【「ロボット掃除機に関する調査」結果ご報告】ロボット掃除機を使っているからこそわかる 最も重視すべきポイントは「吸引力」?
ロボット掃除機実態調査委員会は、様々なメーカーが様々なロボット掃除機を販売している現状を受けて、「ロボット掃除機に関する調査」を行いました。ロボット掃除機について「購入時に重視しているポイント」「利用シーン」「購入のきっかけ」などを調査しました。結果、もはやロボット掃除機だけで掃除を済ませている人が意外といるという事実や、ロボット掃除機をまだ持っていない人は価格に注目しがちではあるものの、既に所持している人は「吸引力」の重要性に気づいているといった風に、様々なロボット掃除機の実態が明らかになりました。
<ロボット掃除機に関するアンケート調査結果概要>
・ロボット掃除機、非所有者と所有者で選ぶ際に重視するポイントに違いあり
・ロボット掃除機所有者が最もロボット掃除機に求めるのは「吸引力」。手入れのしやすさにも着目
・30代の人はロボット掃除機を購入する際、実際に店頭で見て、試して購入している
・時間を有効活用するためにロボット掃除機を利用。花粉やアレルゲン、ペットの毛掃除の需要も浮き彫りに
<調査結果詳細>
■ロボット掃除機利用のきっかけ、「効率よく掃除したい」「もらった」などが多数
ロボット掃除機を使うようになったきっかけを聞いてみたところ、最多は「テレビや新聞で見た」で23.7%。3番目に多かったのが「効率よく掃除をしたいと思った」で20.4%。自動で掃除してくれているロボット掃除機の効率の良さは、やはり評価されているようです。また4番目に入ったのが「もらった(プレゼント、景品など)」で19.3%。使ってみたいと関心を持っている人が多そうな点や、掃除機は必ず使うものである点などが評価されたのでしょうか。
年代別で一番大きな違いが見られたのは、30代のロボット掃除機利用のきっかけでした。最多は「店頭で見かけた」(22.8%)となり、30代にもなると収入も増え、ものの良し悪しがよりわかるようになり、いいものを購入しようとする意向が高いと思われます。実際に本体が駆動している様子を見て、いいものであるかどうかを吟味してから購入しているのでしょう。
■ロボット掃除機は時間を有効活用のために利用。 「花粉やアレルゲン」「ペットの毛」の掃除需要も
ロボット掃除機の利用の仕方を見てみたところ、最多は「従来型の掃除機をメインで使い、ロボット掃除機をサブで使う」で32.6%。視認できるところは従来型で、それ以外をロボット掃除機で、といった形でしょうか。2番目に多かったのが「留守中にロボット掃除機を使う」(24.3%)。自宅にいない間に駆動させておくことで、帰ってきた瞬間から快適に過ごせます。そのため、こうした使い方をしている人も多いという結果が出ました。3番目は「ロボット掃除機をメインで使い、従来型の掃除機をサブで使う」で23.8%。先ほどとは逆に、ロボット掃除機で基本掃除、気になった部分を従来型で掃除、という方も少なくないという結果となりました。また、メインどころか「主にロボット掃除機で掃除する(他の掃除機はほとんど使わない)」という人も13.2%。吸引力や駆動性含めて非常に高性能なロボット掃除機が続々と登場しており、どんどん活用されるシーンが増えてきているようです。
また、このようにロボット掃除機が積極的に活用されている背景としては、自分が時間をかけて掃除するよりも、性能の良いロボット掃除機で効率よく掃除をしてもらい、時間を有効活用したいという人が多いからだと考えられそうです。
効率よく掃除してもらうためにロボット掃除機に求めている要望として、以下のような具体的な場面・使いたい機能が見られました。
<要望>
・ソファの下のペットの毛を吸い取ってほしい
・ネコがエサや砂を撒き散らすので、ペット用に使いたい
・ペットの毛が取れやすいロボット掃除機だと嬉しい
・花粉やアレルゲンを吸い取ってほしい
・目に見えない塵や埃を掃除してほしい
要望を集約すると、目に見えない微粒子が綺麗に掃除できるかという不安や、ペットの毛をきれいにしたいという需要があるということがわかります。アレルゲンのような微粒子やペットの毛の掃除には、確かな吸引力が要求されるため、高性能なロボット掃除機を購入したい意向が強いと見てとれます。
■ロボット掃除機、重視するポイントは「吸引力」「ブランド」「手入れのしやすさ」
どういったことを「ロボット掃除機」に求めているのか探るべく、ロボット掃除機の利用意向者に、「ロボット掃除機選定時の重視点」を質問しました。結果、ロボット掃除機を既に所有している人としていない人で顕著な差が見られました。現在、ロボット掃除機を所有していない人が最も気にする要素を聞くと、結果は「本体価格」で61.9%。使用したことがない人は、違いがわからないため、とりあえず安いものを購入しようと考えてしまっているようです。
一方、ロボット掃除機を既に所有している人の回答を見てみると、今後ロボット掃除機を購入する際の選定要素として、1位は「吸引力」で55%。ロボット掃除機を実際に使っている人からすると、「吸引力」を妥協してブランドや価格で掃除機を選ぶよりも、「吸引力」にこそ注目して選ぶべきだと考えている人が多いという結果となりました。ロボット掃除機非所有者では1位だった価格が4位まで下がっていることを踏まえると、ロボット掃除機を使ったことがあるユーザーにとって、価格は二の次で、使えば使うほどロボット掃除機には「吸引力」の性能が重要だと感じていると言えそうです。
所有者/非所有者共に重視しているという結果が出たのが「手入れのしやすさ」。どちらの場合でも47%を超えています。なるべく楽をしようと考えて使っているロボット掃除機の整備のために、時間をとられるのはやはり本意ではないようです。最新のロボット掃除機の中にはサイドブラシが不要で、交換等のランニングコストがかからなかったり、フィルターの水洗いが可能な機種もあります。ロボット掃除機所有者は、こういったポイントも踏まえて選ぶべきだと考えているようです。
調査結果を総合すると、初めて買う際は価格優先でロボット掃除機を選んでしまいがちですが、実際にロボット掃除機を使っているユーザーの声としては、何よりも大事な要素は「吸引力」だと実感している人が多いと言えます。ロボット掃除機を持っている人/持っていない人では、「吸引力」についての認識が違うということがわかる結果となりました。先の設問の中でもありましたが、アレルゲンの粒子やペットの毛の処理には確かな吸引力が必須です。ロボット掃除機を活用する機会がますます増えてきていることを踏まえると、「吸引力」の重要性も更に増していくのではないでしょうか。
【「ロボット掃除機に関する調査」の概要】
・調査対象:20~50代の男女
―ロボット掃除機利用のきっかけ・ロボット掃除機の利用の仕方:668名
―ロボット掃除機を使いたい場面・利用したい機能:11040名
―ロボット掃除機所有者がロボット掃除機選定時に重視する点:478名
―ロボット掃除機非所有者がロボット掃除機選定時に重視する点:2864名
・調査対象エリア:全国
・調査時期:2016年3月1日(火)~3月5日(土)
・調査手法:インターネット調査
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企業情報
企業名 | ロボット掃除機実態調査委員会 |
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代表者名 | 井澤 陵 |
業種 | その他サービス |