ALife(人工生命)をテーマに、研究者と他分野との共創を促進する「ALife Lab.」が始動!
ALife(人工生命)の研究者と他分野との共創を促進する「ALife Lab.(エーライフラボ)」が、2016年7月20日より始動。複雑系科学/ALife研究者の池上高志(東京大学 教授)、ウェブサイエンス研究の岡瑞起(筑波大学 准教授)が中心となり、企画・運営をクリエイティブ・コミュニティ創出を専門とするヴォロシティ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:青木竜太)が行なっていく。ALife(Artificial Life)とは、人間によって設計、作製された生命のことを指す。近年、社会的な注目を集めるAI(Artificial Intelligence)が人間の「知能」に迫る研究だとすれば、ALifeは「生命」そのものを作りだすことで、「生命とは何か」を探る研究でもある。2018年には、全世界のALife研究者が集まるカンファレンス(ALife学会)を東京で開催する予定。
ALife(人工生命)の研究者と他分野との共創を促進する「ALife Lab.(エーライフラボ)」が、2016年7月20日より始動する。
複雑系科学/ALife研究者の池上高志(東京大学 教授)、ウェブサイエンス研究の岡瑞起(筑波大学 准教授)が中心となり、企画・運営をクリエイティブ・コミュニティ創出を専門とするヴォロシティ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:青木竜太)が行なっていく。
ALife(Artificial Life)とは、人間によって設計、作製された生命のことを指す。近年、社会的な注目を集めるAI(Artificial Intelligence)が人間の「知能」に迫る研究だとすれば、ALifeは「生命」そのものを作りだすことで、「生命とは何か」を探る研究でもある。
AIにモチベーションを与えるもの。それが人工生命の研究であり、サイエンス分野において、生化学やコンピュータ上のモデルやロボットを用いて生命をシミュレーションし、生命にまつわる様々なシステムの研究が進められている。
しかし、「生命とは何か」という究極の問いは、サイエンスの領域だけで答えを出すのはそう簡単なことではない。そこで、ALife Lab.では、この問いに対しより多角的な視点を取り入れるため、アート、デザイン、音楽、ファッション、メディアなど、他分野との共創を促進するプラットフォームを立ち上げた。
ALife Lab.では、ALife研究者のもつ知見や思考を社会と接続することを目指し、共創活動を展開。生命システムの理論を応用した新しい発想法や思考法の開発、アート作品制作などを手がけていく。また、これらをもとにしたワークショップや会議スタイル等のツール開発や人工生命の研究手法を活用したソフトウェア開発支援等を行う予定。
また2018年には、全世界のALife研究者が集まるカンファレンス(ALife学会)を東京で開催する予定だ。 今後の活動は、ALife Lab.の公式サイトや、Facebookページ、Instagramなどを通して発信していく。
▼池上高志氏のコメント
新生ALifeが日本で2016年に新たに始まることに興奮を覚えています。これを機に2018年に向けて、いろいろなイベントを企みたい。Living Machinesが跋扈する東京も悪くない。
▼岡瑞起氏のコメント
異なる文化や価値観を持つ人々を繋げ、対話できるコミュニティが世界中で出来ているなか、それを日本でもつくりたいと思い、ALife Lab. を立ち上げました。多様性を受け入れながら対話ができるような文化や方法論を、ALife Lab. を通じてつくっていきたいと思います。
▼青木竜太氏のコメント
一見難解な人工生命ですが、私たちの身近な範囲へ応用できることは膨大にあると考えています。それらの領域と人工生命とのマッチングを図るために、私たちはALife Lab.を立ち上げました。
また、AIの世界市場規模は2015年時点で300億米ドル、2025年には4136億米ドルにのぼると推計されていることから、AI系スタートアップが増えていくと考えられ、専門の研究者や技術者が不足するのは確実です。
まずはAIの領域で、国内外の人工生命研究者とともに技術開発支援サービスを提供できればと思っています。
<ALife Lab.公式サイト>
<ソーシャルメディア>
・Facebook ページ
https://www.facebook.com/ALife-Lab-965672513549434/
https://www.instagram.com/alifelab/
・Medium
【池上高志 プロフィール】
東京大学 総合文化研究科 教授。PhD. 物理学。
複雑系・人工生命の研究のかたわら、渋谷慶一郎、evala、新津保健秀らとのアート活動も行っている。著作に、『生命の進化的シナリオ』(朝倉,共著1998)、『動きが生命を作る』(青土社, 2007)、『生命のサンドウィッチ理論』(講談社, 2013) 、アート作品に、Filmachine (YCAM, 2006), Mind Time Machine (YCAM, 2010), Rugged TimeScape (Foil, 2010), Sensing the Sound Web (2012), Bird Song Diamond (Tsukuba, 2014, 2016) などがある。
http://sacral.c.u-tokyo.ac.jp/
【岡瑞起 プロフィール】
1980年生。博士(工学)。筑波大学大学院システム情報工学研究科・准教授。
高校時代をイタリアのUnited World College of the Adriatic(UWCAD)で過ごす。帰国後、筑波大学でコンピューターサイエンスを学ぶ。在学中、グーグル本社(Mountainview, USA)やマイクロソフト・リサーチアジア(北京, 中国)でインターンシップに従事。博士(工学, 2008)を筑波大学で取得後、東京大学・知の構造化センター・特任研究員(2008.4〜2013.1)、筑波大学・助教(2013.2〜2015.7)を経て現職(2015.8〜)。
専門は、ウェブサイエンス、計算社会科学。人工知能学会・ウェブサイエンス研究会主査(2015.7〜)。オーマ株式会社、アカデミックリソースガイド株式會社技術顧問。TEDxTokyo2012、TEDxTsukuba2013で講演。
【ヴォロシティ株式会社について】
2011年創業。東京を拠点とするクリエイティブ・コミュニティ創出および運営を専門とするデザインコンサルティング。主にアート・テクノロジー領域におけるコミュニティ創出、イベントデザインを強みとする。
会社名:ヴォロシティ株式会社
代表者:代表取締役社長 青木竜太
所在地:〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 305号室 3331alpha 内
TEL:050-5534-0855
メール:contact@volocitee.com
事業内容:コミュニティデザイン、イベント企画/制作、空間設計、メディア運営、グラフィックデザイン
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企業情報
企業名 | ヴォロシティ 株式会社 |
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代表者名 | 青木竜太 |
業種 | その他サービス |
コラム
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