外務省医務官として海外医療経験が豊富な著者が、未知の感染症からメンタルヘルス対策までを一冊にした「パンデミック症候群 ~国境を越える処方箋~」を刊行

エボラやMERSなど、毎年のように新しい感染症が世界で広がっています。日本から海外への出国者が増える中で求められるのが、新しい感染症に対する知識と海外渡航時のメンタルケア。安心して海外生活を送るために必要な知識を一冊にまとめた、渡航医学(トラベルメディスン)のガイドブックが8月5日に出版されます。

関西福祉大学 勝田吉彰研究室(所在地:兵庫県赤穂市)では、国境を越えてやってくる感染症への対処や異文化に対するメンタルヘルスを分かりやすく解説した書籍「パンデミック症候群 ~国境を越える処方箋~」を2015年8月5日(水)に刊行いたします。

 

▼パンデミック症候群 ~国境を越える処方箋~(エネルギーフォーラム新書)

http://www.energy-forum.co.jp/eccube/html/user_data/latest_publication.php

 

 

■未知の感染症に対して、国境を越えた処方箋を処方

エネルギーフォーラム新書より出版される「パンデミック症候群 ~国境を越える処方箋~」は、外務省医務官として24か国で海外医療の世界を経験した渡航医学の専門家が、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌での豊富な解説経験を生かして、これから日本に入り脅威となる病気や、海外進出にあたって要注意な感染症&メンタルヘルス、さらに海の向こうの医療についてわかりやすく解説しています。

 

致死率の高いエボラ出血熱や、蚊によって媒介されるデング熱、韓国での感染も話題になった中東呼吸器症候群(MERS)など、国境を超えて感染が広がる病気。今後もチクングニヤ熱やジカ熱などが日本国内に広がる可能性も懸念されています。

 

耳慣れない感染症に対して、不用意に不安を感じるのではなく、しっかりとした知識を身につけて対処していただくのが本書の狙いです。海外旅行を楽しむために備えておきたい病気の知識、今後ますます増えてゆく海外勤務で自分の身を守るための情報も含めて一冊にしました。

 

 

■国境を越えた人が注意すべきポイントを分かりやすく解説

外務省の統計(※1)によると、海外に住む日本人の数は114万人から、118万人、129万人と毎年増加する一方で、出国者も2000万人を越えています。海外に出向く日本人が増える中で、国内にはない感染症に対する知識や、海外で起こりがちなメンタルケアに関する情報は、年を追うごとに需要が高まっています。

 

グローバル化が進む中、海外生活など想定もしない人生を送ってきた個人事業主や中小零細企業関係者などが、突然の海外赴任で戸惑うケースが後を絶ちません。

著者が外務省医務官として海外勤務を経験してきた中で、「海外生活初心者」が直面する健康管理やメンタルヘルスに対する情報提供の必要性を痛感し生まれたのが本書です。

 

これまで多くのテレビ出演経験を活かし、医学的内容を一般の方々にわかりやすく平易に解説。感染症で気をつけるべきポイントから、日常的なメンタルヘルスまでを一冊に集約しました。

 

本書では、海外旅行時にありがちな食中毒から、世界的にも深刻なエボラ出血熱まで幅広い範囲をフォローしましたが、未だ知られることの少ない感染症が急激に拡大する可能性もあります。

それらに対して緊急にアナウンスできるのが、テレビやラジオといったメディアだと考えています。海外発の疾患に関して、何らかの知見が必要な場合にはお問い合わせください。

 

 

※1.

外務省|海外在留邦人数調査統計

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/

 

 

【書籍概要】

タイトル:パンデミック症候群 ~国境を越える処方箋~

ISBN: 978-4-88555-454-4

価格:900円+TAX

出版:(株)エネルギーフォーラム

〒104-0061 東京都中央区銀座5-13-3

TEL 03-5565-3500

 

【目次】

序章 国境をこえる感染症

いま何が起こっているのか

報道の数字を読む

 

第一部 国境の向こうからやって来る感染症   エボラ熱とは何だろう?

エボラ熱とは何だろう

エボラの流行から学べること

エボラ生還者の憂鬱―ポストエボラ・シンドローム

世界一有名になってしまったセックスをめぐる恐怖

エボラ生還者の喪失感

MERS (中東呼吸器症候群)

中国SARS流行と韓国MERS流行を振り返ってQ&A

マラリア -夜のパーティーに忍び寄る脅威―

デング熱 -日本では100人でパニック、アジアの国々は万単位―

チクングニヤ熱 -国家非常事態宣言をだしたカリブの国―

鳥インフルエンザ・新型インフルエンザ

 

第二部 国境を越えたあなたは狙われている

A型肝炎 -レストランを選ばねばならないワケー

B型肝炎 -昔注射針、今、セックス感染症―

ウイルス性出血熱 -エボラで一躍有名になったファミリー

狂犬病 ―噛まれたらワクチン5回打ち!-

ハエ蛆病 ―皮膚の下を虫が這いまわる原因は?-

顎口虫 ―寿司を堪能、虫がゴソゴソ皮膚をはい回るー

住血吸虫 ―裸足は危ない、肝硬変へまっしぐらー

旅行者下痢症

食中毒 ―日本にはないこんなリスクー

腸チフス

コレラ

日本脳炎 ―日本より海外に多い日本脳炎―

麻疹 ―本家ディズニーランドを震撼させたバイキンマンー

髄膜炎 ―アフリカに拡がる髄膜炎ベルト地帯―

カテゴリA -邪悪な心と結びつき襲ってくるー

アタマジラミ

輸血のリスク

 

第三部 国境を越えるメンタルリスク

感染症とメンタルヘルス

右往左往する日本人社会 ―SARS流行の心理社会的影響―

鳥インフルエンザ ー2009年北京の阿鼻叫喚―

治療分断問題 -持病は国境を越えれど治療は越えずー

国境を越えたあなたを襲うアルコール問題

宗教とアルコールの微妙な関係

異文化に適応するプロセス ―3か月後に危機が来る―

人はなにで壊れるのか -ストレスマグニチュードー

第四部 国境の向こうの医療はこうなっている

実は優秀な途上国の医師たち、でも・・・

一等車の医療と二等車の医療

公立病院は庶民の病院

多剤耐性菌問題

空飛ぶ医療

海外旅行傷害保険に入る意味

 

第五部 それでも国境を越えてくる

チャイナ・プラス・ワン

これから入ってくるかもしれない病気をどう迎えるか

感染者差別の構造と対処のしかた

メンタルヘルス 日本の本社はこう支えよう

送り出す前にすべきこと

送り出してからすべきこと

OKY

アンテナを研ぎ澄まそう ―海外行くときはこのサイトをチェック!-

マイナー言語の情報はこうやってキャッチしよう

 

終章 国境を越える心得帳

新しい感染症は来るものだ

初動でミスっても取りかえしてきたのが人類の歴史

国境はないものと心得よう

手洗い・咳エチケット・昆虫対策は王道だ

メンタルヘルス問題は起こるものだ



企業情報

企業名 関西福祉大学 勝田吉彰研究室
代表者名 勝田 吉彰
業種 医療・健康

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