豊田市内の低炭素社会モデル地区「とよたecoful town」を、移動自由度を高め地域を活性化する実証実験「Ha:mo スペース」に提供

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商用訪問するビジネスパーソンに、「仕事環境支援サービス」を展開

豊田市では、このたび、市内の低炭素社会モデル地区「とよたecoful town(とよたエコフルタウン)」内にあるレストランを、トヨタ自動車株式会社が2016年11月7日（月）～12月25日（日）まで実施する、移動自由度を高めて地域を活性化することを目的とした実証実験「Ha:mo スペース」に提供します。

「とよたecoful town」とは、豊田市が展開するさまざまな環境都市としての取り組みを伝えるための拠点として誕生したモデル地区です。低炭素な暮らしや交通、産業など各分野の先端環境技術が体験できるほか、新たな産業振興の拠点としても活用されています。

一方、「Ha:mo（ハーモ）」とは、トヨタ自動車が実証運用する低炭素交通システムです。超小型電動自動車「COMS（コムス）」を使ったカーシェアリングサービス「Ha:mo RIDE（ハーモライド）」などを通じて、シームレスで快適な移動と、地域の交通課題解決をサポートする仕組みとして展開されています。「Ha:mo RIDE」は、スマートフォンアプリで車両を予約することで、乗りたい時にすぐ乗ることが可能（有料）。目的地周辺のステーション（専用駐車場）に到着後、そのまま「乗り捨て」することができます。

そして今回、トヨタ自動車が新たに開始する「Ha:mo スペース」は、このカーシェアリングサービス「Ha:mo RIDE」を活用して行われる、地域活性化実証実験です。豊田市を訪問するビジネスパーソンに、空き時間を有効活用するためのスペースや移動手段を提供することで、訪問者の市内滞在時間増加や、豊田市の活性化につながるかを検証します。

今回の「Ha:mo スペース」の展開にあたって、豊田市では、市内を訪問するビジネスパーソンに向けて、「とよたecoful town」内にあるレストラン「地産地消ハウスホガラカ」「フェイバリットカフェ in エコフルタウン」をコ・ワーキングスペースとして開放。無料で利用可能なWi-Fiを用意するなど、出張時などのサテライトオフィスとして自由に活用いただける環境をつくりました。前述の「Ha:mo RIDE」を利用いただくことで、「とよたecoful town」と訪問場所を、気軽に利用できるようになります。

豊田市では、実証実験「Ha:mo スペース」への施設提供を行い、多くのビジネスパーソンが「とよたecoful town」に足を運ぶ機会をつくることで、市の取り組みのPRにつなげたいと考えています。また、「とよたecoful town」の見学により、豊田を訪問しているビジネスパーソンに市の取り組みに対する理解を深めていただくことは、市内での商談・提案といったビジネス活動にも良い影響が及び、ひいては市の発展にもつながると期待しています。

【「Ha:mo スペース」について】

「Ha:mo スペース」とは、トヨタ自動車が2016年11月7日（月）より実施する、豊田市地域活性化実証実験の名称です。期間中は、「Ha:mo RIDE」のご利用で、豊田市内の協力店にて特典を受けることが可能。2016年11月7日（月）～12月25日（日）の実証期間中に、「Ha:mo RIDE」利用中または利用終了（来店当日分）のアプリ画面を提示すると、提携飲食店においてユーザー限定のサービスを受けることができます。

豊田市は昼間人口の多い街ですが、その多くを出張などで市外から訪れるビジネスパーソンが占めています。今回の「豊田市地域活性化実証実験」では、こうしたビジネスパーソンが、会議や商談といった目的業務の前後の時間を有効活用するための手段として、「Ha:mo スペース」を提供することで、市街地での滞在時間を増やし、豊田市の活性化を図ります。

ユーザーは、商談の前後に市内飲食店などに立ち寄ってちょっとした資料作成をするなど空き時間を有効活用したり、豊田市駅周辺まで移動し、そのまま食事を楽しんで直帰したりなど、さまざまな形で利用することが可能です。