広報担当者が知らない3つの落とし穴

近年、第三者からの誤情報の流布等に代表される「ネット風評被害」「ネット誹謗中傷」が増加しています。

今回は、広報担当者が見落としがちなリスクをご紹介します。

【知名度アップは諸刃の剣！？】

企業知名度アップが及ぼす検索結果への影響を段階形式でご紹介いたします。

[Stage 1]企業名＋「評判」で検索されるリスク

企業名と同時に検索される言葉の中で、最も多いのが「評判」です。

「評判」という言葉で検索をされた際に表示されるウェブサイトを以下に列挙し、お客様や求職者の方が企業情報を得る媒体をご紹介いたします。

企業口コミサイト：「転職会議」「キャリコネ」「VORKERS」「カイシャの評判」

掲示板サイト：「2ちゃんねる(2ch)掲示板」

質問サイト：「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」

[Stage 2]ネット誹謗中傷書き込みの増加

企業に対して書き込まれがちな誹謗中傷・風評被害書き込みをご紹介いたします。

〜企業口コミサイトの場合〜

「社内ではセクハラ、パワハラが横行し、従業員は常に恫喝をされながら業務にあたります」

「従業員に人権は無く、給料未払いや残業の強要が当たり前の会社です」

〜掲示板サイトの場合〜

「株式会社〇〇は詐欺を働いている悪徳企業、今すぐ潰れるべき」

「営業の〇〇さんの対応が本当に酷かった、二度と利用しません」

[Stage 3]気がつけば「ブラック企業」「悪徳企業」認定

〜質問サイトの場合〜

[Q]株式会社〇〇という企業から内定をいただきました。検索してみると明らかに「ブラック企業」なのですが、本当でしょうか？

[A]その企業は「ブラック企業」として有名です。過去に給料未払いや残業の強要が告発され、ネット上でも話題になっていました。今すぐ内定辞退するべきです。

[Q]〇〇株式会社のマンションを購入しようと思っています。今度見に行こうと思うのですが、どんな雰囲気の会社ですか？

[A]その企業は「悪徳企業」として有名です。「営業さんは契約するまで帰らせてくれません、断ると舌打ちをされる」という書き込みを見たことがあります。あまりオススメはしません。

【Solferiona(ソルフェリオーナ)による総括】

企業にとって知名度アップやブランドイメージ向上は必要不可欠ですが、安易に広報活動をする前に見直すべき箇所があると考えます。

・「評判」という言葉で検索された際の、勘違いを生むような書き込みの有無

・ウェブサイトでの第三者からの書き込み内容

・インターネット上でのレッテル貼り

事実無根のこれらの書き込みも、情報の受け取り手からは有益な口コミ、現場の生の声、として認識されてしまいます。

早急に各記事に対して適切な処置を取り、潜在的リスクを排除することこそが、企業のブランドイメージ向上への第一歩だと考えられます。

【会社概要】

■株式会社Solferiona（ソルフェリオーナ）

会社名　　　　　：株式会社Solferiona（ソルフェリオーナ）

設立　　　　　　：2016年1月

代表取締役　　　：菊地 将

資本金　　　　　：500万円

事業内容　　　　：風評対策コンサルティング「Web risk management」

URL　　　　　　：http://solferiona.com/