第1回「斎藤茂太賞」創設と授賞式について
一般社団法人日本旅行作家協会(会長/下重暁子・会員数約250人)ではこの度、旅にかかわる優れた著作を表彰する「斎藤茂太賞」を創設した。これは、当協会創立会長の故・斎藤茂太氏(作家・精神科医)の功績をたたえ、またその志を引き継ぐために創設したもの。2015年に出版された紀行・旅行記、旅に関するエッセイ及びノンフィクション作品を対象とし、最終審査は2016年6月8日(水)、授賞式は目黒雅叙園にて2016年7月28日(木)に行われる。審査員は下重暁子(作家)、椎名誠(作家)、芦原伸(紀行作家・SINRA編集長)、種村国夫(イラストレーター・エッセイスト)。最終候補作は以下の4冊。『唄めぐり』(新潮社)石田千著/『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社)田中真知著/『The Songlines』(小学館)竹沢うるま著/『菌世界紀行――誰も知らないきのこを追って』(岩波書店) 星野保著
報道関係各位
2016年4月14日
第1回「斎藤茂太賞」創設と授賞式について
一般社団法人 日本旅行作家協会 会長 下重暁子
斎藤茂太賞実行委員会 委員長 市岡正朗
一般社団法人日本旅行作家協会(会員数約250人)ではこの度、旅にかかわる優れた著作を表彰する「斎藤茂太賞」を創設いたしました。これは、長年にわたり日本の旅行文化発展に貢献した当協会創立会長の故・斎藤茂太氏(作家・精神科医)の功績をたたえ、またその志を引き継ぐために創設したもので、第1回「斎藤茂太賞」は下記の要綱と日程にて選出いたします。なお、本年2016年は斎藤茂太氏の生誕100年、没後10年の節目となります。
[主催]
一般社団法人 日本旅行作家協会
[審査員]
下重暁子(作家・一般社団法人 日本旅行作家協会会長)
椎名 誠(作家・日本旅行作家協会名誉会員)
芦原 伸(紀行作家・SINRA編集長・日本旅行作家協会常務理事)
種村国夫(イラストレーター・エッセイスト・日本旅行作家協会常任理事)
[選考対象]
1.2015年1月1日より12月31日までの1年間に、初版として出版された単行本および単行本未刊行の新書・文庫本を対象とする。ただし、自費出版、ネット発表作品および電子書籍は対象外とする。
2.作品のジャンル&テーマは、紀行・旅行記、旅に関するエッセイ及びノンフィクション作品とする。
3.著者の国籍は問わないが、日本語で書かれたものとし、翻訳は対象としない。
4.日本旅行作家協会会員の著作は対象としない。
[選考方法]
日本旅行作家協会会員による「斎藤茂太賞実行委員会」を設け、全会員及び主要出版社から推薦図書を募り、数次の審査を経て、90数冊の推薦図書から下記の4冊を最終候補作として2016年4月5日に選出した。以後、以下の日程による最終審査で受賞作1作を決定する。
[第1回「斎藤茂太賞」最終候補作]
石田千『唄めぐり』(新潮社)
田中真知『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社)
竹沢うるま『The Songlines』(小学館)
星野保『菌世界紀行――誰も知らないきのこを追って』(岩波書店)
[日程]
最終審査=2016年6月8日(水)
授賞式=2016年7月28日(木)18時30分~。会場は目黒雅叙園4F「飛鳥」
[斎藤茂太プロフィール]
斎藤茂太は精神医学者として多大な社会貢献をしたほか、趣味の飛行機、汽車、船などの乗りもの愛好家としても知られ、生涯にわたって、旅を続け、長らく日本旅行作家協会の創立会長をつとめてきた。
1916(大正5)年3月21日、歌人の斎藤茂吉の長男として東京に生まれる。作家の北杜夫は弟、“窓際OL”の斎藤由香は姪にあたる。明治大学文学部を経て、旧制昭和医学専門学校(現在の昭和大学)を卒業。慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程にて医学博士号を取得する。精神科医として斎藤病院を経営する傍ら、飛行機、鉄道好きで知られ、作家の阿川弘之とともに“乗り物狂”を自称する。
1974(昭和49)年、下重暁子、戸川幸夫らと日本旅行作家協会を結成し、初代会長となり、地球規模の旅にいそしむ。長身で、恰幅よく、パーティ作法に長け、日本人でタキシードが一番似合う紳士として世界各国との親善に努めた。ほかに日本精神病院協会会長、アルコール健康医学協会会長、日本ペンクラブ理事などを歴任した。
著作は「茂吉の体臭」(岩波書店)、「モタさんの“言葉”」(講談社)、「精神科の待合室」(中央公論社)、「モタさんのヒコーキ談義」(旺文社)、「モタさんの世界のりもの狂走曲」(角川学芸出版)など多数。2006(平成18)年11月20日逝去。
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企業情報
企業名 | 一般社団法人 日本旅行作家協会 |
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代表者名 | 下重暁子 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
コラム
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