アミタグループは2016年3月に台湾彰化県にて初の海外循環資源製造所(リサイクル工場)を開所し、シリコンスラリー廃液などの100%リサイクル事業を開始します。
アミタホールディングス(株)の事業会社であるアミタ(株)(以下 アミタ)と、アミタの100%子会社である台灣阿米達股份有限公司は3月24日に台湾循環資源製造所(台湾彰化県)を開所しました。今後、シリコンスラリー廃液などを100%リサイクルする事業を展開していきます。本事業による3カ年(2016~2018年度)の売り上げ目標は11.2億円です。アミタグループは今後、台湾の製造所を起点としながら、国内外での廃棄物のリサイクル事業の拡大を図ってまいります。
詳細:http://www.amita-net.co.jp/news/2016/03/31-taiwan.html
台湾でのビジネススキーム
シリコンスラリー廃液などの産業廃棄物を100%リサイクルします。回収したクーラント回収液・回収砥粒・回収切削粉はそれぞれリサイクル資源としてユーザーに供給されます。シリコンスラリー廃液とは、太陽電池や半導体に使用するシリコン(Si)の切削カスを含んだスラリー(液体と固体の懸濁液)状の廃液です。余分な残さを発生させることなく100%リサイクルする当社の独自技術は、市場競争力を有しています。
産業廃棄物の100%リサイクルサービスの海外展開
2014年からマレーシアでの産業廃棄物リサイクル事業を開始する許可取得および現地での事業実施に向けた具体的調査を行うとともに、ベトナム・インドネシアでは、リサイクル事業化検討のための市場調査を実施しています。2015年は新たにタイにおけるリサイクル事業の市場調査を実施し、産業廃棄物リサイクルや廃棄物管理業務のIT化支援サービスなどの事業可能性を検討しています。
島しょ地域における包括的資源循環システム構築
日本国内の宮城県本吉郡南三陸町中心に展開している地域内包括的資源循環システムを海外の島しょ地域に展開すべく、2014年からパラオとベトナム ハイフォン市 カットバ島で事業調査を実施しています。本事業の関心は高く、2014年12月にはペルーで開催された第20回気候変動枠組条約締約国会議(COP20) 日本パビリオンにてパラオにおける取組事例紹介と事業進捗報告を実施しました。
北九州市と連携した海外展開
アミタは2010年6月30日に北九州エコタウンエリアの響灘臨海工業団地内に自社の100%リサイクル工場「北九州循環資源製造所」を稼働しました。以来、環境先進都市を掲げる北九州市と国内外で様々な官民連携による事業推進を実施しています。中でも海外への事業展開において、廃棄物リサイクル事業は各国で行政等の許可が必要となります。そのため、事業実施には政府間・都市間の連携、交渉が重要です。北九州市は姉妹都市提携などの協力関係や行政交渉等の役割などでアミタを含むエコタウンシステムの海外進出を支援しています。
企業情報
企業名 | アミタホールディングス株式会社 |
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代表者名 | 熊野英介 |
業種 | その他サービス |
コラム
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