着物を世界へ、着物を未来へ - クラウドファンディングでニューヨークファッションウィークへの挑戦

きものアルチザン京都は京友禅、京鹿の子絞り、京繍、西陣織等の京都のキモノ職人の集団で結成された非営利法人です。Hiromi Asaiはニューヨークとマイアミを拠点に国際的に活動している着物スタイリストです。海外での着物の普及を目指し非営利法人 Kimono Hiro Inc. を立ち上げています。このたび、両者はニューヨークファッションウィーク２０１６年２月に正式参加し、本物の着物を出展することを目指しています。

ニュー ヨークファションウィークは世界四大ファッションショーの一つで、世界中からファッション業界やメディアが集う大きなイベントです。着物による世界四大 ファッションウィークへの参加は史上初の試みです。本当の着物を世 界の最大規模のファッションステージで発表し、新たな着物の市場を開拓すること、それにより、着物を作る職人の危機的状況を好転させ、着物を作る技術を次 世代に受け継ぎ発展させたいという願いでこのプロジェクトを立ち上げました。

そのための資金調達に今回はクラウドファンディングを使用す ることとし、７月31日まで世界最大のクラウドファンディングであるキックスターターで資金を募っています。ファッション業界でも四大ファッションウィー クへの正式参加を目指すクラウドファンディングは世界初の試みです。

https://www.kickstarter.com/projects/530372888/authentic-kimono-on-stage-at-new-york-fashion-week

または

http://kck.st/1Nj5jBZ

【背景】

日本国内での着物の需要が減り、着物業界は相次ぐ倒産をむかえており、着物を作る職人は多大な打撃を受けています。そして、作り手の激減、作り手育成にも手が回らず、職人の高齢化が大きな問題になっております。１０００年培った本物のきものを作る伝統技術があと５年以内には作る職人がいなくなるのではないのかとの声も出ております。

アンティーク着物の人気は増えつつありますが、新たに着物を作る職人がいなくなれば、着物は急激に減って行き、着物そのものがなくなる日も来るかと思います。現にアンティーク着物も最近急激に減っています。

【目的】

本物のきものを次世代へと伝えるため、日本の着物の職人の存続をかけて、世界市場へと新規開拓を志しました。そのため、ニューヨークファッションウィークに出展し日本美の結晶である着物を世界にしらしめようと思い、本プロジェクトを立ち上げました。世界市場に出ることは、日本文化の着物そのものを本当の意味で守ることだと考えています。これはプロモーションではなく、日本のきもの職人を次世代へとつなげていくことへの挑戦です。

【概要】

2016年2月のニューヨークファッションウィーク(ニューヨークコレクション)に正式参加します。着物ファッションショーは他のブランドと同じくオーソドックスなスタイルで、ファッションウィークのランウェイで披露する予定です。モデルは全員ファッションウィークに参加するプロのモデルを使用し、ファッションとしての着物を美を世界に発信する予定です。

【資金調達】

ニューヨークファッションウィークに正式参加して、着物ファッションショーを行うためには1回で約10万ドル (1250万円)の費用が掛かります。このニューヨークファッションウィークに出展する費用を、キックスターターという世界最大のクラウドファンディングを使いご支援を募っております。クラウドファンディングは特定の大口寄付に頼ることなく、世界中の多くの皆さんの寄付(出資)によりプロジェクトを遂行しようという新しい資金調達方法です。またクラウドファンディングは単なる寄付とは異なり、寄付額に応じてリワード(プレゼント)を受け取ることができます。

7月31日までに5万ドル (625万円)を集めることが目標です。日本を含め、世界各地からの資金提供を受け、現時点で目標額の30%に達しており、目標到達の可能性は高く、プロジェクトの成立の可能性が高まっています。

【詳細情報】

当プロジェクトの詳細はFacebookページにて日々更新中です。
https://www.facebook.com/kimonotonyfw