聾者のためのビジネスマナー講座を、タイで始めたい!
タイ国における聾者(聴覚障害者)は、就業時におけるマナーを教えられる機会が殆ど無く、そのために離職率が非常に高い水準にあります。そして態度の悪い従業員のレッテルが貼られ、聾者全体が敬遠されるという悪循環に陥っています。聾者にビジネスマナーを教えることにより、定職率を上げ、自立した生活をおくれるよう支援することができます。そこで、タイ国に財団を立ち上げ、聾者を対象としたビジネスマナー講座を開設します。また、雇用者と聴覚障害者のコミュニケーションを円滑にするための支援を行い、相互理解を深めることにより、聴覚に障害者があっても安定した生活をおくることができるよう支援します。
障害者支援を中心に仙台市で活動する特定非営利活動法人あいの実(仙台市泉区 理事長:乾祐子)所属の久保潤一郎は、2016年4月4日よりクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、「ろう者のためのビジネスマナー講座を、タイで始めたい!」プロジェクトを開始しました。
「ろう者のためのビジネスマナー講座を、タイで始めたい!」
https://readyfor.jp/projects/help_the_deaf
本プロジェクトでは、教育を必要とする約1万4000人聴覚障害者の半数以上が何らかの理由で就学をしていない、という事実に注目しています。貧富の格差、医療事情、障害に対する認識・情報不足など、発展途上国特有の事情もありますが、教育不足が聴覚障害者の人生に大きな障害を更に加えることになります。
挨拶、就業態度など、わずかなマナー教育を行うだけでも悪循環に陥っている聴覚障害者の就業環境を良い循環に切り替えることができます。
一口3,000円から支援を受け付けており、タイのお菓子セットやスパセットなどのリターンを手に入れることができます。本プロジェクトは5月9日23時〆切であり、目標金額の40万円に達した場合のみ、プロジェクトが成立となります。
【クラウドファンディングとは】
インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。
【今後の展望】
聾学校の卒業を控えた子どもたちと大人の聾者を対象としたビジネスマナー講座を開設します。マナーを教えるビデオを作成し、聾学校での上映、またマナー教室での上映・実演などを行っていく予定です。一度の教育だけでなくその後のフォロー、マナー上達状況などをみて、聴覚障害者であっても信頼できる大人であることを評価する制度を作ります。
また、雇用者側の偏見や誤解を取り除く活動も平行して行っていく必要があると感じています。聾者は筆談ができるといった誤解や、聾者は皆きちんと働かないといった偏見を取り除き、教えればきちんとできること、聾者の世界がどうなっているのかの説明を丁寧に行っていきたいです。
「ろう者のためのビジネスマナー講座を、タイで始めたい!」
https://readyfor.jp/projects/help_the_deaf
【久保潤一郎について】
タイ語、タイ手話ができることを生かして、タイの聾者の通訳などのボランティアを行っている。
所属:特定非営利活動法人あいの実 仙台市泉区
代表者:理事長 乾祐子
設立:2005年5月2日
Tel:022-346-1730
添付画像・資料
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企業情報
企業名 | 久保潤一郎 |
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代表者名 | 久保潤一郎 |
業種 | 教育 |