「Ameba」がネット時代に生きる10代有権者の意識調査を実施

候補者・政策の情報収集において、「ブログやTwitterなどのソーシャルメディアは有用」60%超が回答 ~ブログでの言葉遣い、コメント欄への反応、Twitterでの検索結果など、“10代有権者”ならではの情報収集術とは~

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)が運営する「Ameba」のブログサービス「アメブロ」では、2016年7月10日(日)に投開票される参議院選挙に向けて、インターネットを活用した政治家と有権者のコミュニケーションのサポートおよび、インターネットユーザーの政治・選挙への理解関心の向上を目的とした「参議院選挙2016 by Ameba」を開設し、この度、新しく選挙権を持つ18~19歳男女375名を対象に、「政治・選挙に関する情報収集」をテーマにした調査を実施しました。

 

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10代有権者の「政治・選挙に関する情報収集」実態調査

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今回は、18~19歳男女375名を対象に、「18歳選挙権」の導入に関する意見や、政治・選挙に関する情報収集方法について調査を実施しました。

 

■10代有権者の約7割が、「18歳選挙権」の導入で「政治への関心が高まった」

はじめに、「今年の夏(7月10日)におこなわれる参議院議員選挙から、18歳以上であれば選挙に参加できるようになったことを知っていましたか?」という質問に対しては、87%が「知っていた」と答えました。

 

また、「今回の選挙権の拡大を支持しますか?」という質問では、75%と約8割が「支持する」と回答。さらに、18歳・19歳でも選挙に参加できるようになったことで、「政治への関心が高まった」と答えた人も66%にのぼっています。

 

■候補者や政策に関する情報収集において「ソーシャルメディアは有用」、6割超が回答

次に、10代の若者たちは、政治や選挙に関する情報をどのように集めているのか調査しました。

 

「候補者や政策に関する情報を入手する上で、活用したいと思うもの」を聞いたところ、最も多かったのは「インターネット」で67%。以下、「テレビ」(62%)、「新聞」(33%)、「選挙ポスター・チラシ」(25%)、「街頭演説」(19%)と続きました。マスメディアや選挙運動などによる情報を参考にしながらも、やはり身近なインターネットを活用したいと考える若者が多い様子がうかがえます。

 

また、インターネットの中でも特に、ブログ、Twitter、Facebookなどの「ソーシャルメディア」を情報収集に利用したいという意向が目立っており、「ソーシャルメディアは、候補者や政策に関する情報を集める上で、役に立つと思いますか?」という質問では61%、「今年の夏(7月10日)におこなわれる参議院選挙の情報収集に、ソーシャルメディアを活用したいと思いますか?」という質問では57%と、それぞれ6割前後が「そう思う」と回答しています。

 

さらに、他の情報収集手段との比較をおこなった質問では、下記のような結果になりました。

 

▼候補者の人柄(キャラクターや品格)がわかりやすいと思うもの

1位:ブログ(61%)

2位:Twitter(60%)

3位:テレビなどの番組(48%)

4位:街頭演説(35%)

5位:Facebook(29%)

※上位5位 複数回答あり (数値は「特にない」の回答を除いた割合)

 

まず、「候補者の人柄がわかりやすい」と思う情報収集手段としては、「ブログ」「Twitter」「Facebook」と3つのソーシャルメディアが上位5位に。中でも「ブログ」という回答が61%で最も多く、「街頭演説」(35%)、「選挙カー」(20%)、「政見放送」(20%)などを上回りました。具体的なソーシャルメディアの活用法としては、

●「候補者のブログにおける、言葉遣いやコメント欄への反応をみたい」(19歳・女性・東京都)

●「過去の投稿を遡れば、候補者の考えにブレがないか確認できる」(18歳・男性・兵庫県)

●「普段のツイートだけでなく、ツイートしてから削除したものがないかを確認したい」(19歳・女性・新潟県)

という声がみられました。

 

▼周囲からみた候補者の評判がわかりやすいと思うもの

1位:Twitter(53%)

2位:ブログ(36%)

3位:Facebook(30%)

4位:テレビなどの番組(29%)

5位:新聞・WEBなどの記事(18%)

※上位5位 複数回答あり (数値は「特にない」の回答を除いた割合)

 

また、「周囲からみた候補者の評判がわかりやすい」と思う情報収集としても、ソーシャルメディア3つが上位に。

●「Twitterで候補者の名前を検索して、評判を調べたい」(19歳・女性・香川県)

●「ブログのコメント欄などを見て周囲の反応を知りたい」(18歳・女性・北海道)

など、他者の意見や反応がわかりやすいという点がポイントのようです。

 

▼候補者の政策や考え方がわかりやすいと思うもの

1位:テレビなどの番組(39%)

2位:ブログ(38%)

3位:Twitter(35%)

4位:新聞・WEBなどの記事(31%)

5位:政党のホームページ(28%)

※上位5位 複数回答あり (数値は「特にない」の回答を除いた割合)

 

一方で、「候補者の政策や考え方がわかりやすい」と思う情報収集としては、「テレビなどの番組」という回答が最も多い結果となりました。ただし「ブログ」「Twitter」については、ここでも上位となり、「政党のホームページ」(28%)、「街頭演説」(28%)、「選挙ポスター・チラシ」(19%)などの回答を上回っています。具体的な声としては、

●「身近なツールだから活用しやすい」(19歳・男性・東京都)

●「ソーシャルメディアは、自分たちの世代の多くが使っているから、情報が集まりやすい」(18歳・女性・東京都)

などがあがっており、普段使い慣れているツールで情報を集めたいという意向がうかがえます。

 

【調査概要】

・調査名:「政治・選挙に関する情報収集」実態調査

・調査期間:2016年6月2日~7日

・調査対象:18~19歳男女375名

・調査方法:インターネット調査 (調査実施会社:楽天リサーチ)

 

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社会学者・西田亮介氏が語る、“10代有権者”への情報収集アドバイス

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また、10代有権者の情報収集については、公共政策や情報社会論に詳しい社会学者の西田亮介氏より、下記のようなコメントが寄せられています。

 

■踏み込んだ形で政治に接触する機会が持ちづらい現代の日本

現代の日本の教育過程においては、政治・社会の問題を主体的に考える学習の機会が極めて少ないと言えます。そのため、若年世代に限らず年長世代でさえも、政治をどのように捉えていけばいいのかという知識やフレームワークを持ち合わせている人が少数派であるというのが現状です。

 

また、教育だけではなく、メディアを通じても、踏み込んだ形で政治に接触する機会はなかなか多くありません。というのも、一般的なメディアは「中立」という立場をとらざるを得ないため、どうしても議論が表面的になりがちなのです。10代の若者にとって比較的身近な情報源であるテレビの場合、放送法の規制によって、政治に関する情報には一定の制限がかかってしまいます。

 

■候補者自身だけでなく、第三者の声も拾える「ソーシャルメディア」

インターネットは、政治について一定の関心を持つことさえできれば、ユーザー自身で情報を引き出していくことができます。特にソーシャルメディアについては、候補者自身だけでなく、個人などの第三者が発信した情報にも触れることができるため、様々な視点の声を拾うことができるツールと言えるでしょう。

 

そして今の10代は、ソーシャルメディアを使いこなしている世代。今回の調査においても、「候補者のブログでの言葉遣いをチェックする」、「コメント欄への反応をみる」、「Twitterで候補者名を検索して評判を調べる」など、ネットネイティブならではの情報収集のアイディアが寄せられています。まずは「自分にとって身近なツールで情報に触れてみる」というのは意味のあることだと思います。

 

■インターネットを活用した情報収集における注意点とアドバイス

ただしそのぶん、インターネットは、自分がもともと関心の高いテーマやトピックスばかり見てしまいがちな側面がありますので、意図しないうちに情報が偏ってしまう可能性もあります。インターネットで得た情報を、TVや新聞、雑誌などのマスメディアで発信されている情報などとも見比べてみるなど、常にフラットな視点を心がけることが重要です。

 

また、発信されている情報の「内容」だけでなく、「誰が」「何を目的に」発信しているのかに注目するのもポイントです。「どのような立場の人が発信しているのか」を意識したり、「発信者が特定の政党や支持団体の関係者ではないか」など懐疑的な目を持ったりしながら情報を見ていくことは、インターネットやソーシャルメディアに限らずとも必要な視点と言えます。

 

■西田亮介(にしだ・りょうすけ) 社会学者

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は情報社会論と公共政策。情報化と社会変容、情報と政治(ネット選挙)、社会起業家の企業家精神醸成過程や政策としての「新しい公共」、地域産業振興、協働推進、日本のサーフカルチャーの変遷等を研究。著書に『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)ほか。共著に『無業社会 働くことができない若者たちの未来』(朝日新聞出版)、『「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会』(春秋社)ほか。

 

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「参議院選挙2016 by Ameba」特設サイトに集まった、若者たちの声

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「アメブロ」では、2016年7月10日(日)に実施される参議院選挙にあわせて、6月16日(木)より、特設サイト「参議院選挙2016 by Ameba」を展開しています。サイト上では、政治・選挙関連ニュースのトピックス情報(AbemaTIMESトピックス)、政治家ブログのランキング・新着情報(政治家ブログランキング、政治家ブログ速報)などを紹介。また、議員や政党ごとにブログを探すことも可能です。さらに、様々なユーザーの意見がわかる「アメブロ」の「ハッシュタグ」機能を活用した企画も実施しています。「消費税10%増税」や、「憲法9条改正」などに対する意見を、「#賛成」「#反対」のハッシュタグを通じて両者の視点から読むことができるほか、若者や子育てをするママたちの意見を一覧できる「#ママの声で日本をかえよう」「#若者が国に物申す」のハッシュタグも展開中です。

 

「#若者が国に物申す」のテーマには、「国民が本当に信頼できる政治家を選ぶことが、日本をよりよくすることにつながると思う」、「18~20歳は年齢的にそんな子供じゃない。選挙投票は大人としての責任」など、10代を中心とした若者たちから、熱いメッセージが多数寄せられています。

 

今後も、「Ameba」では、提供サービスを活用した様々な取り組みを通して、政党や政治家によるソーシャルメディア活用をサポートすると共に、インターネットユーザーの政治関心の向上や政治参加促進の一助となることを目指してまいります。

 

■URL

「参議院選挙2016 by Ameba」PC版   

http://seiji.ameba.jp/election2016

 

「参議院選挙2016 by Ameba」SP版   

http://s.seiji.ameba.jp/election2016

 

「Ameba」     

http://ameblo.jp/

 

■会社概要

社名 株式会社サイバーエージェント   https://www.cyberagent.co.jp/

所在地 東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号

設立 1998年3月18日

資本金 7,203百万円 (2016 年3 月末現在)

代表者 代表取締役社長 藤田 晋

事業内容 メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業

 

■リリースに関するお問い合わせ先

株式会社サイバーエージェント Ameba広報担当

E-mail:ameba_pub@cyberagent.co.jp

 



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企業情報

企業名 株式会社サイバーエージェント
代表者名 藤田晋
業種 コンピュータ・通信機器

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