塾講師の授業力No.1を競う「グランプリ」を開催
第4回グランプリ受賞は講師歴17年目のベテラン。10年前、教え子の不合格に「誰一人、同じ思いをさせたくない」と誓う。
臨海セミナーは、神奈川・東京・千葉・埼玉の1都3県に307校を展開する総合進学塾です。
今年で創立41周年を迎え、本年度の夏期講習は52,656名(8/5現在)の生徒が参加しました。
その臨海セミナーの塾講師1,000名以上の中から、授業力No.1を決定する「J-1グランプリ決勝戦」が、10月14日(水)神奈川県立音楽堂において催されました。
各エリアで行われた予選を勝ち抜いた講師の中から、さらに3名に絞られたファイナリストによる模擬授業が行われ、臨海セミナー職員による投票の結果、金子誠一講師(横浜西部ブロック)がグランプリに選ばれました。
進学塾が生徒の成績を上げ、志望校に合格させるためには、講師による入試問題等の教材研究と、徹底した授業研修が必要です。
「J-1グランプリ」は授業力の向上を目的として、株式会社臨海の人材育成センターによって2012年より実施されており、今回が第4回となります。
講師たちは「入試・定期テストに出題され、なおかつ、生徒が躓く所を明確にとらえているか」、「発問や内容の工夫があり、生徒の知的好奇心を喚起させる授業か」、「生徒の集中力を切れさせないような、具体的な指示を出しているか」などの項目で授業を評価され、競い合いました。
第4回グランプリに選ばれた金子講師は、これまでに教室長、地域責任者を歴任し、今年で講師生活は17年目となります。
金子講師は、自身の塾講師の原点として、10年前の苦い思い出を振り返ります。
湘南地域で教室長をしていた当時、県下の公立難関校である湘南高校に一人の生徒を受験させました。
模試や学校の成績などから、その生徒の合格は間違い無いと思っていましたが、結果は不合格。
その年の合格発表はとても寒い日だったのを、今も覚えているそうです。
金子講師は、「(自分の授業は)合格させるためではなく、カリキュラムを進めるための授業になっていたのではないか」と自問し、そこから意識が変わったといいます。
「誰一人、この生徒と同じ思いはさせたくない。全員を合格させたい」と誓いを立て、何よりも授業の準備、教材研究に重きを置くようになりました。
入試問題や担当地域の中学校の定期テストの徹底的な研究は、「テスト・入試に出る授業へのこだわり」だとしています。
今回のグランプリで出場者に与えられた授業時間は8分間でしたが、金子講師はそのためにも膨大な時間の事前準備をして臨んだといいます。
10年前に不合格だったその生徒は、気持ちを抑えて、入試得点の開示期間に高校へ確認に行き、結果を教室へ持ってきてくれました。
金子講師は当時の気持ちを絶対に忘れないように、その点数のメモを今でも手帳に挟んで、片時も離さず持っています。
また、教室長の立場としては「一人では生徒の点数を上げることはできません。打ち合わせや研修を通して、まだ経験の浅い講師のハートに火をつけること」が重要とも語ります。
株式会社臨海は今後とも、全講師が授業力の研鑽に努め、一人でも多くの生徒を志望校合格へ導けるよう、邁進してまいります。
そのための取り組みを教育に関心をお持ちの方にお知り置き頂きたく、また、教育に携わる現場の講師の思いをお伝えしたく、この度リリースをお送りさせて頂きました。何卒宜しくお願い致します。
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企業情報
企業名 | 株式会社臨海 |
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代表者名 | 佐藤博紀 |
業種 | 教育 |
コラム
株式会社臨海の
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