小樽まちづくりプロジェクト- 小樽の古家×リノベーション×宿 -

 私たちは今回のゼミの研究の一環として、小樽市豊川町14-3にある古家をオーナー様である遠藤友紀雄氏からお借りし改修する交渉を現段階で行っています(改修できなかった場合は原寸モデルを作成し、小樽の古屋現存の重要性を訴えかけるようなイベントの開催を行おうと考えています)。交渉に応じて頂けた場合に向けて、観光客向けの宿泊施設にする計画も立てています。計画するうえで、先ほど紹介したリノベーションされた建物の一つである「旧岡川薬局」を何度か訪問し、参考にさせて頂きました。 今回のプロジェクトでは、「旧岡川薬局」のリノベーションをされた福島慶介氏と、古家のオーナー様である遠藤友紀雄氏に協力して頂きながら、古家を自分たちの手でリノベーションしようとしています。観光客向けの宿泊施設が減少している事から、観光に来る際の宿泊地の一つとして検討してほしいと思っています。

「小樽まちづくりプロジェクト」は、クラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」にて、「小樽の古家×リノベーション×宿」のプロジェクトを開始しました。

 

「小樽の古家×リノベーション×宿」

http://camp-fire.jp/projects/view/8840?token=641gr4qs

 

 

【プロジェクトについて】

①目的

 当大学校が所在する地元小樽は、古くから鰊漁が盛んであり、貿易で栄えた都市であった。現在は当時の遺産が現存する趣のある観光地として栄えている。また、平成28年3月26日に開通した北海道新幹線の新駅が市内天神地区に建設されることになった。小樽市では如何に観光地「小樽」としての魅力を売り込み、新駅から観光客を集客・誘導するかが課題となっている。更に、観光客の小樽観光の主な目的として、小樽らしい趣のある建造物の外観や雰囲気を楽しむことが多い傾向にある。一方、小樽の魅力を知らずに利便性が悪い等の理由から、転居した市民も少なくない。これらのことから、当プロジェクトでは、歴史的遺産を多くの観光客や市民に認知してもらう為、小樽らしさを感じられるまちづくりの一例を提案し、課題解決の糸口とすることを目的とする。

 小樽本来の魅力を観光客の方々に今以上に認知してもらうべく、様々な調査で見えてきた課題を基に、小樽らしさを活かした「小樽でしかできない体験」を提供するコンテンツを模索していく予定である。また、それらをイベント等で提案していく予定である。

 当プロジェクトの提案が基になり10~30年単位の長期スパンでまちづくりに関する課題に対して、解決の糸口になるような提案を目指す。

②特筆すべき点

 当プロジェクトでは小樽市が抱えている様々な問題を建築によって解決できないかを模索し、10~30年後、今以上に小樽の魅力を活かした街にしていく1つのきっかけを創ることを目的としている。プロジェクトを進めるにあたり、まず初めに実際に現地へ何度も足を運び、「小樽観光街・市街地の景観調査」や「観光客の方々に観光の目的などのアンケート調査を実施」させて頂き、「小樽市の課題」に自己の目や肌で触れながら活動を行った。

 様々な調査を実施したところ、ある地元企業が動き出している情報を得た。すぐにその地元企業にアポを取り、お話を聞かせて頂いた。そして、私たちが行おうとしていることをプレゼンしたところアドバイザーとして協力して頂けることになり、小樽の魅力発掘への第一歩を踏み出すことが出来た。

アドバイザーの方から古家を持つオーナーを紹介して頂き、その古家活用の許可を頂き、宿としてリノベーションする交渉中である。リノベーションプランを作成するため、現在実測調査を自らの手により実施中で、今後は実測データを元に設計・積算を実施していく予定である。また、当大学校は実際に建物を施工する実習が特徴であり、実習で得た知識と経験を活かし、今回の古家を自らの手でリノベーション施工に携わりたい。

 さらに、古家のリノベーションだけではなく、都市計画上の街づくりの計画案も構想している。北海道新幹線の新駅からいかにして観光地へと足を運んでもらえるか、市民を交えたワークショップを実施し、より小樽を深く知るためのデータをサンプリングし、小樽の趣のある魅力を引き出し、古家を活かした計画を進めていく。

 

<プロジェクト概要>

内容:小樽の歴史が詰まった古家を宿としてリノベーションする計画

URL:http://camp-fire.jp/projects/view/8840?token=641gr4qs

目標金額:600,000円

募集期日:2016年8月30日(月)23時59分まで

リターン例:

・リノベーション後の建物に協賛者の皆様のお名前を掲載したプレートを設置 3,000円~

・オープン後の当施設の宿泊割引券(宿に改修できた場合) 30,000円,50,000円 

・小樽の古屋現存の重要性を訴えかけるイベントの開催情報(宿に改修できなかった場合) 30,000円,50,000円

 

※リターンは大きくないですが、小樽の古家を共にリノベーションした証は残ります。

 

【CAMPFIREについて】

 

CAMPFIREとはアーティスト・映画監督・ミュージシャン・作家・スポーツ選手・プロダクトデザイナー・ジャーナリストといったクリエイターのためのクラウドファンディング・プラットフォームです。クラウドファンディングとは、アイデアを実現するために必要な創作費用を、そのアイデアに共感した友達・ファン・ソーシャルのつながり、そして世界中の人々から少額ずつ集めることができるプラットフォームです。

 

【今後の展望】

 

現在の小樽は「人口減少・空き家増加」といった問題点があり、日本国内に随一遺る貴重な歴史的建造物等も惜しまれつつも解体されている現状があり、悲しいものである。

一方、観光地としては毎年繁栄しており、平成28年3月26日に開通した北海道新幹線の新駅建設が決まり、観光地としてさらに盛り上げようと市内で論議を呼んでいる。

当プロジェクトでは、空き家を改修していき、地元民も観光客にも利用しやすく、付加価値のある宿泊施設に改修していくことを目的としている。さらに、空き家の改修だけではなく、いかに観光客を集客し、新駅から観光地へと足を運んでもらえるかの都市計画も進めている。観光地として栄えていくことはもちろんだが、小樽らしい古家を保存し、より地元市民の方々や観光客の方に親しみやすい計画していくことも進めている。

当プロジェクトの成果が実れば、より小樽市としての魅力が色濃くなり、観光地として世界中の方々が小樽に訪れ、さらなる観光を盛り上げていくのではないかと思う。また、地元企業と学生のプロジェクトを実現することで、若者たちがより小樽を盛り上げ、地元市民と観光客との繋がりをさらに深め、コミュニティーが形成されると考える。

古家をより小樽らしい趣のある姿にリノベーションし、小樽という街をより深く知ってもらうため、各地域内での観光スポット、小樽でしか体験できないスポットと関連づけ、観光客と市民に小樽本来の魅力を認知してもらいたい。私たちが古家リノベーションを成功させることで50年後には北海道内で同じ問題を抱えている街に伝えていけるのでは…

 

【小樽まちづくりプロジェクトについて】

 

学校名:北海道職業能力開発大学校 応用課程 建築施工システム技術科 2年

    小樽まちづくりプロジェクト(研究室)

代表者:研究室代表生徒 秋山 愛斗

Tel:090-6213-7724

URL:http://camp-fire.jp/projects/view/8840?token=641gr4qs



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企業情報

企業名 小樽まちづくりプロジェクト
代表者名 秋山 愛斗
業種 建築

コラム

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