フューチャーリンクネットワーク 大日本印刷と協業し、地域の通貨・共通ポイントの導入支援事業を開始
全国196エリアで地域情報サイト「まいぷれ」を運営する株式会社フューチャーリンクネットワーク(本社:千葉県船橋市、代表取締役社長:石井丈晴、以下FLN)は、大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:北島義俊、以下DNP)と協業し、地域の通貨・共通ポイントの導入支援事業を開始します。FLNの持つ地域に密着した事業運営実績と、DNPの持つ高精度なサービス開発力を掛けあわせて、地域の通貨・共通ポイント運用の課題となってきた負荷の軽減と更なる利便性の向上をめざします。
地域と深いかかわりを持つFLNと高い技術力を持つDNPがタッグを組み、地域の通貨・共通ポイントの導入や普及を推進します。
事業開始の背景
地域活性化が叫ばれるようになって久しい昨今、地域内での経済の動きを活発にすることは急務です。その課題を解決する一策として、地域の通貨や共通ポイントを活用する取組が注目されており、全国の自治体や企業はそれらの普及や利便性の向上を目指して活動しています。
FLNでは2012年より山陰エリア(出雲・松江・米子)にて地域の加盟店で共通利用できるポイントサービス「まいぷれポイント」を開始し、2013年には千葉県船橋市、2014年には宮崎県宮崎市とそれぞれの地域に展開してまいりました。また、2015年には兵庫県伊丹市と官民協働で運営する「いたみんポイント」事業も開始し、自治体や企業が抱える課題解決策として地域の通貨・共通ポイントの需要を感じる一方で、導入や運用に対して発生する高負荷が課題となっていました。
そこで、ICカードビジネスにおいてシステム設計から最新のマーケティング手法の提案まで一元的に提供してきた実績のあるDNPと協業し、DNPが開発する「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」を活用することで、地域の通貨・共通ポイントの運営負荷の軽減と利便性の向上を図ります。
DNPと協業する地域の通貨・共通ポイントの支援事業について
本支援事業では、DNPが決済端末やシステムの提供およびシステムと連動した新サービスの開発を行い、FLNは当サービスの各地域への販売と運営事務局を担います。
《導入店舗に負担の少ないスマートフォン決済端末を使用》
FLNはこれまで「まいぷれポイント」の普及に励み、導入店舗からの運用や活用に関するさまざまな意見をいただいてきました。その中でも多くの導入店舗が抱えている課題が決済端末の操作性に関するものです。
今回DNPが開発したシンクライアント型スマートフォン決済端末を導入することで、導入店舗はタッチパネルや専用アプリによって簡単に利用できるようになります。また、決済端末の機能は必要最小限にとどめ、サーバー側でシステム処理やデータ管理を行うため、ネットワーク経由で決済端末の設定やメンテナンスが可能となります。
また、この端末は通信可能な環境であれば屋内外問わず利用でき、屋外の祭りやフリーマーケットなどでも利用することが可能です。今後は自治体や企業が主宰する地域イベントなどでの活用も進めてまいります。
FLNは今回の協業により、地域の通貨・共通ポイント事業の課題であるICカード管理や加盟店への精算業務およびシステム管理や端末の保守などの運営業務の負荷軽減が実現されることで、各地域での事業推進を支援し、地域経済の活性化に寄与することをめざします。
今後の展開
両社は本サービスの実証実験を重ねながら、同年7月に本格的なサービスを開始する計画です。また、FLNは兵庫県尼崎市でサービス開始する「まいぷれポイント」における本サービスの導入を予定しています。
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企業情報
企業名 | 株式会社フューチャーリンクネットワーク |
---|---|
代表者名 | 石井 丈晴 |
業種 | 旅行・観光・地域情報 |
コラム
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