日本初!無支援の”言語難民”の子どもたちにITで届ける日本語教育―東京から全国の日本語がわからない子どもたちへ、オンラインで専門家による日本語教育を!

NPO法人青少年自立援助センター YSCグローバル・スクール(http://kodomo-nihongo.com)では、東京都福生市で日本語を母語としない子どもたちに実施している日本語教育と数学・英語等の教科授業を、インターネットで日本全国にライブ配信する事業「NICO | にほんごx こどもプロジェクト」を開始します。文科省調査によると、日本語がわからずに学校で困っている子どもたちは全国に37,000人。このうち、学校で何の支援を受けていない子どもが7,000人いますが。小さな自治体では独自に予算や人材を確保することが難しいためです。この課題を、ITの力を活用し解決するため、5月30日正午より、必要な資金をクラウドファンディング(オンライン寄付)で募っています。

日本語を母語としない外国にルーツを持つ子どもたちの教育支援事業を手掛ける、NPO法人青少年自立援助センター(所在地:東京都福生市、理事長:工藤定次/プロジェクト実行者 田中宝紀)は、2016年5月31日よりクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、ITを活用した子どもの日本語教育支援のためのプロジェクトを開始しました。

 

「日本語がしゃべれず、ひとりぼっちの子どもにオンライン授業を!」

https://readyfor.jp/projects/kodomo_nihongo

 

 

 

日本で初めての、日本語を母語としない子どものための日本語教育ライブ配信

 

NPO法人青少年自立援助センター YSCグローバル・スクール(http://kodomo-nihongo.com)では、東京都福生市で日本語を母語としない子どもたちに実施している日本語教育と数学・英語等の教科授業を、インターネットで日本全国にライブ配信する事業「NICO | にほんごx こどもプロジェクト」を開始します。

 

これによって、日本語を学ぶ機会がなく、勉強についていけずに孤立している子どもの状況が改善することが期待されます。

 

本事業では、日本各地に点在する無支援の子どもたちの教育へのアクセスを、ITの活用で向上させます。オンライン会議システムを利用した専用プラットフォーム(NICO WEB)から、YSCグローバル・スクールで実施される日本語・教科学習の授業をライブ配信し、受講者は学校・地域の支援団体・自宅などでパソコンを通してリアルタイムで授業を受けることができます。遠方に暮らす子どもが日本語教育の専門家による指導を受けられるだけでなく、同じ境遇の子どもどうしが直接コミュニケーションできるようになり、離れた場所にいても日本社会での「居場所」を感じることができます。また、オンラインプラットフォーム上には学習に役立つ教材や動画も公開して、子どもたちが学びたいときに学べる環境を整備し、子どもや保護者が学習について質問できるオンライン相談も行ないます。

 

文部科学省の「日本語指導が必要な児童生徒の受入れ状況等に関する調査」によると、2014年度、日本国内の公立学校に在籍する日本語を母語としない子どもは8万1千名。うち3万7千名が「日本語指導を必要とする状態」にあります。また、これらの児童生徒のうち1万6千名は外国人が散在する地域で暮らしており、その学校で日本語指導が必要な子どもがわずか1人だけという状況に置かれています。

 

こうした子どもへの日本語教育は基本的には自治体に任されており、大きな自治体や外国人住民が多い地域では学校内の日本語教室をはじめとする手厚いサポートが受けられる一方、人材・予算の確保が難しく、有効な支援の方法もわからずに対応が遅れている自治体も少なくありません。前述の文科省調査では、日本語指導が必要な対象者のうち、7千名もの児童生徒が学校でまったく支援を受けていないことが明らかになっています。子どもたちは授業を理解できないまま通学を続け、友人をつくることもままならず、基礎学力の不足、不登校、低い高校進学率、不安定な就労と貧困化といった悪循環が生じています。

 

YSCグローバル・スクールは、2009年から東京都西多摩地域を中心に、日本語教授法を習得した専門家による日本語教育と教科指導を行なっています。これまで18カ国、400名を超える「外国にルーツを持つ子どもたち」をサポートしてきました。

 

 

ウェブサイトの構築など、本事業の立ち上げと初年度の運営にかかる費用(総額約700万円)は助成金等に申請するほか、うち250万円はクラウドファンディング(ネットを利用した寄付)での調達に取り組んでいます。 詳細:<Readyfor https://readyfor.jp/projects/kodomo_nihongo >

 

一口3,000円から支援を受け付けており、実際のライブ配信授業の見学やプロジェクトを知人や友人に説明する際に活用できる「アンバサダーパッケージ」などのリターンを手に入れることができます。本プロジェクトは7月29日23時〆切であり、目標金額の250万円に達した場合のみ、プロジェクトが成立となります。

 

 

 

【クラウドファンディングとは】

 

インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。

 

 

【今後の展望】

 

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2016年6月上旬 NICO WEB仮サイト公開、受講生受入れ開始

初期的には日本語教育を中心としてサービスを展開。その後、海外の支援者とつながることで、子どもの母語維持のための母語学習支援サービスを展開予定。

 

「日本語がしゃべれず、ひとりぼっちの子どもにオンライン授業を!」

https://readyfor.jp/projects/kodomo_nihongo

 

 

【特定非営利活動法人青少年自立援助センターについて】

 

本部:〒197-0011 東京都福生市福生2351-1

代表者:理事長 工藤定次

設立:1999年6月

Tel:042-553-2575(本部)042-552-7400(本プロジェクト問い合わせ先)

URL:http://www.npo-ysc.jp/(本部) http://kodomo-nihongo.com (YSCグローバル・スクール)

事業内容:ひきこもり、ニート、障害者、定住外国人など、社会的困難を有する子ども・若者の教育・自立就労支援



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企業情報

企業名 特定非営利活動法人青少年自立援助センター
代表者名 河野 久忠
業種 その他サービス

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