操作者の分身となる遠隔コミュニケーションロボット「OriHime」のビジネスレンタルを開始 - OriHimeを活用した新サービスを開発する連携企業を募集
株式会社オリィ研究所は、「会いたい人に会いに行ける、行きたいところに行ける」をコンセプトに、遠隔操作で自由自在に動かせる世界初の小型分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の新型量産モデルを開発、7月7日より法人向けに15台の限定ビジネスレンタルを開始。同時にOriHimeを活用したサービスを共同で開発するパートナー企業を募集。
株式会社オリィ研究所(所在地:東京都武蔵野市、代表取締役CEO:吉藤健太朗)は、「会いたい人に会いに行ける、行きたいところに行ける」をコンセプトに、遠隔操作で自由自在に動かせる世界初の小型分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の新型量産モデルを開発し、7月7日より法人向けに限定ビジネスレンタルを開始しました。
製品ページ: http://orihime.orylab.com/
「OriHime」は、インターネット経由で手・首の向きを自由に動かし、相手と会話ができる、利用者にとっての分身となるロボットです。例えば、入院中で学校に通えない児童が、学校の自分の席に置かれたOriHimeをiPadのアプリで遠隔操作し、首の向きを変えて黒板や教室の様子を見渡したり、手を自由に動かしてジェスチャーを交えながら先生や友達と会話したりすることができます。
当社CEO吉藤が幼少期に療養のため3年半ほど学校に通えなかった実体験と、あまり外に出ることができない高齢者や障がい者の意見により、2009年から研究開発をスタート、これまでに100名以上の利用者のフィードバックをもとに80台の試作機を開発し、分身として必要な機能を追求してきました。
その結果、iPadのアプリを使って、OriHimeを動かしたい方向に自分の指を動かす、傾けるといった直感的な操作性により、自分の身体のように誰でも簡単に操作できる量産モデルが完成しました。OriHime本体はボタン1つだけで起動し、4歳の子どもでも思い通りの操作が可能です。
周囲の量産化のニーズに応えるべく、2011年から実用化に向けた試験に乗り出し、製品リリースの準備を進めてまいりましたが、このたび、2015年7月7日に初回ロットとして、限定15台の先行予約ビジネスレンタルを開始しました。
初回は、OriHimeを活用したサービスを共同で開発するパートナー企業を募集し、その後序々に生産台数を増やし、2016年3月までに100台の導入、100通りの新しいサービスの開発を目指します。
<これまでの導入事例>
怪我で入院し旅行に行けなくなった社長の分身として、OriHimeを社員旅行に連れて行ってもらい、懇親会に参加して乾杯の音頭をとった事例や、単身赴任で海外にいる男性が友人の結婚式にOriHimeで出席した事例、また、施設から出られない高齢者がボランティアの人にOriHimeを運んでもらい、お墓参りや買い物にいくことで精神的リハビリになった という事例があります。
さらに、入院するとOriHimeを借りることができる病院など、全国の施設、企業、学校などに試験導入され、使用していただいております。
2015年1月には、毎年ラスベガスで開催される世界最大の家電の見本市(Consumer Electronics Show)にも出展し、高い評価を得て、ノルウェーの家庭にも試験的に導入されました。
■株式会社オリィ研究所について
設立日:2012年9月28日 代表:吉藤健太朗 「たとえ寝たきりでも、会いたい人にあえ、社会に参加できる未来をつくる」という理念のもと設立、吉藤がかねてより開発していた分身ロボットOriHimeの製品化のための研究開発、実用化を行う。
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企業情報
企業名 | 株式会社オリィ研究所 |
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代表者名 | 吉藤健太朗 |
業種 | その他製造業 |