株式会社ストラテジックキャピタルが大和冷機工業株式会社への株主提案提出を公表
弊社は、INTERTRUST TRUSTEES (CAYMAN) LIMITED AS TRUSTEE OF JAPAN-UP(以下「ファンド」)と投資一任契約を締結しております。ファンドは、本年1月25日に、大和冷機工業株式会社に対し、来る定時株主総会について株主提案権を行使しました。
2016年2月1日
株式会社ストラテジックキャピタル
代表取締役 丸木強
大和冷機工業株式会社(東証一部:コード6459)への株主提案について
弊社は、INTERTRUST TRUSTEES (CAYMAN) LIMITED SOLELY IN ITS CAPACITY AS TRUSTEE OF JAPAN-UP(以下「ファンド」といいます。)と投資一任契約を締結しており、ファンドは大和冷機工業株式会社(以下「当社」といいます。)の発行済株式総数の約3.79%(ファンドに対する複数の常任代理人分の合計)を保有しております。
ファンドは、本年1月25日に、当社に対し、来る3月開催予定の当社の定時株主総会について株主提案権を行使する書面を発送し、同月26日に当社への株主提案に係る書面の到達を本日確認しましたので、本件を公表いたします。株主提案の内容及び提案の理由のそれぞれの概要は以下の通りです。
株主提案権行使に係る書面の写しは、下記のリンクをご参照ください。
http://www.stracap.jp/index.html
記
1. 提案する議題の内容
①定款変更
現在、当社の剰余金の配当等は、取締役会で決定されることとなっているが、この決定権を株主総会に戻す。
②余剰金の配当
上記の定款変更を踏まえ、一株当り配当金を62円とする(中間配当5円と合わせると年67円となる)。
2.提案の理由
①定款変更
現在、当社の剰余金の配当等は、取締役会の決議によって決定されることとなっている。これは、取締役会が剰余金の配当等について株主の利益を反映した適切な決定を行うことを前提とした制度だが、当社は、当期純利益の水準の変化に拘わらず、また、莫大な現預金を保有し、さらにこれが近年毎年拡大しているにも拘わらず、一株当り配当金は年10円を継続しており、株主の利益を反映した適切な決定を行ってきたとはいえない。
当社の株主の利益のためには、剰余金の配当等の決定権は株主総会に戻すべきである。
②余剰金の配当
当社の連結ベースの現預金は、平成15年12月末は約129億円(有利子負債は190億円)、平成20年12月末は約170億円(有利子負債ゼロ)と、増加し続け、平成25年12月末現在は約360億円、平成27年9月末には約394億円となった。さらに、当社は平成27年3月末時点で長期預金を60億円保有しており、現在も継続保有していると推定される。
この合計約454億円は、1月22日現在の当社の時価総額約440億円の約103%に相当し、当社は稀有な上場企業といえる。
当社は、設備投資等に大きな資金需要はなく、このように使途がない現預金は、徒に会社内に留保せず株主に還元することが、株主価値を高め、ひいては株価の向上に繋がるため、配当を大幅に増額すべきである。
また、以上の通り、現預金を膨らませ続けた結果、平成27年9月末現在の純資産は約532億円(一株当り約1036円)であり、今期予想一株当り配当金10円では、自己資本配当率は約1%を切る低い水準となる。さらに、1月22日現在の株価851円は、PBR0.82倍であり、同日現在の東証一部上場企業平均の1.15倍を大きく下回る。
なお、本提案により、大幅増配を実行すれば、株主価値の向上が期待できる一方、配当総額は当期利益の範囲内であることから、前期末の当社の現預金水準の大きな変動には繋がらない。
以上
企業情報
企業名 | 株式会社ストラテジックキャピタル |
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代表者名 | 代表取締役 丸木 強 |
業種 | 金融・保険 |
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