「臨床美術学会」2016年10月9日・10日に第8回学会大会を東京藝術大学にて開催:大会テーマ「未来へのプロローグ~臨床美術の第二章~」

創作活動を通した芸術療法(アートセラピー)として、誕生から今年20周年を迎える臨床美術の研究発表、関連学際領域の専門家による講演、シンポジウム、パネル展示を行います。また、中国・韓国・フィンランドから各国独自の芸術療法の専門家を招聘し、国際臨床美術学会大会も同時開催します。

創作活動を通して脳の活性化、心身のリフレッシュを図るアートプログラムメソッド「臨床美術」の普及・推進に努めている臨床美術学会(事務局:東京都文京区、代表者:学会長 六角鬼丈)は、東京藝術大学(東京都台東区)にて2016年10月9日(日)から10日(月・祝)まで第8回臨床美術学会東京大会を開催します。

 

『第8回 臨床美術学会 東京大会』

http://www.clinicalart.gr.jp/event.html

※学会員および一般の方向け事前登録は終了。当日受付はなし。

※プレス関係者は事前連絡または当日受付により、両日取材可能。

 

臨床美術学会は臨床美術および関連学際領域の研究調査を行い、それをもって社会に貢献することを目的に2009年に設立以来、毎年学術大会を開催しています。東京での開催は2011年以降5年ぶりとなります。

 

第8回を迎える本大会では、東京藝術大学美術学部彫刻科教授・木戸修氏による特別講演や、東京学芸大学教育学部教授で臨床社会学専門の野口裕二氏による基調講演、シンポジウム「未来へのプロローグ~臨床美術の第二章~」には、大学や医療機関、民間企業からシンポジストを招聘し、各界の視点からこれからの臨床美術について専門的意見を交換します。

 

また、10日午前に行われる研究発表の一般演題のひとつ「ある認知症高齢者の内的世界」は、発表者・池亀正夫氏(臨床美術士)の実母による、これまで明かされることのなかった魂の叫びともいうべき認知症患者の独白の記録を発表するものです。認知症による機能障害によって刻々と変化する身体と心の様を新聞の余白に日々記した、10年にわたる実母の生々しいメモを考察、記録としてまとめています。

10日午後には、国際臨床美術学会大会が同時開催されます。フィンランドからは、臨床美術のアートプログラムメソッドを自国文化に合わせて独自に展開し発展させた「エンカウンターアート」についての特別講演、そして毎年学術交流を図っている韓国・中国からは、ワークショップを交えた各国のアートセラピーについて発表します。

 

このほか、東京藝術大学美術学部中央棟1階ホールでは臨床美術誕生20周年記念として、臨床美術の誕生から広がりまで、その歩みをパネルで展示します。

 

詳しくは、下記< 大会プログラム >をご覧ください。

 

< 大会プログラム >

【 大会1日目 / 10月9日(日)】

10:30-10:45  学会長あいさつ ・六角 鬼丈 / 東京藝術大学 名誉教授

10:45-12:00  <特別講演>「かたちの話 -彫刻-」・木戸 修 / 東京藝術大学 教授

12:00-13:30  昼休憩 (学内食堂にて昼食)

13:30-14:00  大会長あいさつ ・渡辺 信英 / 東北福祉大学 大学院研究科長

14:00-15:00  <基調講演>「物語と臨床」・野口 裕二 / 東京学芸大学 教授

15:15-17:30  <シンポジウム>「 未来へのプロローグ ― 臨床美術の第二章 ― 」

コーディネーター ・北澤 晃 / 富山福祉短期大学 学長

シンポジスト   ・木村 伸 / 医療法人社団信悠会 木村クリニック 院長

         ・保坂 遊 / 東京家政大学 准教授

         ・木野内 美里 / 株式会社フェリシモ CFV事業本部

 

【 大会2日目 / 10月10日(月・祝)】

9:30-11:30  <一般演題> 研究発表者:7名

11:30-12:30  昼休憩 (学内食堂にて昼食)

12:30-13:30  <国際大会プログラム> 特別講演 フィンランド

「Research and Development in Encounter Art」

・ハンネレ ニーニオ / ラウレア応用科学大学 教授

13:45-15:15  <国際大会プログラム> 講演とワークショップ 韓国

「Clinical Art Therapy for Post-traumatic Stress Disorder」

・キム ソンヒョン / CHA医科学大学 美術治療大学院 教授

15:30-17:00  <国際大会プログラム> 講演とワークショップ 中国

「書道とメンタルヘルス」

・崔 勇 / 北京回龍観医院

17:00-17:30  <大会を振り返って> 大会長 渡辺 信英

※プログラムは変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。

 

【 第8回臨床美術学会大会 開催概要 】

大会長:渡辺 信英 / 東北福祉大学 大学院研究科長

大会テーマ:「 未来へのプロローグ ― 臨床美術の第二章 ― 」

主催:臨床美術学会

共催:特定非営利活動法人日本臨床美術協会、株式会社芸術造形研究所

協力:東京藝術大学

日 程:2016年10月9日(日)―10月10日(月)

会 場:東京芸術大学 美術学部中央棟
   ※一部サテライト会場へのご案内となります、あらかじめご了承ください。

【 同時開催 】

・国際臨床美術学会大会 BESETO CAT Conference

・臨床美術誕生20周年記念 パネル展示 ※美術学部中央棟 1Fホール於

 

◆学会に関するお問合せ先

臨床美術学会事務局 一般社団法人学会支援機構内

〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13 小石川アーバンビル4階

TEL:03-5981-6011 FAX:03-5981-6012 E-MAIL: clinicalart@asas.or.jp



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企業名 株式会社芸術造形研究所
代表者名 大久保 伸一
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