水戸岡鋭治氏、「或る列車」を語る。初公開画像も披露。『鉄道デザインの心』発売記念トークで。当日の様子をYouTubeで公開
日経BP社は、単行本『鉄道デザインの心』を刊行した水戸岡鋭治氏のトークイベント(7月28日19時~/書泉グランデ)を開催し、その映像をYouTubeで8月7日に公開しました。
YouTube公開URL https://www.youtube.com/watch?v=y1__RwP_cmY
(y1の後は、アンダーバーが2回続きます)
「或る列車は、黄金の馬車と呼ぶ。ベルサイユ宮殿に負けないデザインを目指した」
トークイベントで水戸岡鋭治氏は、自身がデザインを手がけ8月8日から運行を開始する豪華列車「或る列車」の初公開の外観画像3点と内観3点や、豪華寝台列車「ななつ星」の画像を参照しながら、多くの職人と共に作り上げた車両への思い、徹底してこだわった材料やデザインについて語っています。
豪華を極めた或る列車について「“黄金の馬車”と呼んでいる。車両正面の唐草模様は、あえて明治~昭和にかけての技術によってメッキ加工を行い独特の風合いを出した」と語りました。
「ベルサイユ宮殿に負けない装飾に仕上げた」という内装の画像を見せた瞬間には、参加者から感嘆の吐息が漏れました。「貴族や殿様が使った最高のものを、現代のデザイン力と技術力でみんなが使えるようにした」と解説しました。
車両側面には「エンブレムをこれでもかというほど付けた理由は、ホームについた時にどこを背景にしても記念撮影ができるから」とのユニークなアイデアは、会場を沸かせていました。
ななつ星の最後尾の大きな窓について、「JR九州の唐池会長が “九州を再認識するための30億円の額縁”と呼んだことに感動した」と、エピソードを明かしています。
また、デザインについても触れ、「子供の頃に感動をした列車の旅の時間と空間を切り取って、自分の記憶を思い起してアイデアを生み出している。これからも、未来の子供たちのためにも感動させるものづくりをしていかなければならない」と思いを語っています。
■著書紹介
タイトル :鉄道デザインの心 世にないものをつくる闘い [136zu02A]
著者 :水戸岡鋭治
発行日 :2015年6月29日
定価 :本体2,000円+税
ISBN :978-4-8222-7541-9
体裁 :A5判・並製・226ページ
発行 :日経BP社
発売 :日経BPマーケティング
日経BP書店:http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/242320.html
アマゾン :http://www.amazon.co.jp/dp/4822275418/
企業情報
企業名 | 水戸岡鋭治「鉄道デザインの心」広報事務局 |
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代表者名 | 佐々木勇二 |
業種 | 新聞・出版・放送 |