものが主流で「健康」というキーワードで様々な情報が発信されはするものの、啓蒙的な活動に留まっていました。

これからは、長期的な視点でもっと幅広い世代に対し、健康の実現という明確な目的を持ち取り組む活動が求められます（本来の食育基本法の理念）。つまり今こそ「食を通じて健康をつくる」というソリューション活動へ移行する時期ではないかと考えています。そのような活動が広がり成果を挙げれば、先にあげた社会課題を変えることができます。啓蒙活動としての「食育」からソリューション活動としての「健康食育」へ。

「健康食育アワード2015」は、この「健康食育」の推進・発展を目指しています。

また、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、文化的要素と共に健康的な面が認められました。私たちは、この和食を「ごはんを主食とする日本型食生活」と定義し、健康問題に直面している国々に対し日本発で提供する活動を目指しています。日本だけでなく世界の人々が健康で幸せになる活動、それが「健康食育」活動です。