NTTデータとSassorがエネルギーマネジメントサービス分野で協業
本協業では、NTTデータが提供する電力事業者向けアプリケーションプラットフォーム「ECONO-CREATM(エコノクレア)」とSassorのIoTアプリケーションおよびサービスを連携し、エネルギーマネジメントサービスを提供することを目的としています。その第一弾として、2016年1月より、Sassorの「Energy Literacy Platform(以下:ELP)」を、ECONO-CREAのアプリケーションに追加し、提供する予定です。その後、両社の分析ノウハウを組み合わせて、需要家の使用電力に関するデータ分析サービスを提供する予定です
※本ニュースリリースは株式会社NTTデータ、株式会社Sassorの2社が共同で配信しています。重複して配信されることがありますが、ご了承願います。
2015年12月18日
NTTデータとSassorがエネルギーマネジメントサービス分野で協業
株式会社Sassor
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)と株式会社Sassor(本社:東京都千代田区、代表取締役:石橋 秀一、以下:Sassor)は、エネルギーマネジメントサービス分野で協業することで、2015年12月16日に合意しました。
本協業では、NTTデータが提供する電力事業者向けアプリケーションプラットフォーム「ECONO-CREATM(エコノクレア)」とSassorのIoTアプリケーションおよびサービスを連携し、エネルギーマネジメントサービスを提供することを目的としています。その第一弾として、2016年1月より、Sassorの「Energy Literacy Platform(以下:ELP)」を、ECONO-CREAのアプリケーションに追加し、提供する予定です。
その後、両社の分析ノウハウを組み合わせて、需要家の使用電力に関するデータ分析サービスを提供する予定です。これにより両社は、中小規模の施設・店舗等をはじめとしたさまざまな業種の需要家に対して、質の高い電力利用状況のモニタリングサービスや消費電力削減を目的とした業務オペレーション最適化支援など、より高度な分析データの提供が可能となります。
今後、NTTデータとSassorは、本連携サービスについて、2020年までに10,000拠点への導入を目指します。
【背景】
2016年4月に開始される電力小売自由化により、電力小売事業には多種多様な事業者の参入が可能となります。競争が激化する厳しい環境の中、電力小売事業者においては、顧客管理システム、需給管理システム等の業務システムはもちろんのこと、電力データの活用や電力の利用に応じたポイントの付与、さらにはそれらを用いた他サービスとの連携など、需要家向けサービスの充実や他社との差別化を図る必要があります。
NTTデータグループでは、電力事業の立ち上げ・運営から、新規サービスやビジネスの創出に至るまで、一貫したサポートを可能とする電力小売自由化に向けたサービスを展開することとしています。新規サービス創出の取り組みのひとつとして、2015年9月にNTTデータが開催した「第2回 豊洲の港から® オープンイノベーションコンテスト(注1)」において、「電力×異業種の新サービス創出に関する協業」を募集テーマのひとつとして掲げ、Sassorが優秀賞を受賞しました。
その後、共同検討を進めた結果、両社は電力分野でのエネルギーサービス市場の拡大と電力データの利活用による新規ビジネス創出を目的として協業することとしました。
【協業の概要】
NTTデータのアプリケーションプラットフォーム「ECONO-CREA」と、SassorのIoTアプリケーションサービス「ELP」の相互接続を実施し、提供する予定です。
また今後、蓄積したデータを用い、NTTデータが持つ業種ごとの特性を踏まえたデータ分析ノウハウと、Sassorが持つ電力データや各種IoTセンサーデータの分析ノウハウなどを組み合わせた分析サービスを提供します。
顧客・業種ごとの特性を踏まえた分析ノウハウと電力消費量を掛け合わせることで、さまざまな業種の企業やエンドユーザーにより適切な分析を行い、経済性や環境を考慮した高付加価値なサービスが提供可能となります。
本サービスは主に、電力小売自由化対象となる中小規模の施設・店舗を運営する飲食業、小売業を中心として提供し、さらには銀行や地方自治体、電力事業者とそのエンドユーザーである家庭を対象に提供していきます。
【各社の役割】
今回の協業における各社の役割は以下のとおりです。
■NTTデータ
ECONO-CREAは、電力データや分電盤データなどのIoTデータのみならず、仕様の異なるさまざまなデータを一元的に収集・保管・マイニングを行い、サービスプロバイダーにAPI(注2)を提供するプラットフォームです。今後、NTTデータはECONO-CREAのアプリケーションプラットフォームを提供し、データの収集・保管・マイニングおよびAPIをサービスプロバイダーとなるSassorに提供していきます。
なお、ECONO-CREAは今後も多くのサービスプロバイダーと連携しアプリケーションを拡充していく予定です。また、電力分野のみならず異業種分野のプラットフォームと相互連携しアプリケーションを組み合わせることで、新しいサービスを創出するプラットフォームを提供します。
■Sassor
Sassorは、ECONO-CREAを活用してELPサービスを電力需要家や企業等ユーザーに提供します。
ELPはセンサーを活用し個々の電気製品がどれだけの電力を消費しているのか、リアルタイムで把握し、電気の消費量を見える化・分析するソリューションです。主に中小規模の施設向けに提供しており、工事不要で手軽に業務改善をサポートします。
【今後について】
両社は、本連携サービス提供開始後も、電力データやIoTデータ、気象データなどを利活用し、リアルタイム分析やエネルギーマーケティング分析など、NTTデータのECONO-CREAの基盤をベースに、エネルギーマネジメントサービスのさらなる拡張を進めます。
今後、両社は営業連携も強化し、本サービスについて2020年までに10,000拠点への導入を目指します。
(注1) 2015年9月4日お知らせ
「第2回 豊洲の港から®presentsオープンイノベーションコンテスト“さあ、ともに世界を変えていこう”結果発表」
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/information/2015/2015090401.html
(注2) API(Application Programming Interface)とは、あるシステムで管理するデータや機能などを、外部のシステムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のことです。
*「豊洲の港から」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
*「ECONO-CREA」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
添付画像・資料
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企業情報
企業名 | 株式会社Sassor |
---|---|
代表者名 | 石橋 秀一 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
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