ココナッツオイル は、「ブーム」から「定着」へ ココナッツオイル認知は約6割、使用者は2割弱 「食用」と「スキンケア」に使用

東南アジアやハワイなどで常用されているココナッツ。数年前までは、日本人の食生活での使用範囲は菓子類に限定されており、一部の人を除いて馴染みの少ない食材でした。最近、ココナッツオイルが認知症予防に効果があるというアメリカのデータが紹介されたことをきっかけに、人気に火がつきました。今では、輸入食材を扱っている店だけでなく、スーパーやドラッグストア、コンビニでも手に入る身近な食材となりました。そこで、2004年からフィリピン産ココナッツを原材料にした様々なココナッツ製品を製造販売するココナッツ専門店「ココウェル」では、日本の生活者のココナッツに対する意識や行動の実態を明らかにするために、20~50代の女性400人を対象に「ココナッツに関する生活者実態調査」を行いました。

本調査結果からは、ココナッツの食材としての魅力やヘルシーイメージはかなり広まりつつある一方で、素材の特性を生かした食べ方や調理方法などの情報の普及が、最近のココナッツ人気に追い付いていない一面が垣間見えました。

ココナッツを購入したくないと回答した97人に、その理由を聞いたところ、「食べ方、調理方法がわからない」(39%)という意見が目に付き、「食べ方、調理方法」をはじめとする啓発活動を、今まで以上に実践していく必要性を感じさせる結果となりました。

 

フィリピンではココナッツは「生命の木」(Life of Tree)とも呼ばれるほど、水分、ミネラル、脂肪、タンパク質、炭水化物などが含まれるとても栄養価の高い植物です。日本でも、ココナッツオイルは認知症予防に効果があるとして注目されていますが、ココナッツの花の蜜から作られるココナッツシュガーも、低GI食品として、国民病ともいわれる糖尿病患者および予備軍の食生活での活用に期待がもたれています。さらに近年、猛暑の続く日本では、ココナッツウォーターが熱中症対策に最適な飲み物として注目されています。

 

このように、日本でもココナッツの多岐にわたる魅力が知られるようになってきており、ココナッツの特性を生かした「食材としての調理方法やレシピ」、あるいは、より効果的で洗練された「ココナッツスキンケア」情報や健康に役立つ情報が生活者に届けられることで、日本人の生活にココナッツが定着するであろう兆しが感じられます。

ココウェルでは、今後も、ココナッツが日本人の生活に定着することを目指して、より実用的な“ココナッツ情報”を継続的に提供していきます。

 

≪調査結果の要約≫

●ココナッツの認知率は約8割、ココナッツオイルは約6割

「ココナッツ」を知っていると答えた人は約8割(76.1%)。話題のココナッツオイルを知っている人は約6割(55.5%=222人)でした。

ココナッツオイルは日本市場ではまだニューフェースともいえる食材。ココナッツオイルを知っている人(222人)の中でも「ココナッツオイル」を使ったことがあるのは、72人(32.4%)と3割弱にとどまっており、「知ってはいるけど使ったことはない」人が多いことが分かりました。実際、ココナッツオイルを購入しない理由としては、「食べ方、調理方法が分からない」(39.2%)が最も多く、次いで、「価格が高い」(24.7%)、「香りが嫌い」(20.6%)「流行ものが嫌いだから」(20.6%)が挙げられています。

 

 

●ココナッツオイルの用途は、食用とスキンケア。ヘルシーイメージが浸透

ココナッツオイルを使用している人たち(72人)の約8割が、「食べたり料理したことがある」(食用56人、77.8%)、4割が「肌に使ったことがある」(スキンケア29人 40.3%)と、「食用」と「スキンケア」の2つに集約されています。

 

 

また、ココナッツオイルを使用する理由としては、「肌のつや、美肌に良さそうだから」(34.7%)、「健康維持に良さそう」(31.9%)「ダイエットに良さそう」(26.4%)が上位を占めており、ココナッツオイルのヘルシーイメージが使用意欲を後押ししていることが窺えます。

 

 

ココナッツオイルの食べ方としては、「トーストしたパンに塗って」が最も多く、「炒め油として使う」「デザートに入れる」「カレーに入れる」「コーヒー・紅茶に入れる」などがポピュラーな食べ方のようです。

 

●ココナッツオイルを購入しない理由

今後の購入意向を聞いたところ、購入したくないと回答した97人に、その理由をお聞きしたところ、「食べ方、調理方法がわからない」(39%)を多くの方からあげています。「食べ方、調理方法」をはじめとする啓蒙活動を、今まで以上に実践していく必要性を感じさせる結果となりました。

 

【参考】

■ココナッツの産地といえば・・・

ココナッツの産地と思う「国・地域」については、フィリピン(57.2%)が最多。次いで、インドネシア(52.0%)、ハワイ(50.9%)の順でした。



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企業情報

企業名 株式会社ココウェル
代表者名 水井裕
業種 食品関連

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