元THE BOOMベーシスト山川浩正 音楽で故郷に恩返し 〜1型糖尿病を抱えながらも、多くの人を喜ばせたい〜

「島唄」「風になりたい」等のヒット・ソングを生んだ「THE BOOM」。同バンドは、2014年に惜しまれながら解散したが、解散後のメンバーの活動も注目されている。ボーカルを務めた宮沢和史氏は、2016年に音楽活動休止を発表したが、中でも精力的な活動を続けているのが、ベーシストを務めた山川浩正氏だ。

山川浩正氏は、THE BOOM解散前に「1型糖尿病」を発症。難病を抱えながらも音楽活動を続ける同氏の姿に多くのファンやリスナーが勇気付けられた。解散後も、1型糖尿病患者のみで「1-GATA」というバンドを結成。1型糖尿病関連団体にCDの売り上げを寄付するなど、精力的な活動を続けている。

今回、山川浩正氏は、山梨県で音楽イベントを開催する。同氏が主催となって行うライブイベント「YAMA Festival」の第4回目を自身の故郷である山梨県で行うことが決定された。参加ミュージシャンは、ストライクカンパニー、宮良牧子氏など、沖縄県出身のミュージシャンばかりだ。

「自分が生まれ育った山梨県に、何か恩返しがしたい」そう考えた山川浩正氏は、自身が生まれ育った山梨県で、同氏が所属したTHE BOOMのヒット曲「島唄」にちなみ、沖縄県のミュージシャンに声をかけ、「山梨県で沖縄の音楽を楽しむ」という音楽フェスを企画。山梨県で沖縄音楽を奏でるイベントを行うことが、故郷にも沖縄にも恩返しになるのではないかと考えたという。

1型糖尿病発症後、そしてバンド解散後も精力的に音楽活動やイベント開催に力を注ぐ山川浩正氏。同氏のエネルギーの源泉は何なのだろうか。「長い音楽活動を続け、解散したバンドは燃え尽き症候群になってしまうことも多い。でも、僕の場合はとにかくファンやひとりでも多くの人に楽しんでもらいたい。バンドでなくても音楽を通じてできることはたくさんあるし、難病を抱えた自分が精力的に活動することで、ひとりでも多くの人に勇気を与えられたり、元気になってもらえればと」。

今回のイベントは、THE BOOMファンでなくとも楽しめるライブイベントになっているそうだ。THE BOOMファンはもとより、沖縄音楽が好きな人、音楽フェスが好きな人にとっても最適なイベント。これまでTHE BOOMや音楽イベントに興味がなかった人も、山川浩正氏に触れることで何か勇気づけられるイベントになることには違いない。9月の連休という最適な時期のイベント、あなたも参加してみてはいかがだろうか。

◯「9/18 YAMA Festival vol.4 in 山梨県勝沼」

開催日：2016年9月18日（日）11：30：受付　13:00：ライブ開演（雨天時屋内）

会場：ロリアン白百合醸造（山梨県甲州市勝沼町等々力878-2）

主催：山フェス事務局

協力：パワーコンテンツジャパン株式会社

■受付サイト　http://news.mt-fes.com/yamafes4

■山川浩正公式サイト　http://mt-fes.com/

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